第五章*
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バンバンッ
バンバンッ
田舎の夜の、静かな家の中に
畳を叩く音が響き渡る。
新ママと新パパ、夜中に騒がしくしても、
大丈夫だよって言ってくれて本当優しい。
NAME1「うー、何か新のと違う…。」
新「渡り手はスピードが命や。
渡ってる間に相手に取られたらあかん。」
バンバンッ
新「…何やろ。」
NAME1「くぅぅ…。」
想像よりもずっと難しい渡り手。
開始1時間弱で早くも心が折れそうになる。
渡る札同士が近ければまだしも、
遠く分けられている場合、
身体と腕の方向転換が上手くいかなくて
一瞬ぐっと溜めができるんだ。
NAME1「新の見てると簡単そうなのに。」
新「札の位置さえ明確に覚えてたら、
そう難しゅうない筈なんやけど…。
NAME1は暗記は得意やろ?」
難しく無いって…。
出来る人はサラッと言いますよね…。
あぁツラい。
NAME1「新、もう1回お手本見せて。」
ババンッ
新「こうや。」
バンバンッ
NAME1「こう?いや、違う気がする…。」
新「まだ遅いな…。」
腕を組んで難しい顔をし、うーんと唸る新。
私の膝元をしばらくじっと見て、
ハッと何かに気づいたような顔をする。
新「…重心や。」
NAME1「え、重心?」
新「膝、ちょっこし開いて座ってみて。」
NAME1「開くってこれくらい?」
新「ほうや。ほんで拳一個分下がって。」
バッバンッ
NAME1「えっ、凄いやりやすくなった!」
まだ新のには劣るけど、
さっきよりスムーズに渡れた。
新「NAME1は正座が綺麗すぎたで、
多少崩した方が左右に動きやすなるんや。」
NAME1「膝で重心移動をする訳ね。
じゃあ、下がったのは何で?」
新「視野を広うする為や。
NAME1は腕のリーチがあるで、
下がっても敵陣下段も問題ないやろ。」
確かに私腕長いけど。
長い腕のおかげで多少速い人とか
大きな男の人とも闘える訳だけど。
ご意見大変納得ですけど。
腕長いって、ちょっと気にしてるんだからね!
( 周りの女の子には何故か羨ましがられるけど…。)
新って、たまにデリカシー無い…。
目に角を立ててむくれると、
新はあたふたして
新「なんで?えっ…なんでや?」と
まるで迷子になった子供のように
収集のつかない混乱に襲われていた。
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バンバンッ
バンバンッ
田舎の夜の、静かな家の中に
畳を叩く音が響き渡る。
新ママと新パパ、夜中に騒がしくしても、
大丈夫だよって言ってくれて本当優しい。
NAME1「うー、何か新のと違う…。」
新「渡り手はスピードが命や。
渡ってる間に相手に取られたらあかん。」
バンバンッ
新「…何やろ。」
NAME1「くぅぅ…。」
想像よりもずっと難しい渡り手。
開始1時間弱で早くも心が折れそうになる。
渡る札同士が近ければまだしも、
遠く分けられている場合、
身体と腕の方向転換が上手くいかなくて
一瞬ぐっと溜めができるんだ。
NAME1「新の見てると簡単そうなのに。」
新「札の位置さえ明確に覚えてたら、
そう難しゅうない筈なんやけど…。
NAME1は暗記は得意やろ?」
難しく無いって…。
出来る人はサラッと言いますよね…。
あぁツラい。
NAME1「新、もう1回お手本見せて。」
ババンッ
新「こうや。」
バンバンッ
NAME1「こう?いや、違う気がする…。」
新「まだ遅いな…。」
腕を組んで難しい顔をし、うーんと唸る新。
私の膝元をしばらくじっと見て、
ハッと何かに気づいたような顔をする。
新「…重心や。」
NAME1「え、重心?」
新「膝、ちょっこし開いて座ってみて。」
NAME1「開くってこれくらい?」
新「ほうや。ほんで拳一個分下がって。」
バッバンッ
NAME1「えっ、凄いやりやすくなった!」
まだ新のには劣るけど、
さっきよりスムーズに渡れた。
新「NAME1は正座が綺麗すぎたで、
多少崩した方が左右に動きやすなるんや。」
NAME1「膝で重心移動をする訳ね。
じゃあ、下がったのは何で?」
新「視野を広うする為や。
NAME1は腕のリーチがあるで、
下がっても敵陣下段も問題ないやろ。」
確かに私腕長いけど。
長い腕のおかげで多少速い人とか
大きな男の人とも闘える訳だけど。
ご意見大変納得ですけど。
腕長いって、ちょっと気にしてるんだからね!
( 周りの女の子には何故か羨ましがられるけど…。)
新って、たまにデリカシー無い…。
目に角を立ててむくれると、
新はあたふたして
新「なんで?えっ…なんでや?」と
まるで迷子になった子供のように
収集のつかない混乱に襲われていた。
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