第五章*
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武器…
武器…
何がいいかな。
配置は原田先生にアドバイス貰うとして…
一字決まりだけなら
詩暢ちゃん相手にも通用した。
決まり字が長い札…友札、大山札は
もっと速く手を出せるようにしなきゃ。
でも決まり字を捉える前に飛び込むのは
お手つきのリスクがあるし。
太一に筋トレを教えて貰って
聴いてからの反応はだいぶ良くなった筈。
そうなると、
なんで動き出しの遅い詩暢ちゃんに
スピードで負けるのかやっぱそこが謎だけど、
あの子は色々不思議だから考えても仕方ない。
( 昔、笑顔で札に話しかけてるとこ見たし…。
人には視えない何かが視えてるのかもしれない…。 )
とにかく今は詩暢ちゃんの粗を探すより、
自分のスキルアップを考えよう。
…………。
あ。
ふと、悪魔的な思いつきが頭を掠めた。
NAME1「よし!新んち行こ!」
新「………はっ…?」
じっと私を見てから目をぱちくりさせ
物言いたげな眼差しを向ける新を制し、
NAME1「稽古をつけてください、師匠。」
と両手を擦り合わせて懇願する。
新「稽古って……何の…。」
NAME1「渡り手!
えっと福井行きのバスは…
うん、まだ時間あるね。
私ちょっと会場戻る!」
新「え、あ…ちょっ…。」
NAME1「用が済んだら電話するー!」
新の返事を聞くより前に
バタバタとせわしなくその場を後にした。
その足取りはいつになく軽快で、
少しだけ高さのついた踵が
固いアスファルトを気持ちよく鳴らせていた。
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武器…
武器…
何がいいかな。
配置は原田先生にアドバイス貰うとして…
一字決まりだけなら
詩暢ちゃん相手にも通用した。
決まり字が長い札…友札、大山札は
もっと速く手を出せるようにしなきゃ。
でも決まり字を捉える前に飛び込むのは
お手つきのリスクがあるし。
太一に筋トレを教えて貰って
聴いてからの反応はだいぶ良くなった筈。
そうなると、
なんで動き出しの遅い詩暢ちゃんに
スピードで負けるのかやっぱそこが謎だけど、
あの子は色々不思議だから考えても仕方ない。
( 昔、笑顔で札に話しかけてるとこ見たし…。
人には視えない何かが視えてるのかもしれない…。 )
とにかく今は詩暢ちゃんの粗を探すより、
自分のスキルアップを考えよう。
…………。
あ。
ふと、悪魔的な思いつきが頭を掠めた。
NAME1「よし!新んち行こ!」
新「………はっ…?」
じっと私を見てから目をぱちくりさせ
物言いたげな眼差しを向ける新を制し、
NAME1「稽古をつけてください、師匠。」
と両手を擦り合わせて懇願する。
新「稽古って……何の…。」
NAME1「渡り手!
えっと福井行きのバスは…
うん、まだ時間あるね。
私ちょっと会場戻る!」
新「え、あ…ちょっ…。」
NAME1「用が済んだら電話するー!」
新の返事を聞くより前に
バタバタとせわしなくその場を後にした。
その足取りはいつになく軽快で、
少しだけ高さのついた踵が
固いアスファルトを気持ちよく鳴らせていた。
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