第五章*
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” ひとはいさー… ”
” はるすぎてー… ”
” たごのうらにー… ”
” みかのはらー… ”
空札が続き無駄に気力を消費する。
《は》《た》《ひ》札は場に無いから
一音目で空札だと判断できるけど
その都度集中が削がれるようで厭わしい。
でもおかげでよく聴けて
読手の声質に耳が慣れてきた。
一字決まりがそろそろ来る筈。
半音、唇が擦る空気の音。
聴け。
” f ”
シュッ
” uくからにー… ”
敵陣一枚目。
鼓膜が捉えたF音。
「…うそやろ、クイーンの陣から
一字決まり抜いたで…!」
「さっきから、クイーン相手に
よう食らいつく思うとったけど…」
「あの子もしかして、金沢の決勝で一枚も
取らせんかったてゆうNAME2て子ちゃう…?」
まわりがざわついても耳には入らない。
聴こえるのは読手の声と息だけ。
NAME1「《ゆふ》送ります。」
送り札は一字決まりになった《ゆ(ふ)》。
絶対取りに行くよ。
” ちg ”
バッ
” iりおきしー… ”
2枚差。
決まり字がどんどん変わって
得意札が増えていく。
” わt ”
パッ
” aのはら や ”
自陣大山札《わたのはら や》守った。
私はこの札を、勝手に新と繋げてる。
《わた(のはら)や》《綿谷》だから。
” あま ” ヒュ…
” のはらー… ”
” す ” バンッ
” みのえのー… ”
” はるのよのー… ”
” ---------- ”
” ---------- ”
” -------- ”
……………
………
……
敵陣8枚、自陣11枚。
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” ひとはいさー… ”
” はるすぎてー… ”
” たごのうらにー… ”
” みかのはらー… ”
空札が続き無駄に気力を消費する。
《は》《た》《ひ》札は場に無いから
一音目で空札だと判断できるけど
その都度集中が削がれるようで厭わしい。
でもおかげでよく聴けて
読手の声質に耳が慣れてきた。
一字決まりがそろそろ来る筈。
半音、唇が擦る空気の音。
聴け。
” f ”
シュッ
” uくからにー… ”
敵陣一枚目。
鼓膜が捉えたF音。
「…うそやろ、クイーンの陣から
一字決まり抜いたで…!」
「さっきから、クイーン相手に
よう食らいつく思うとったけど…」
「あの子もしかして、金沢の決勝で一枚も
取らせんかったてゆうNAME2て子ちゃう…?」
まわりがざわついても耳には入らない。
聴こえるのは読手の声と息だけ。
NAME1「《ゆふ》送ります。」
送り札は一字決まりになった《ゆ(ふ)》。
絶対取りに行くよ。
” ちg ”
バッ
” iりおきしー… ”
2枚差。
決まり字がどんどん変わって
得意札が増えていく。
” わt ”
パッ
” aのはら や ”
自陣大山札《わたのはら や》守った。
私はこの札を、勝手に新と繋げてる。
《わた(のはら)や》《綿谷》だから。
” あま ” ヒュ…
” のはらー… ”
” す ” バンッ
” みのえのー… ”
” はるのよのー… ”
” ---------- ”
” ---------- ”
” -------- ”
……………
………
……
敵陣8枚、自陣11枚。
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