第五章*
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” みち ” ヒュ…
” わがそ ” シュ…
やっぱり速い。
詩暢ちゃんは決まり字まで動いてないのに。
守り固くて敵陣抜けない。
しかも私の持ち札悪い…!
得意の一字決まりが1枚も無い。
詩暢ちゃんの陣には4枚あるけど
さすが詩暢ちゃん、
私が一字決まり得意なの知ってて
私から一番遠い敵陣右下段に固めてる。
抜かりないな…。
でも、
わざわざ私用の配置にしてるってことは
それだけ警戒してくれてるってこと。
認めてくれてるんだ。
NAME1「ありがと、詩暢ちゃん。」
詩暢「…今は試合中や。」
そう素っ気なくしつつも微笑んでくれる。
《こころに》は詠まれて
《こころあ》はまだ詠まれてないけど空札。
《ちぎりき》が詠まれたから
《ちぎりお》は《ちぎ》で取る。
《お》札はまだ出てないから慌てない。
敵陣大山札《きみがため は》は攻める。
《なげけ》は取ったから
《なげ》で《なげき》取る。
《もも》が《も》
《なにはえ》が《なには》
《いまこ》が《いま》
《あまの》が《あま》
《わたのはら や》が《わた》
《ゆふ》が《ゆ》
決まり字変化しっかり確認して…。
自陣は取れてる。
敵陣もめげずに攻めよう。
” あさぼ ” シュシュッ
” らけ う ” ヒュ…
……っ。
自陣の大山札を抜かれた。
敵陣《あさぼらけ あ》を攻めてすぐ戻ったのに。
囲い手で守るべきだった。
詩暢ちゃんの手は札の上に
瞬間移動でもするようにひらりと現れるんだ。
現在、詩暢ちゃん18枚、私22枚の4枚差。
まだ4枚。
焦るな。
集中。
繋がれ。
読手さんの声に。
繋がれ。
耳から腕へ。
繋がれ。
腕から指先へ、札へ。
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” みち ” ヒュ…
” わがそ ” シュ…
やっぱり速い。
詩暢ちゃんは決まり字まで動いてないのに。
守り固くて敵陣抜けない。
しかも私の持ち札悪い…!
得意の一字決まりが1枚も無い。
詩暢ちゃんの陣には4枚あるけど
さすが詩暢ちゃん、
私が一字決まり得意なの知ってて
私から一番遠い敵陣右下段に固めてる。
抜かりないな…。
でも、
わざわざ私用の配置にしてるってことは
それだけ警戒してくれてるってこと。
認めてくれてるんだ。
NAME1「ありがと、詩暢ちゃん。」
詩暢「…今は試合中や。」
そう素っ気なくしつつも微笑んでくれる。
《こころに》は詠まれて
《こころあ》はまだ詠まれてないけど空札。
《ちぎりき》が詠まれたから
《ちぎりお》は《ちぎ》で取る。
《お》札はまだ出てないから慌てない。
敵陣大山札《きみがため は》は攻める。
《なげけ》は取ったから
《なげ》で《なげき》取る。
《もも》が《も》
《なにはえ》が《なには》
《いまこ》が《いま》
《あまの》が《あま》
《わたのはら や》が《わた》
《ゆふ》が《ゆ》
決まり字変化しっかり確認して…。
自陣は取れてる。
敵陣もめげずに攻めよう。
” あさぼ ” シュシュッ
” らけ う ” ヒュ…
……っ。
自陣の大山札を抜かれた。
敵陣《あさぼらけ あ》を攻めてすぐ戻ったのに。
囲い手で守るべきだった。
詩暢ちゃんの手は札の上に
瞬間移動でもするようにひらりと現れるんだ。
現在、詩暢ちゃん18枚、私22枚の4枚差。
まだ4枚。
焦るな。
集中。
繋がれ。
読手さんの声に。
繋がれ。
耳から腕へ。
繋がれ。
腕から指先へ、札へ。
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