第四章*
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村尾「…今日おまえんち誰もえんぞ。
父ちゃんと母ちゃん、
花祭りで朝まで飲み明かす言うてたで。」
何を想像してるのか、
ニヤニヤと顔を歪ませて肘で俺を突く村尾さん。
…誰もえんて…
NAME1を家にあげるのはまずい気が…。
しかも夜に。
ほやけどNAME1は他に行くとこ無いで
今更やっぱ泊めれんとか言えんやろ…。
村尾さんがガッツポーズを決めて
キラキラと期待の目で俺を見てくる。
はぁ、違うんよ、違うんよ、
いや、違わんのか、ん、違わんのか?
葛藤と言うか、理性と言うか、
よく分からん気持ちがグルグルする。
もし俺が気持ちを抑えきれんで、
仲が崩れてもたら
NAME1は太一や千早を思て泣くやろう。
自分を責めて、潰れてまうかもしれん。
ほんな風にできんよ…。
隠して、耐えて、いつか何にも気にせんで
ただの友達でいられる日が来ればほれでいい。
……ほんな日、来るやろうか。
ずっと考えてたら、
NAME1の話に空返事になってもた。
あかん、
NAME1があからさまにしょんぼりしてる。
新「ふ、風呂。そら先入り。
…タオルと着替え持ってくるで。」
NAME1、絶対変に思うてる。
しっかりせんと俺。
NAME1が風呂出たと思うたら、
またメガネ忘れた言うで
おぶって部屋まで連れてった。
理性を頼りに心臓を落ち着かせ
俺もシャワーを浴びて気分転換。
部屋に戻ると、
だぶついた俺のスウェットを着て
いつもより小そう見えるNAME1に
また胸の奥がざわつき始めた。
新「そこ使っていいで、はよ寝や。」
口を開くで精一杯で、早う離れなと思うた。
踵を返し部屋を出ようとした時、
背中にドンとぶつかる何かを感じ
NAME1「やだ。一緒に寝る。
新、最近おかしい。私のこと嫌なの?
やっぱり来たの迷惑だったの?」
NAME1も変やが…。
新「嫌な訳ない。迷惑な訳ない…。」
頭がぼぅっとして、気づいたら抱きしめてた。
NAME1「嫌じゃないなら、一緒にいてよ。」
なぁNAME1。
期待してまうよ。
堪えきれんよ。
細い腕で俺を抱きしめるNAME1が
愛しゅうて、
理性が飛びそうになるのを必死に抑えた。
NAME1、
俺、NAME1が好きや。
まだ伝えられん深い気持ちを
心の中でぐっと噛み締める。
凛とした深夜の静けさが
まるで水の中にいるような息苦しさに似てー…。
- 新side - end.
《 第四章 〜完〜 》
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村尾「…今日おまえんち誰もえんぞ。
父ちゃんと母ちゃん、
花祭りで朝まで飲み明かす言うてたで。」
何を想像してるのか、
ニヤニヤと顔を歪ませて肘で俺を突く村尾さん。
…誰もえんて…
NAME1を家にあげるのはまずい気が…。
しかも夜に。
ほやけどNAME1は他に行くとこ無いで
今更やっぱ泊めれんとか言えんやろ…。
村尾さんがガッツポーズを決めて
キラキラと期待の目で俺を見てくる。
はぁ、違うんよ、違うんよ、
いや、違わんのか、ん、違わんのか?
葛藤と言うか、理性と言うか、
よく分からん気持ちがグルグルする。
もし俺が気持ちを抑えきれんで、
仲が崩れてもたら
NAME1は太一や千早を思て泣くやろう。
自分を責めて、潰れてまうかもしれん。
ほんな風にできんよ…。
隠して、耐えて、いつか何にも気にせんで
ただの友達でいられる日が来ればほれでいい。
……ほんな日、来るやろうか。
ずっと考えてたら、
NAME1の話に空返事になってもた。
あかん、
NAME1があからさまにしょんぼりしてる。
新「ふ、風呂。そら先入り。
…タオルと着替え持ってくるで。」
NAME1、絶対変に思うてる。
しっかりせんと俺。
NAME1が風呂出たと思うたら、
またメガネ忘れた言うで
おぶって部屋まで連れてった。
理性を頼りに心臓を落ち着かせ
俺もシャワーを浴びて気分転換。
部屋に戻ると、
だぶついた俺のスウェットを着て
いつもより小そう見えるNAME1に
また胸の奥がざわつき始めた。
新「そこ使っていいで、はよ寝や。」
口を開くで精一杯で、早う離れなと思うた。
踵を返し部屋を出ようとした時、
背中にドンとぶつかる何かを感じ
NAME1「やだ。一緒に寝る。
新、最近おかしい。私のこと嫌なの?
やっぱり来たの迷惑だったの?」
NAME1も変やが…。
新「嫌な訳ない。迷惑な訳ない…。」
頭がぼぅっとして、気づいたら抱きしめてた。
NAME1「嫌じゃないなら、一緒にいてよ。」
なぁNAME1。
期待してまうよ。
堪えきれんよ。
細い腕で俺を抱きしめるNAME1が
愛しゅうて、
理性が飛びそうになるのを必死に抑えた。
NAME1、
俺、NAME1が好きや。
まだ伝えられん深い気持ちを
心の中でぐっと噛み締める。
凛とした深夜の静けさが
まるで水の中にいるような息苦しさに似てー…。
- 新side - end.
《 第四章 〜完〜 》
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