第四章*
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強い奴と闘いたい。
ほんな意味ではNAME1と闘いたい。
ほやけど今のNAME1を見ると心配になる。
全然楽しそうでないで。
さっきから一枚も取らしてえん。
相手は手も足も出んで唖然としてる。
A級の決勝でこんな独壇場
見たことないで凄いのは確かや。
ほやけど、
これはNAME1のかるたでない。
” ---- ” シュッ
” -------- ” パッ
” --- ” ヒュッ
NAME1「ありがとうございました。」
相手「あ…ありがとう…ございました…。」
結局一枚も取らせんで勝ってもた。
力なく青ざめてる相手が不憫に思える。
これはトラウマやろうな。
「…やばない?あの子…高校生やろ…。」
「相手の人も弱いわけでないのに…。」
「公開処刑ってヤツだ…。」
不穏な空気がどよどよと流れた。
ざわめくギャラリーをよそに、
すぐ表彰式が始まる。
NAME1はまだ自分の世界にいるみたいや。
たった二つ隣にいる俺にも気づかん。
「第3位、綿谷新五段。」
「準優勝、---------------。」
「優勝、NAME2NAME1五段。」
NAME1の様子がおかしい。
上半身がゆらゆらと振れてる。
体調悪いんやろうか。
心配で様子を伺うてたら
突然NAME1が視界から消えた。
倒れたんや。
新「NAME1!」
慌てて駆け寄り抱き抱える。
運営の人が車を回してくれて、
近くの救急病院に連れて行ってもらった。
胸の奥が掴まれるように苦しい。
病院までのたったの5分が酷く長う感じた。
検査の結果は悪のうて、
医者はただの疲労やと言う。
なんも無うてよかった。
フッと肩の力が抜けて頬が緩んだ。
優勝か…凄いな。
ようがんばったな。
静まり返る夜の病室で、朧月がひっそりと
NAME1の白い肌を浮かばせていた。
- 新side - end.
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強い奴と闘いたい。
ほんな意味ではNAME1と闘いたい。
ほやけど今のNAME1を見ると心配になる。
全然楽しそうでないで。
さっきから一枚も取らしてえん。
相手は手も足も出んで唖然としてる。
A級の決勝でこんな独壇場
見たことないで凄いのは確かや。
ほやけど、
これはNAME1のかるたでない。
” ---- ” シュッ
” -------- ” パッ
” --- ” ヒュッ
NAME1「ありがとうございました。」
相手「あ…ありがとう…ございました…。」
結局一枚も取らせんで勝ってもた。
力なく青ざめてる相手が不憫に思える。
これはトラウマやろうな。
「…やばない?あの子…高校生やろ…。」
「相手の人も弱いわけでないのに…。」
「公開処刑ってヤツだ…。」
不穏な空気がどよどよと流れた。
ざわめくギャラリーをよそに、
すぐ表彰式が始まる。
NAME1はまだ自分の世界にいるみたいや。
たった二つ隣にいる俺にも気づかん。
「第3位、綿谷新五段。」
「準優勝、---------------。」
「優勝、NAME2NAME1五段。」
NAME1の様子がおかしい。
上半身がゆらゆらと振れてる。
体調悪いんやろうか。
心配で様子を伺うてたら
突然NAME1が視界から消えた。
倒れたんや。
新「NAME1!」
慌てて駆け寄り抱き抱える。
運営の人が車を回してくれて、
近くの救急病院に連れて行ってもらった。
胸の奥が掴まれるように苦しい。
病院までのたったの5分が酷く長う感じた。
検査の結果は悪のうて、
医者はただの疲労やと言う。
なんも無うてよかった。
フッと肩の力が抜けて頬が緩んだ。
優勝か…凄いな。
ようがんばったな。
静まり返る夜の病室で、朧月がひっそりと
NAME1の白い肌を浮かばせていた。
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