第四章*
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あ…
この優しくて安心する匂いは、新だ。
新「NAME1…?」
目を大きく見開いた新の顔が目に入る。
薄暗い部屋に白い天井。
あれ、ここどこ?
新「近くの救急病院や。
表彰式の途中で倒れたで。」
NAME1「……なんか急に眠くなって…
大勢の前で…恥ずかしい…。」
目を細めて微笑む新。
新も疲れてる筈なのに、
ずっと着いててくれたんだ。
NAME1「新?」
新「なんや?」
NAME1「決勝、見てた?」
新「見てたよ。」
NAME1「…私、あんまり覚えてなくて。」
じっと見つめて感想を求めると
新「…うん。…怖かった。」
NAME1「えっ怖かったって!?」
新「一枚も取らせんで25枚差や。」
…えっ…と…。
決勝…だよね?
A級だよね…?
25枚差?…え、私が…?
どうやって…?
相手弱かったの?
なんで…?
記憶が無いばっかりに、
色々な疑問が脳内を旋回する。
新「物凄い集中やったよ。
あんなNAME1は初めて見た。」
なんとなく思い出す。
試合が始まる前の感覚。
エアコンの音、畳の擦れる音、相手の息づかい、
不必要なノイズが全て排除されて
すぐ耳元で読手さんの声がする感じ。
新「ほやけど全然楽しそうでなかった。」
陰りのある顔で吐き出すように言う。
うん、なんとなく、楽しんだ気はしない。
決勝で新と闘うつもりだったのに
相手が新じゃなかったから…?
それとも、
楽しむより先に、新を負かした相手を
けちょんけちょんにしたかったのかな。
今となっては分からない。
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あ…
この優しくて安心する匂いは、新だ。
新「NAME1…?」
目を大きく見開いた新の顔が目に入る。
薄暗い部屋に白い天井。
あれ、ここどこ?
新「近くの救急病院や。
表彰式の途中で倒れたで。」
NAME1「……なんか急に眠くなって…
大勢の前で…恥ずかしい…。」
目を細めて微笑む新。
新も疲れてる筈なのに、
ずっと着いててくれたんだ。
NAME1「新?」
新「なんや?」
NAME1「決勝、見てた?」
新「見てたよ。」
NAME1「…私、あんまり覚えてなくて。」
じっと見つめて感想を求めると
新「…うん。…怖かった。」
NAME1「えっ怖かったって!?」
新「一枚も取らせんで25枚差や。」
…えっ…と…。
決勝…だよね?
A級だよね…?
25枚差?…え、私が…?
どうやって…?
相手弱かったの?
なんで…?
記憶が無いばっかりに、
色々な疑問が脳内を旋回する。
新「物凄い集中やったよ。
あんなNAME1は初めて見た。」
なんとなく思い出す。
試合が始まる前の感覚。
エアコンの音、畳の擦れる音、相手の息づかい、
不必要なノイズが全て排除されて
すぐ耳元で読手さんの声がする感じ。
新「ほやけど全然楽しそうでなかった。」
陰りのある顔で吐き出すように言う。
うん、なんとなく、楽しんだ気はしない。
決勝で新と闘うつもりだったのに
相手が新じゃなかったから…?
それとも、
楽しむより先に、新を負かした相手を
けちょんけちょんにしたかったのかな。
今となっては分からない。
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