第四章*
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はぁ…っ、はぁ…っ、
現在、敵陣9枚 自陣15枚
6枚も差をつけられた。
《む》《おも》《はなの》《こぬ》《もも》
《あまの》《この》《たま》《しの》《も(ろ)》
私よりも速く相手が反応したのは
決まり字がm音とn音の札だと気づいた。
mとnの聞き分けは難しくて、
私は半音では飛び出しにくい。
この相手は聞き分けられて、
それを得意としてるんだ。
焦るなと言い聞かせても焦る。
集中したくても大声で切らされる。
気が急いてお手つきをしてしまうし、
聞けても手が遅れて抜かれる。
本当にやりにくい…。
m音とn音はもう敵陣にも自陣にもない。
でもペースを崩された。
集中もさせてくれない。
それは私の武器である《感じ》と《落ち着き》
が活かせないことを意味している。
偵察隊のお仲間さんが分析したのか…。
長所から崩してくるなんて。
こうゆう出し切れない試合が一番嫌!
一度立って深呼吸をする。
腰を鳴らせてほぐす。
少しだけ身体の強ばりが和らいだ。
” -------------- ”
男「せいやっ!」バシンッ
…ブチッ
…もう怒った。
NAME1「大声はマナー違反ですよね?
辞めてください。次出したら協議にかけます。」
言ってやったぞ。
ここからは集中させてもらうから。
借りは返さなきゃね?
苦い色のある満面の笑みで相手を見据えると
ばつが悪そうに目を背けた。
お腹からどす黒いものが溢れ出てくる。
久々にイライラさせられたわ!
覚悟しなさいよ!
この巨漢!ゴリラ!
心の中でたっぷりと罵倒してから
意識を耳に集中させた。
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はぁ…っ、はぁ…っ、
現在、敵陣9枚 自陣15枚
6枚も差をつけられた。
《む》《おも》《はなの》《こぬ》《もも》
《あまの》《この》《たま》《しの》《も(ろ)》
私よりも速く相手が反応したのは
決まり字がm音とn音の札だと気づいた。
mとnの聞き分けは難しくて、
私は半音では飛び出しにくい。
この相手は聞き分けられて、
それを得意としてるんだ。
焦るなと言い聞かせても焦る。
集中したくても大声で切らされる。
気が急いてお手つきをしてしまうし、
聞けても手が遅れて抜かれる。
本当にやりにくい…。
m音とn音はもう敵陣にも自陣にもない。
でもペースを崩された。
集中もさせてくれない。
それは私の武器である《感じ》と《落ち着き》
が活かせないことを意味している。
偵察隊のお仲間さんが分析したのか…。
長所から崩してくるなんて。
こうゆう出し切れない試合が一番嫌!
一度立って深呼吸をする。
腰を鳴らせてほぐす。
少しだけ身体の強ばりが和らいだ。
” -------------- ”
男「せいやっ!」バシンッ
…ブチッ
…もう怒った。
NAME1「大声はマナー違反ですよね?
辞めてください。次出したら協議にかけます。」
言ってやったぞ。
ここからは集中させてもらうから。
借りは返さなきゃね?
苦い色のある満面の笑みで相手を見据えると
ばつが悪そうに目を背けた。
お腹からどす黒いものが溢れ出てくる。
久々にイライラさせられたわ!
覚悟しなさいよ!
この巨漢!ゴリラ!
心の中でたっぷりと罵倒してから
意識を耳に集中させた。
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