第四章*
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” し ”
ババッ
” らつゆに ”
え……
二字決まりの ” しの ” と ” しら ” を
私の耳が捉える前に払われ唖然とする。
渡り手だ。
にやりと薄ら笑いを浮かべ
私を見る相手に、ぞくりと身震いした。
息を呑み、更に神経を研ぎ澄ませる。
” さ ”
パッ
” びしさに ”
よし、一字決まりは絶対に死守!
” こころn ”
シュッ
” iも あらでうきよにー…
連取!このまま流れを掴みたい…
” ひと ”
ババッ
” はいさー… ”
やられた。…また渡り手…!
ふと新のかるたが脳裏をよぎる。
…ダメだ。集中。
この人は新じゃない。
大体、新にだって勝てる時あるもん!
汗を拭って、焦立ち力の入った肩をほぐす。
大丈夫、勝てない相手じゃない。
ふーっと深く息を吐き、新鮮な空気を取り込んだ。
” わがい ”
バッ
” ------------- ”
バンッ
” --------- ”
シュッ
” --------- ”
ババンッ
もう雑音さえも耳に入らない。
読手の声帯から、私の鼓膜へ。
それだけが届くように、
唇の動きさえも捉える耳に。
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” し ”
ババッ
” らつゆに ”
え……
二字決まりの ” しの ” と ” しら ” を
私の耳が捉える前に払われ唖然とする。
渡り手だ。
にやりと薄ら笑いを浮かべ
私を見る相手に、ぞくりと身震いした。
息を呑み、更に神経を研ぎ澄ませる。
” さ ”
パッ
” びしさに ”
よし、一字決まりは絶対に死守!
” こころn ”
シュッ
” iも あらでうきよにー…
連取!このまま流れを掴みたい…
” ひと ”
ババッ
” はいさー… ”
やられた。…また渡り手…!
ふと新のかるたが脳裏をよぎる。
…ダメだ。集中。
この人は新じゃない。
大体、新にだって勝てる時あるもん!
汗を拭って、焦立ち力の入った肩をほぐす。
大丈夫、勝てない相手じゃない。
ふーっと深く息を吐き、新鮮な空気を取り込んだ。
” わがい ”
バッ
” ------------- ”
バンッ
” --------- ”
シュッ
” --------- ”
ババンッ
もう雑音さえも耳に入らない。
読手の声帯から、私の鼓膜へ。
それだけが届くように、
唇の動きさえも捉える耳に。
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