第四章＊
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「「ありがとうございました。」」
一回戦 12枚差
二回戦 16枚差
三回戦 13枚差
「あの綺麗な人めっちゃ強い…。」
「さっきから上がるの一番早いよね。」
「綺麗で強いって素敵！」
よし、調子いい。
腕立て伏せの効果が早速出てる。
前よりも、
音を拾ってからの反応が早くなった。
この大会はトーナメントで
A級の参加人数は64人。
勝ち上がれば決勝を含め６試合だから
あと３試合で優勝。
新「NAME1。」
控室で新に声をかけられた。
NAME1「あ、新。」
新も勝ち進んでる…よかった。
ただ隣に座って、互いに口をつぐむ。
終わるまでは、無駄な話はしない。
私と新の暗黙のルール。
こてん、と新の肩を借りて頭を休ませると
すーっと無駄な力が抜けていく。
私は新が近くにいると、不思議だけど
120%の力を発揮できる気がするんだ。
第四回戦
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり
いまをはるべと さくやこのはな ”
この人知ってる。
前に女流選手権で３位入賞した人だ。
流石に手強いかも。
” いまをはるべと さくやこのはな ”
みんな一斉に腰を浮かせ重心を前に傾ける。
ピリピリとした空気が頬に刺さった。
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「「ありがとうございました。」」
一回戦 12枚差
二回戦 16枚差
三回戦 13枚差
「あの綺麗な人めっちゃ強い…。」
「さっきから上がるの一番早いよね。」
「綺麗で強いって素敵！」
よし、調子いい。
腕立て伏せの効果が早速出てる。
前よりも、
音を拾ってからの反応が早くなった。
この大会はトーナメントで
A級の参加人数は64人。
勝ち上がれば決勝を含め６試合だから
あと３試合で優勝。
新「NAME1。」
控室で新に声をかけられた。
NAME1「あ、新。」
新も勝ち進んでる…よかった。
ただ隣に座って、互いに口をつぐむ。
終わるまでは、無駄な話はしない。
私と新の暗黙のルール。
こてん、と新の肩を借りて頭を休ませると
すーっと無駄な力が抜けていく。
私は新が近くにいると、不思議だけど
120%の力を発揮できる気がするんだ。
第四回戦
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり
いまをはるべと さくやこのはな ”
この人知ってる。
前に女流選手権で３位入賞した人だ。
流石に手強いかも。
” いまをはるべと さくやこのはな ”
みんな一斉に腰を浮かせ重心を前に傾ける。
ピリピリとした空気が頬に刺さった。
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