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東京に帰ってきて、

入学から二回目の登校。

一日目は途中からサボり、

二日目の昨日は休んでしまい、

クラスはもう仲良しグループで割れてて

既に馴染めなくなっていた。

でも、いいんだ。

どうせ遊んでる場合じゃない。

少し鈍ったかるたの感覚を

早く取り戻さなくちゃいけない。

今年こそは、クイーンに。




下校のチャイムが鳴り

誰よりも早く廊下へ飛び出した。




窓越しに差し込む日差しが

大気中の塵に反射してキラキラと光る。






ガラッ




1年2組のドアを勢いよく開けて、






NAME1「ちーはーやー！」





空気を震わす程に響く大声で叫ぶ。


教室中がどよめき注目を浴びても

私の視点が捉えたのはただ一人だった。










千早「……NAME1…っ！」




千早はガタッと音を立てて立ち上がると

満面の笑みを浮かべてこちらへ駆け寄って、






NAME1・千早「「…かるたしよう！」」








二人して涙を浮かべ頬を染めて笑い合い、

言葉はなくとも一瞬で

あの頃の関係がふわりと蘇った。




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