第十三章*
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10月某日 吉野会大会
重たい鉛色の曇。
ひんやりとした空気がそよぐ、
そんないつ泣き出してもおかしくないような空に
何とか夜まで持ち堪えてくれるよう祈った。
今日は新も出てる。
2回戦までお互い順調だ。
今日までに何とか “ 感じ ” を取り戻したかったけど
それは叶わなかった。
でも枚数差がついてない(=試合時間が長い)
割にはそこまで疲弊していない。
体力もだいぶついたみたいだ。
概ね悪くない。
原田「NAME1ちゃん残ってるね!よしよし。」
NAME1「お疲れ様です。」
原田「おお!まつげくん!」
3回戦目からはB級もA級と同じ大広間での試合。
太一がここに来たってことは勝ち上がってるんだ。
太一「原田先生、どうですか?」
原田「もちろん勝ってるよ。
今日は本腰入ってるからね。
吉野会大会は名人戦を見据えた
A級の有力選手たちが軒並み参加してくる。
関西や九州からもやって来るんだ。
実力を測るいい機会だよ。」
恐らく3回戦目からは余裕がない戦いになる。
目に入る殺気立った猛者たちに改めて気構えた。
原田「栗山くん!」
栗山「原田くん!」
栗山先生と新を先頭に
南雲会の面々が堂々と列を生して現れる。
原田「久しぶりじゃないかー!」
栗山「膝痛めてもてのー。
でも今回は南雲会からまとまった人数出場するで
責任者としてのー。」
原田「膝なんか治して
またかるたしようじゃないか!」
栗山「ほんとや、ほんとや!」
原田先生忙しい人だな…。
私・太一・新の3人をつき倒す勢いで
おじさん2人が盛り上がり始めた。
新「原田先生と栗山先生、
若い頃からライバルなんやって。」
太一「栗山先生?」
NAME1「南雲会の会長だよ。」
太一「へえ。」
今日…村尾さんが来てない。
もうすぐ予選なのに参加してないなんて
どうしたんだろう。
心做しか新が寂しそうに見える。
疑問が舞ったけど、試合前の大切な時間に
お互い気持ちを崩す訳にはいかなかった。
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10月某日 吉野会大会
重たい鉛色の曇。
ひんやりとした空気がそよぐ、
そんないつ泣き出してもおかしくないような空に
何とか夜まで持ち堪えてくれるよう祈った。
今日は新も出てる。
2回戦までお互い順調だ。
今日までに何とか “ 感じ ” を取り戻したかったけど
それは叶わなかった。
でも枚数差がついてない(=試合時間が長い)
割にはそこまで疲弊していない。
体力もだいぶついたみたいだ。
概ね悪くない。
原田「NAME1ちゃん残ってるね!よしよし。」
NAME1「お疲れ様です。」
原田「おお!まつげくん!」
3回戦目からはB級もA級と同じ大広間での試合。
太一がここに来たってことは勝ち上がってるんだ。
太一「原田先生、どうですか?」
原田「もちろん勝ってるよ。
今日は本腰入ってるからね。
吉野会大会は名人戦を見据えた
A級の有力選手たちが軒並み参加してくる。
関西や九州からもやって来るんだ。
実力を測るいい機会だよ。」
恐らく3回戦目からは余裕がない戦いになる。
目に入る殺気立った猛者たちに改めて気構えた。
原田「栗山くん!」
栗山「原田くん!」
栗山先生と新を先頭に
南雲会の面々が堂々と列を生して現れる。
原田「久しぶりじゃないかー!」
栗山「膝痛めてもてのー。
でも今回は南雲会からまとまった人数出場するで
責任者としてのー。」
原田「膝なんか治して
またかるたしようじゃないか!」
栗山「ほんとや、ほんとや!」
原田先生忙しい人だな…。
私・太一・新の3人をつき倒す勢いで
おじさん2人が盛り上がり始めた。
新「原田先生と栗山先生、
若い頃からライバルなんやって。」
太一「栗山先生?」
NAME1「南雲会の会長だよ。」
太一「へえ。」
今日…村尾さんが来てない。
もうすぐ予選なのに参加してないなんて
どうしたんだろう。
心做しか新が寂しそうに見える。
疑問が舞ったけど、試合前の大切な時間に
お互い気持ちを崩す訳にはいかなかった。
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