第十二章*
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予感が…
的中してしまった…。
千早「えっ、今どうなってんの?!
ねえ、教えて、ねえ!」
千早はD級だけを見ていたようで混乱している。
ごめん、千早、
今は言葉を返せそうにない。
埼玉大会、B級決勝
太一 vs 肉まんくん
現在まさかの運命戦に突入ー…。
見ているこっちが悔しい。
ずっと努力してきたのを知っているからこそ…。
運命戦は、双方の陣に1枚ずつある状態。
その名の通り〈 どちらが先に詠まれるか 〉という
運命に委ねられるものだ。
運命戦では自陣を守るのが絶対のセオリー。
一文字目から囲いに入る。
最後の最後で運任せなんてー…。
太一の陣に “ せ ” 、
肉まんくんの陣に “ あし ” 。
まだ詠まれてない空札は
あまの、ありま、つき、きり、もも、わがそ…
あと6枚だ。
膝に置く拳に汗を握る。
どっちだ…どっちが出る?!
“ あ ” ヒュッ…
“ まの ” フッ…
“ はらー ”
…?!
太一攻めた?!
“ あ ” で肉まんくんの陣の “ あし ” 狙ってった。
太一、運命戦で敵陣抜く気なの?
…確かに、私の知る限り
運命戦で太一の陣が詠まれたことは無い。
机くんの分析でも太一の運の無さは出てた。
だけど…だからって…そんな無謀な…。
でもそれなら
瞬時に取れる一字決まりの “ せ ” の方が有利だし
まだ一字決まりになっていない “ あし ” には
ほんの少しだけ、滑り込む余地はあるかもしれない。
肉まんくんは、残りの札を把握してるだろうか。
多分、太一はちゃんと分かってる。
太一、
太一は今、何を思ってる?
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予感が…
的中してしまった…。
千早「えっ、今どうなってんの?!
ねえ、教えて、ねえ!」
千早はD級だけを見ていたようで混乱している。
ごめん、千早、
今は言葉を返せそうにない。
埼玉大会、B級決勝
太一 vs 肉まんくん
現在まさかの運命戦に突入ー…。
見ているこっちが悔しい。
ずっと努力してきたのを知っているからこそ…。
運命戦は、双方の陣に1枚ずつある状態。
その名の通り〈 どちらが先に詠まれるか 〉という
運命に委ねられるものだ。
運命戦では自陣を守るのが絶対のセオリー。
一文字目から囲いに入る。
最後の最後で運任せなんてー…。
太一の陣に “ せ ” 、
肉まんくんの陣に “ あし ” 。
まだ詠まれてない空札は
あまの、ありま、つき、きり、もも、わがそ…
あと6枚だ。
膝に置く拳に汗を握る。
どっちだ…どっちが出る?!
“ あ ” ヒュッ…
“ まの ” フッ…
“ はらー ”
…?!
太一攻めた?!
“ あ ” で肉まんくんの陣の “ あし ” 狙ってった。
太一、運命戦で敵陣抜く気なの?
…確かに、私の知る限り
運命戦で太一の陣が詠まれたことは無い。
机くんの分析でも太一の運の無さは出てた。
だけど…だからって…そんな無謀な…。
でもそれなら
瞬時に取れる一字決まりの “ せ ” の方が有利だし
まだ一字決まりになっていない “ あし ” には
ほんの少しだけ、滑り込む余地はあるかもしれない。
肉まんくんは、残りの札を把握してるだろうか。
多分、太一はちゃんと分かってる。
太一、
太一は今、何を思ってる?
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