第十二章*
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広い空に秋の静かな雲が流れゆく。
何が足りなかったんだろう。
新「いい試合やったよ。」
それは分かってるの。
今の自分の全てを出せた。
今できるベストを尽くした。
だけど足りない。
届かない。
耳のせいにしちゃいけないんだ。
だって私の持つ、いや、持っていた “ 感じ ” は
誰もが手に入れるものじゃない。
それでも私より強い人がいるのは事実。
耳以外でも足りてないものがまだある。
そうゆうことでしょ?
だけど、
〈 私の “ 感じ ” が戻ったら
もっともっと強い筈なのにー… 〉
そう思う気持ちも確かにあって。
なんとなく切り替えきれていない自分がいる。
それが焦りとか不安とか、無意識に
後ろ向きの考えになってるんだろうな。
“ 感じ ” が戻ればどれだけ心にゆとりが生まれるか
…言うまでもない。
村尾さん相手に2枚差まで詰めたのに。
中盤は私の方が優勢だったのに。
気持ちの上で私と何が違ったかといえば
きっと冷静さだったんだと思う。
村尾さん…怖いくらいに落ち着いてた。
私の取り柄もかつては
“ 落ち着いたかるた ” だった筈なのに
上を目指そうとすればする程
自信を無くしその長所を欠いていった。
敗因はきっとそれだ。
私の “ 自信 ” は
ずば抜けた絶対の “ 感じ ” だったから。
新「どしたんや?」
言葉を発しない私を新が気遣う。
NAME1「ううん。」
落ち込んでる訳じゃないんだ。
これは前へ進む為の反省。
今日のところは
今のレベルを知れただけでも大収穫かな。
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広い空に秋の静かな雲が流れゆく。
何が足りなかったんだろう。
新「いい試合やったよ。」
それは分かってるの。
今の自分の全てを出せた。
今できるベストを尽くした。
だけど足りない。
届かない。
耳のせいにしちゃいけないんだ。
だって私の持つ、いや、持っていた “ 感じ ” は
誰もが手に入れるものじゃない。
それでも私より強い人がいるのは事実。
耳以外でも足りてないものがまだある。
そうゆうことでしょ?
だけど、
〈 私の “ 感じ ” が戻ったら
もっともっと強い筈なのにー… 〉
そう思う気持ちも確かにあって。
なんとなく切り替えきれていない自分がいる。
それが焦りとか不安とか、無意識に
後ろ向きの考えになってるんだろうな。
“ 感じ ” が戻ればどれだけ心にゆとりが生まれるか
…言うまでもない。
村尾さん相手に2枚差まで詰めたのに。
中盤は私の方が優勢だったのに。
気持ちの上で私と何が違ったかといえば
きっと冷静さだったんだと思う。
村尾さん…怖いくらいに落ち着いてた。
私の取り柄もかつては
“ 落ち着いたかるた ” だった筈なのに
上を目指そうとすればする程
自信を無くしその長所を欠いていった。
敗因はきっとそれだ。
私の “ 自信 ” は
ずば抜けた絶対の “ 感じ ” だったから。
新「どしたんや?」
言葉を発しない私を新が気遣う。
NAME1「ううん。」
落ち込んでる訳じゃないんだ。
これは前へ進む為の反省。
今日のところは
今のレベルを知れただけでも大収穫かな。
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