第十二章*
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- 甘糟side -
「「ありがとうございました。」」
NAME1が別人みたいだった。
こんなに “ 上手いかるた ” 取るヤツだった?
調子悪かったんじゃねーの?
“ 感じ ” の良いいつものNAME1じゃなかった。
特別速くはなかった。
なのに配置も送り札も渡りも軌道も
NAME1という人間を取り巻くオーラさえも
全てがハイレベルなものに磨き込まれた感じで
須藤さん仕込みの囲みまでもが破られた。
NAME1のことなら知ってる筈なのに
全く知らないヤツと戦ってるみたいだった。
甘糟「あーもーヤダー、疲れたー。」
NAME1「なゆちゃん、楽しかったよ。」
…ゾッとする。
“ 才能 ” とか “ 努力 ” とかゆーレベル?
いったいどこまで昇るんだよ。
結果は前程の差じゃない。
でも10枚差。
これで調子悪いって…。
俺だって
須藤さんの半ばイジメみたいな特訓に耐えて…
実力が上がってない筈はないのに。
NAME1の耳が調子取り戻したら
もうあのクイーンだって厳しいんじゃね?
あーヤダヤダ、ガチなヤツって!
マジ消耗した。
もはや努力したら勝てるとか
そーゆうレベルじゃない。
全然ムリ。
てゆーか今日須藤さん来てなくてよかったー!
相手がNAME1だとはいえ
調子悪いヤツに束負けなんて
須藤さんに見られたら確実に殺られてたもんね。
さっさと帰ってゲームして寝たい。
この時期どいつもこいつも
名人とかクイーンとか意識しちゃってさ。
なんでこんな大会出たんだろ。
別に俺、名人なんか目指してないし。
そんなめんどいことしたくねーし。
それなりに楽に勝てるとこで楽しめれば良くね?
そう思うのに。
…なのになんだよ。
ムカつく。
なんで俺ムカついてんだ。
- 甘糟side - end.
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- 甘糟side -
「「ありがとうございました。」」
NAME1が別人みたいだった。
こんなに “ 上手いかるた ” 取るヤツだった?
調子悪かったんじゃねーの?
“ 感じ ” の良いいつものNAME1じゃなかった。
特別速くはなかった。
なのに配置も送り札も渡りも軌道も
NAME1という人間を取り巻くオーラさえも
全てがハイレベルなものに磨き込まれた感じで
須藤さん仕込みの囲みまでもが破られた。
NAME1のことなら知ってる筈なのに
全く知らないヤツと戦ってるみたいだった。
甘糟「あーもーヤダー、疲れたー。」
NAME1「なゆちゃん、楽しかったよ。」
…ゾッとする。
“ 才能 ” とか “ 努力 ” とかゆーレベル?
いったいどこまで昇るんだよ。
結果は前程の差じゃない。
でも10枚差。
これで調子悪いって…。
俺だって
須藤さんの半ばイジメみたいな特訓に耐えて…
実力が上がってない筈はないのに。
NAME1の耳が調子取り戻したら
もうあのクイーンだって厳しいんじゃね?
あーヤダヤダ、ガチなヤツって!
マジ消耗した。
もはや努力したら勝てるとか
そーゆうレベルじゃない。
全然ムリ。
てゆーか今日須藤さん来てなくてよかったー!
相手がNAME1だとはいえ
調子悪いヤツに束負けなんて
須藤さんに見られたら確実に殺られてたもんね。
さっさと帰ってゲームして寝たい。
この時期どいつもこいつも
名人とかクイーンとか意識しちゃってさ。
なんでこんな大会出たんだろ。
別に俺、名人なんか目指してないし。
そんなめんどいことしたくねーし。
それなりに楽に勝てるとこで楽しめれば良くね?
そう思うのに。
…なのになんだよ。
ムカつく。
なんで俺ムカついてんだ。
- 甘糟side - end.
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