第十二章*
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ーー、…ー……。
この声は…
雑多な賑わいが響く場で
耳の奥底が捕らえた微かな声に辺りを見回す。
いない。
でも確かに聴こえた…。
勘違いなんかじゃない。
あの声を聞き間違える筈なんかない。
NAME1「ちょっと私、選手表見てくる。」
千早「あっ、私も行く!」
奏「ふたりとも!袴で走らないっ!」
---------------
掲示板のあるフロアに着くと
周りにはたくさんの人だかりができていた。
ぐ………
み、見えない……。
「見て、あの袴の2人。」
「きれいね。」
「高校生かな?」
「あれNAME2NAME1さんじゃない?」
「うそっ!」
やっぱり袴目立つ…。
いつの間にか顔と名前も覚えられてる…。
千早「全然見えないね。
ちょっとすみませんー、通してくださいー。」
千早は人並みを掻き分けて
ずんずんと掲示板に向かう。
NAME1「あ、待ってよ千早!」
きっと千早にも聞こえてた。
だから千早も選手表を確認しにきたんだ。
「NAME1。」
今度は微かにじゃない。
背後からしっかりとその声を捕らえた。
NAME1「…新!村尾さん!」
新「前のドッキリのお返しや。」
NAME1「やられた!」
柔らかく微笑むその顔を目に映すだけで
全身の血が嬉嬉として回り心臓を打つ。
新「……、」
NAME1「え?」
新「あ、いや……、
は…袴……きれいやなって…。」
身体がかぁっと燃えるように熱くなった。
だって、サラッと言うならまだしも
なんか新が照れてるんだもん!
村尾さんはまたクスクス笑ってるし
ほんとやめて!
千早「あっ新!」
新の声を聞きつけた千早が
パタパタと小走りで戻ってくる。
新「千早、久しぶり。」
千早「来るなら教えてくれればいいのに〜。」
新「ごめん。」
千早「今日こそいざ尋常に!」
新「…あ、俺、今日は出んのや。」
…………
千早・NAME1「「……はあ?!」」
.
ーー、…ー……。
この声は…
雑多な賑わいが響く場で
耳の奥底が捕らえた微かな声に辺りを見回す。
いない。
でも確かに聴こえた…。
勘違いなんかじゃない。
あの声を聞き間違える筈なんかない。
NAME1「ちょっと私、選手表見てくる。」
千早「あっ、私も行く!」
奏「ふたりとも!袴で走らないっ!」
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掲示板のあるフロアに着くと
周りにはたくさんの人だかりができていた。
ぐ………
み、見えない……。
「見て、あの袴の2人。」
「きれいね。」
「高校生かな?」
「あれNAME2NAME1さんじゃない?」
「うそっ!」
やっぱり袴目立つ…。
いつの間にか顔と名前も覚えられてる…。
千早「全然見えないね。
ちょっとすみませんー、通してくださいー。」
千早は人並みを掻き分けて
ずんずんと掲示板に向かう。
NAME1「あ、待ってよ千早!」
きっと千早にも聞こえてた。
だから千早も選手表を確認しにきたんだ。
「NAME1。」
今度は微かにじゃない。
背後からしっかりとその声を捕らえた。
NAME1「…新!村尾さん!」
新「前のドッキリのお返しや。」
NAME1「やられた!」
柔らかく微笑むその顔を目に映すだけで
全身の血が嬉嬉として回り心臓を打つ。
新「……、」
NAME1「え?」
新「あ、いや……、
は…袴……きれいやなって…。」
身体がかぁっと燃えるように熱くなった。
だって、サラッと言うならまだしも
なんか新が照れてるんだもん!
村尾さんはまたクスクス笑ってるし
ほんとやめて!
千早「あっ新!」
新の声を聞きつけた千早が
パタパタと小走りで戻ってくる。
新「千早、久しぶり。」
千早「来るなら教えてくれればいいのに〜。」
新「ごめん。」
千早「今日こそいざ尋常に!」
新「…あ、俺、今日は出んのや。」
…………
千早・NAME1「「……はあ?!」」
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