第十二章*
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カリカリカリカリカリ…ペラッ
カリカリカリカリカリカリ…ペラッ
カリカリカリカリ……
部活の合間の休憩時間、
ノートに私の一字決まりを
書いてはページをめくり、また書いてはめくる。
肉まん「なにやってんだあいつ。」
太一「さ…さあ…。」
机「…………。」
不審そうに眉をひそめる部員たちを置いて
ひたすらに手と脳を働かせていた。
うら うか もろ もも ゆう ゆら やえ やす
よを よも おと おも いに ちは きり かく こい あい
何が聴こえてる?
焦りはなくとも気になって集中を欠くのは問題だ。
平仮名の羅列を見たら何か閃かないかと思って
こうして書き続けている。
パンッ!
NAME1「え?!何?!」
机くんが突然私の目の前で手を叩いて
びりりと身体が飛び上がる。
机「NAME2の知りたいことは?
僕のデータがヒントにならないかな。」
マイPCを机に置くと、
何やら操作をし始める机くん。
……そうだ!
かるた部のブレーン、机くんがいたんだった!
NAME1「そうだ!机くんだ!
机くん!ちょっと頼ってもいいかな!?」
机「わ、わかったよ。
…とりあえず落ち着いて…。
あれだろ?
NAME2がさっきから書いてるそれ、
NAME2の一字決まりだろ?」
NAME1「何で知って…、い、言ったっけ?」
机「僕のデータの統計でも同じようなのが出てる。」
さすが…
私、めちゃめちゃアナログな確かめ方したのに。
NAME1「福井で指摘されたんだ、
誰より速く取れる札が沢山あるのに
まだ迷いがあるから取り負けるんだって。」
机「なるほどね。
NAME2は理論的に納得できないとダメなんだ。
僕も同じタイプだから分かるよ。
綾瀬みたいな直感タイプは
あんまり深く考えずに突っ込んでるけど。」
NAME1「そういえば千早は?」
机「外でメールしてる。」
NAME1「そっか。」
新かな。
何も思わないと言ったら嘘になるけど
嫉妬してる場合じゃないのは分かってる。
机「もう少し調べてみるよ。」
NAME1「ありがとう、机くん。」
私には仲間がいるんだ。
頼っていいんだ。
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カリカリカリカリカリ…ペラッ
カリカリカリカリカリカリ…ペラッ
カリカリカリカリ……
部活の合間の休憩時間、
ノートに私の一字決まりを
書いてはページをめくり、また書いてはめくる。
肉まん「なにやってんだあいつ。」
太一「さ…さあ…。」
机「…………。」
不審そうに眉をひそめる部員たちを置いて
ひたすらに手と脳を働かせていた。
うら うか もろ もも ゆう ゆら やえ やす
よを よも おと おも いに ちは きり かく こい あい
何が聴こえてる?
焦りはなくとも気になって集中を欠くのは問題だ。
平仮名の羅列を見たら何か閃かないかと思って
こうして書き続けている。
パンッ!
NAME1「え?!何?!」
机くんが突然私の目の前で手を叩いて
びりりと身体が飛び上がる。
机「NAME2の知りたいことは?
僕のデータがヒントにならないかな。」
マイPCを机に置くと、
何やら操作をし始める机くん。
……そうだ!
かるた部のブレーン、机くんがいたんだった!
NAME1「そうだ!机くんだ!
机くん!ちょっと頼ってもいいかな!?」
机「わ、わかったよ。
…とりあえず落ち着いて…。
あれだろ?
NAME2がさっきから書いてるそれ、
NAME2の一字決まりだろ?」
NAME1「何で知って…、い、言ったっけ?」
机「僕のデータの統計でも同じようなのが出てる。」
さすが…
私、めちゃめちゃアナログな確かめ方したのに。
NAME1「福井で指摘されたんだ、
誰より速く取れる札が沢山あるのに
まだ迷いがあるから取り負けるんだって。」
机「なるほどね。
NAME2は理論的に納得できないとダメなんだ。
僕も同じタイプだから分かるよ。
綾瀬みたいな直感タイプは
あんまり深く考えずに突っ込んでるけど。」
NAME1「そういえば千早は?」
机「外でメールしてる。」
NAME1「そっか。」
新かな。
何も思わないと言ったら嘘になるけど
嫉妬してる場合じゃないのは分かってる。
机「もう少し調べてみるよ。」
NAME1「ありがとう、机くん。」
私には仲間がいるんだ。
頼っていいんだ。
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