第十二章*
お名前入力
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
西日も和らぐ薄曇りの夕暮れ。
雲は黒いシルエットを残しながら
その縁を金色に染め上げ彼を照らした。
別れの言葉を交わしても
いつになく心は穏やかなままだった。
繋がりは浅くはない、そう感じられたから。
……………
“ ひとは ” バンッ
“ きみ ” バッ
“ がため を ”
” はるす “ タンッ
肉まん「ここんとこNAME1のやつ調子悪くね?」
机「でもいつもみたいに
焦ったり落ち込んだりしてないみたいだよ。」
奏「前向きな姿勢です、見守りましょう。」
まだ調子は戻らない。
でも焦ったって何も変わらない。
落ち込んだって前には進めない。
私に聴こえる “ 音の正体 ” はまだ分からないけど
他にも今やることはある。
村尾さんも伊織ちゃんも新も
詩暢ちゃんもー…
ちゃんと相手を、相手のかるたを見てた。
調子が悪くなって気づいたんだ。
私は
音と札としか戦ってなかったって。
“ 感じ ” を失った私は “ 弱い ” んだって。
才能だけに頼ったら駄目だ。
もしも同じ才能を持つ敵がいるとすれば
その勝負はより努力をした方が勝つ。
より武器の多い方が勝つ。
より観察し分析した方が勝つ。
見る。
見る。
どんな人なのか、どんなかるたをするのか。
.
西日も和らぐ薄曇りの夕暮れ。
雲は黒いシルエットを残しながら
その縁を金色に染め上げ彼を照らした。
別れの言葉を交わしても
いつになく心は穏やかなままだった。
繋がりは浅くはない、そう感じられたから。
……………
“ ひとは ” バンッ
“ きみ ” バッ
“ がため を ”
” はるす “ タンッ
肉まん「ここんとこNAME1のやつ調子悪くね?」
机「でもいつもみたいに
焦ったり落ち込んだりしてないみたいだよ。」
奏「前向きな姿勢です、見守りましょう。」
まだ調子は戻らない。
でも焦ったって何も変わらない。
落ち込んだって前には進めない。
私に聴こえる “ 音の正体 ” はまだ分からないけど
他にも今やることはある。
村尾さんも伊織ちゃんも新も
詩暢ちゃんもー…
ちゃんと相手を、相手のかるたを見てた。
調子が悪くなって気づいたんだ。
私は
音と札としか戦ってなかったって。
“ 感じ ” を失った私は “ 弱い ” んだって。
才能だけに頼ったら駄目だ。
もしも同じ才能を持つ敵がいるとすれば
その勝負はより努力をした方が勝つ。
より武器の多い方が勝つ。
より観察し分析した方が勝つ。
見る。
見る。
どんな人なのか、どんなかるたをするのか。
.