第十一章*
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あの時
千早がいなかったらきっと
私は新とこんなに親しくはなれなかった。
こんなに充実した日々を送れてなかった。
今かるたをやっていなかったかもしれない。
二人にとっては
あれは新と千早の時間で
私なんかはただの余剰に過ぎなかったかもしれない。
でもあの時から変わった。
自分を見せていいんだって思えた。
私にとっても大切な時間だよ。
“ 一番かるたが楽しかったのは? ”
楽しかったかるたなんて
たくさんありすぎて選べない。
初めて大会で優勝した幼い時
白波会に初めて行った時の源平戦
チームちはやふるで出た大会
部のみんなで奮闘した団体戦
詩暢ちゃんに認めてもらったあの試合
でも
最も特別なのは
私を引き戻してくれた
あの4ヶ月ぶりにかるたをした
月明かりが眩しい春の夜の
新の部屋ー…。
NAME1「そっかぁ!」
新「なんや、急に元気やな。」
別に
急に強くなれた訳じゃないし
まだ何も変わってはいない。
身体は震える。
だけど
立ち向かっていこう。
大切なのは
弱さ故に芽生える向上心だから。
《 第十一章 〜完〜 》
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あの時
千早がいなかったらきっと
私は新とこんなに親しくはなれなかった。
こんなに充実した日々を送れてなかった。
今かるたをやっていなかったかもしれない。
二人にとっては
あれは新と千早の時間で
私なんかはただの余剰に過ぎなかったかもしれない。
でもあの時から変わった。
自分を見せていいんだって思えた。
私にとっても大切な時間だよ。
“ 一番かるたが楽しかったのは? ”
楽しかったかるたなんて
たくさんありすぎて選べない。
初めて大会で優勝した幼い時
白波会に初めて行った時の源平戦
チームちはやふるで出た大会
部のみんなで奮闘した団体戦
詩暢ちゃんに認めてもらったあの試合
でも
最も特別なのは
私を引き戻してくれた
あの4ヶ月ぶりにかるたをした
月明かりが眩しい春の夜の
新の部屋ー…。
NAME1「そっかぁ!」
新「なんや、急に元気やな。」
別に
急に強くなれた訳じゃないし
まだ何も変わってはいない。
身体は震える。
だけど
立ち向かっていこう。
大切なのは
弱さ故に芽生える向上心だから。
《 第十一章 〜完〜 》
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