第十一章*
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微かな苛立ちに似た感情が
腹の底の方でどろりと渦を巻く。
だめだ
落ち着け…。
音を意識し過ぎて混乱してただけだ。
“ 大丈夫や ”
そう言って新は信じてくれてる。
焦っちゃだめ。
じっくり根気よくやっていれば
自ずと結果はついてくる筈だから。
イライラを追い出すように
口から深く長く息を吐いた。
……新、
女っ気無いと思ってたのに、モテるんじゃん。
由宇ちゃんといい、伊織ちゃんといい…
はーあ。
“ 好きな子いる ” とか言っちゃってるし…。
新の好きな子…か……。
ふと浮かぶ近江勧学館での出来事。
千早………。
あー!
だめだめ!
違う意味でまたイライラしてきた!
そんなこと今は関係ないでしょ、
NAME1、しっかり!!
自分で自分の頬をパチンと叩いて喝を入れると
思ったよりも力が強くて涙が滲む。
NAME1「新、私と試合してっ。」
新「…あ、ごめん、これから村尾さんと。」
NAME1「あ、そっか…。」
新だってのんびりしてない。
名人戦を見てる。
私もうじうじしてられない。
がんばらなきゃ。
昨日のままの私だったら
きっと今頃へこんでた。
でも
新が支えててくれるから挫けずにいられる。
夢を見失わずにいられる。
南雲会、白波会、瑞沢のみんなもついてるって
新が言ってくれたから。
こんなにも心強いことはない。
例え新が他の誰かを好きだとしても
私は新が好きだ。
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微かな苛立ちに似た感情が
腹の底の方でどろりと渦を巻く。
だめだ
落ち着け…。
音を意識し過ぎて混乱してただけだ。
“ 大丈夫や ”
そう言って新は信じてくれてる。
焦っちゃだめ。
じっくり根気よくやっていれば
自ずと結果はついてくる筈だから。
イライラを追い出すように
口から深く長く息を吐いた。
……新、
女っ気無いと思ってたのに、モテるんじゃん。
由宇ちゃんといい、伊織ちゃんといい…
はーあ。
“ 好きな子いる ” とか言っちゃってるし…。
新の好きな子…か……。
ふと浮かぶ近江勧学館での出来事。
千早………。
あー!
だめだめ!
違う意味でまたイライラしてきた!
そんなこと今は関係ないでしょ、
NAME1、しっかり!!
自分で自分の頬をパチンと叩いて喝を入れると
思ったよりも力が強くて涙が滲む。
NAME1「新、私と試合してっ。」
新「…あ、ごめん、これから村尾さんと。」
NAME1「あ、そっか…。」
新だってのんびりしてない。
名人戦を見てる。
私もうじうじしてられない。
がんばらなきゃ。
昨日のままの私だったら
きっと今頃へこんでた。
でも
新が支えててくれるから挫けずにいられる。
夢を見失わずにいられる。
南雲会、白波会、瑞沢のみんなもついてるって
新が言ってくれたから。
こんなにも心強いことはない。
例え新が他の誰かを好きだとしても
私は新が好きだ。
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