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夕飯を食べようと居間に行くと

ラップをかけられた夕飯と

一枚のメモが目に入る。




《 新、ファイト！ 母 》





母ちゃん…何がや。



テーブルの前へ座り、

大きなため息をつくと

顔をしかめてご飯を口へと掻き込んだ。




そういえば、NAME1、化粧してたな。

髪も染めてるし。

半年前に会うた時には

髪も黒くて化粧もしてえんかったけど。

ほんな飾らんでもじゅうぶん…



そんなことをふいに考えて顔が熱を持つ。





って、会うたのも半年ぶりか、

しょっちゅう電話してるでほんな気がせん。













…あ………た…


…あ…ら……



……ら……………






ん？何や猫か？



離れたところから弱々しい声が聞こえる。









…あらた……






…NAME1？




ガタッと音を立てて立ち上がると、

矢のような速さで風呂場へ駆けつけた。





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