第十一章*
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新がめちゃくちゃ疲れてる。
そりゃそうか…
取りたいのに取れない、
詠みに反応して身体が動くのをあえて止める…
……疲れて当然だ。
村尾「はい、お疲れさん。」
NAME1「50枚全部私に取らせて
いったい何の意味があったのー。」
村尾「さっき一字決まりは何枚かって聞いたやろ?」
NAME1「はい。」
村尾「NAME1ちゃんにとっては
もっとあると思うたんや。」
NAME1「………!
…あっ、“ ゆふ ” とか “ もろ ” とか “ きり ” は
一字で行ってるかも…。」
村尾「ほや。三字が二字、四字が三字の札もある。
感じがいい選手は
多少なりともそういう札は持っとるんや。
でもNAME1ちゃんにはそれが
周りと比べられん程ようけある。
ほんでも、無意識かもしれんけど
まだ迷うてる札が多いで戻りが遅いのぉ。
ただ速く出るんでのうて
自分の耳が何を聞き分けてるのか理解して
札ごとの自分なりのタイミング掴めば
迷わず取りにいけるんでねぇか。」
…何を聞き分けてるか……。
《「 ” ありま ” と ” ありあ ” は全然違うじゃん。」
「それおまえだけだから。」》
いつかの肉まんくんとのやり取りを思い出した。
あの時、
私は “ ありま ” と “ ありあ ” の “ あり ” に
どんな違いを聴いたんだろう。
《 音の色 》が違うって表現してたけど
《 音の色 》って何?
今までただ聴こえるから取ってた。
それが私が自信を持って飛び込めない理由…?
村尾「一字で取りに行った札はチェックしたで
これ参考にしてや。」
場にあった50首が書かれた紙を渡される。
〇印がしてあるいくつかの歌が私の一字決まりー…。
NAME1「村尾さん、ありがとう。」
新「50枚でこれやで残り50の中にも
まだあるってことやの。」
たとえば
“ やえむぐら ”
“ やえ ” の二字決まりだけど “ や ” で払ってる。
“ やすらわで ” の “ や ” との違いは…?
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新がめちゃくちゃ疲れてる。
そりゃそうか…
取りたいのに取れない、
詠みに反応して身体が動くのをあえて止める…
……疲れて当然だ。
村尾「はい、お疲れさん。」
NAME1「50枚全部私に取らせて
いったい何の意味があったのー。」
村尾「さっき一字決まりは何枚かって聞いたやろ?」
NAME1「はい。」
村尾「NAME1ちゃんにとっては
もっとあると思うたんや。」
NAME1「………!
…あっ、“ ゆふ ” とか “ もろ ” とか “ きり ” は
一字で行ってるかも…。」
村尾「ほや。三字が二字、四字が三字の札もある。
感じがいい選手は
多少なりともそういう札は持っとるんや。
でもNAME1ちゃんにはそれが
周りと比べられん程ようけある。
ほんでも、無意識かもしれんけど
まだ迷うてる札が多いで戻りが遅いのぉ。
ただ速く出るんでのうて
自分の耳が何を聞き分けてるのか理解して
札ごとの自分なりのタイミング掴めば
迷わず取りにいけるんでねぇか。」
…何を聞き分けてるか……。
《「 ” ありま ” と ” ありあ ” は全然違うじゃん。」
「それおまえだけだから。」》
いつかの肉まんくんとのやり取りを思い出した。
あの時、
私は “ ありま ” と “ ありあ ” の “ あり ” に
どんな違いを聴いたんだろう。
《 音の色 》が違うって表現してたけど
《 音の色 》って何?
今までただ聴こえるから取ってた。
それが私が自信を持って飛び込めない理由…?
村尾「一字で取りに行った札はチェックしたで
これ参考にしてや。」
場にあった50首が書かれた紙を渡される。
〇印がしてあるいくつかの歌が私の一字決まりー…。
NAME1「村尾さん、ありがとう。」
新「50枚でこれやで残り50の中にも
まだあるってことやの。」
たとえば
“ やえむぐら ”
“ やえ ” の二字決まりだけど “ や ” で払ってる。
“ やすらわで ” の “ や ” との違いは…?
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