第十一章*
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「「ありがとうございました。」」
伊織ちゃんの取りには
背筋を撫でるような怖さがあった。
それは勝ちへの執着・執念とも取れるような。
そう感じると同時に
自分の取りには迷いがあるような気がした。
8枚差で勝ったけど、
気持ちの面では完全に押されていた。
伊織「あんたにとってのかるたって何や?」
NAME1「え?」
伊織「…まぁいいが。
栗山先生、私塾があるで帰ります。」
栗山「はいはい、お疲れ様ねー。」
…どういうこと?
私にとってのかるた………?
そういえば前にかなちゃんが
自分にとってのかるたは
《意味》だって言ってた。
私はまだ自分の答えが見つけられてない…。
栗山「試合はひとまずここまでや。
みんな反省点分かったかのー。」
村尾「NAME1ちゃーん、新ー。」
NAME1「はーい。」
新「なんですか?」
村尾「ちょっこしNAME1ちゃんに
試してもらいたいことあるんや。」
NAME1「私に?」
村尾「ほやほや。新も手伝うてくれん?」
新「いいですけど…何やるんですか?」
村尾「新とNAME1ちゃんで試合やの。
とりあえず札並べてやー。」
村尾さんは何をしようとしてるんだろう?
ひとまず言う通りに札をランダムに
50枚取り定位置で並べた。
村尾「ほんじゃ暗記15分取るで。
俺はちょっと一服してくるわー。」
普段の試合通り、札を画像のように
脳にインプットしていく。
ある程度のところで顔を上げると
真剣な面持ちで札に視線を送る新に
胸がとくんと波を打った。
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「「ありがとうございました。」」
伊織ちゃんの取りには
背筋を撫でるような怖さがあった。
それは勝ちへの執着・執念とも取れるような。
そう感じると同時に
自分の取りには迷いがあるような気がした。
8枚差で勝ったけど、
気持ちの面では完全に押されていた。
伊織「あんたにとってのかるたって何や?」
NAME1「え?」
伊織「…まぁいいが。
栗山先生、私塾があるで帰ります。」
栗山「はいはい、お疲れ様ねー。」
…どういうこと?
私にとってのかるた………?
そういえば前にかなちゃんが
自分にとってのかるたは
《意味》だって言ってた。
私はまだ自分の答えが見つけられてない…。
栗山「試合はひとまずここまでや。
みんな反省点分かったかのー。」
村尾「NAME1ちゃーん、新ー。」
NAME1「はーい。」
新「なんですか?」
村尾「ちょっこしNAME1ちゃんに
試してもらいたいことあるんや。」
NAME1「私に?」
村尾「ほやほや。新も手伝うてくれん?」
新「いいですけど…何やるんですか?」
村尾「新とNAME1ちゃんで試合やの。
とりあえず札並べてやー。」
村尾さんは何をしようとしてるんだろう?
ひとまず言う通りに札をランダムに
50枚取り定位置で並べた。
村尾「ほんじゃ暗記15分取るで。
俺はちょっと一服してくるわー。」
普段の試合通り、札を画像のように
脳にインプットしていく。
ある程度のところで顔を上げると
真剣な面持ちで札に視線を送る新に
胸がとくんと波を打った。
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