第十章*
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奏「NAME1ちゃん、こんなところにいたんですね。
もうすぐ部活始まりますよ。」
NAME1「…あ、もうそんな時間?」
放課後の委員会が早めに終わり
屋上で空を仰いでいたら、
時間は雲よりも早く流れてしまったようだった。
奏「また悩み事ですか?」
NAME1「大丈夫、大丈夫。部活行こ。」
奏「大丈夫じゃないでしょう。
今部活行ってもどうせ身が入らないですよ。
ほら、話してください。」
NAME1「でも……。」
奏「無理にとは…と言いたいとこですけど
ちょっとくらい強引に聞かなきゃ
NAME1ちゃん頼ってくれないですよね。
溜め込むのは良くないですよ。
部長には連絡しときますから。ね?」
少し口を尖らせむくれたように、
それでも優しさの滲むかなちゃんの言葉が
とっても暖かくて嬉しい。
奏「もしかしてですけど、真島部長?」
…かなちゃん鋭すぎ。
奏「図星って顔してますね。
二人、なんかおかしいと思ってましたよ。
……で?」
まるで敏腕刑事か名探偵みたいに
射抜くような容赦ない視線が突き刺さった。
ーー……
奏「…なるほど。」
北國大会の後のファミレスでのこと、
帰りに太一の気を悪くさせてしまったこと、
まだろくに話せていないこと、
全てを事細かく話すと (というか質問攻めで)
大江刑事は腕を組み険しい顔で推理を始める。
奏「…聞いておいて申し訳ないのですが………
私にできることは無さそうです…。」
NAME1「え?なに、怖い。」
奏「まぁ…既に精一杯考えて
それでも分からないから
こんなに悩んでるんでしょうけど…。
( NAME1ちゃん鈍感すぎて真島部長が可哀想… )
ひとまず勇気出して部長と仲直りしてください。
場を作るくらいなら私も協力できますから。」
NAME1「う、うん…。」
奏「部活、行けそうですか?」
NAME1「行くよ。行かなきゃ。
ありがとね、かなちゃん。」
頭を左右に振って、頬を叩いて喝を入れた。
NAME1「よし、行こう。」
切り替えなきゃ。
今しかできないことをやらなきゃ。
後で絶対後悔しない為に。
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奏「NAME1ちゃん、こんなところにいたんですね。
もうすぐ部活始まりますよ。」
NAME1「…あ、もうそんな時間?」
放課後の委員会が早めに終わり
屋上で空を仰いでいたら、
時間は雲よりも早く流れてしまったようだった。
奏「また悩み事ですか?」
NAME1「大丈夫、大丈夫。部活行こ。」
奏「大丈夫じゃないでしょう。
今部活行ってもどうせ身が入らないですよ。
ほら、話してください。」
NAME1「でも……。」
奏「無理にとは…と言いたいとこですけど
ちょっとくらい強引に聞かなきゃ
NAME1ちゃん頼ってくれないですよね。
溜め込むのは良くないですよ。
部長には連絡しときますから。ね?」
少し口を尖らせむくれたように、
それでも優しさの滲むかなちゃんの言葉が
とっても暖かくて嬉しい。
奏「もしかしてですけど、真島部長?」
…かなちゃん鋭すぎ。
奏「図星って顔してますね。
二人、なんかおかしいと思ってましたよ。
……で?」
まるで敏腕刑事か名探偵みたいに
射抜くような容赦ない視線が突き刺さった。
ーー……
奏「…なるほど。」
北國大会の後のファミレスでのこと、
帰りに太一の気を悪くさせてしまったこと、
まだろくに話せていないこと、
全てを事細かく話すと (というか質問攻めで)
大江刑事は腕を組み険しい顔で推理を始める。
奏「…聞いておいて申し訳ないのですが………
私にできることは無さそうです…。」
NAME1「え?なに、怖い。」
奏「まぁ…既に精一杯考えて
それでも分からないから
こんなに悩んでるんでしょうけど…。
( NAME1ちゃん鈍感すぎて真島部長が可哀想… )
ひとまず勇気出して部長と仲直りしてください。
場を作るくらいなら私も協力できますから。」
NAME1「う、うん…。」
奏「部活、行けそうですか?」
NAME1「行くよ。行かなきゃ。
ありがとね、かなちゃん。」
頭を左右に振って、頬を叩いて喝を入れた。
NAME1「よし、行こう。」
切り替えなきゃ。
今しかできないことをやらなきゃ。
後で絶対後悔しない為に。
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