第十章*
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- 新side -
太一「器用だなこいつ。
座ったまま寝れるとか。」
新「いつもや。
試合の合間のたった5分でも寝てる。」
太一「すごいな。」
心なしかNAME1を見る時の表情が
かける言葉の柔らかさが
昔とは違うような気がした。
太一はNAME1のこと好きなんやろか。
毎日NAME1といたら
ほうなっても何も可笑しない。
ほんでも
ちょっと悔しいような気がして腹の底に力が入る。
太一は近いうち必ずA級に上がってくるで
絶対に負けんと心の中で闘争心を燃やした。
NAME1の倒れそうになる身体を咄嗟に支えると
太一が俺の胸を拳で小突いて言う。
太一「……今に追いつく。」
俯いてるで表情は分からんかった。
立ち上がり背を向けて去ってく太一の背中を
目だけで見送った。
…どっちの意味なんやろ。
出会ったあの時からずっと
自分の方が一段も二段も上やと思うてたかるた。
太一は追い抜こうとしてくるで気が愚図る。
ほんでもやっぱり凄く嬉しい。
色んな気持ちで上手く説明つかんけど、
由宇やNAME1や千早と違うんは分かるわ。
ただの友達でない。
太一はライバルや。
ーー…
「4回戦開始15分前でーす。
対戦表を確認して席についてくださーい。」
微かな寝息を立てて無防備に眠るNAME1に
そっと声をかけて起こす。
新「NAME1、行こさ。」
NAME1「うん。」
まだや。
まだあかん。
いつか
胸張って堂々と言えるまで。
この色付いた気持ちを胸にしまって。
- 新side - end.
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- 新side -
太一「器用だなこいつ。
座ったまま寝れるとか。」
新「いつもや。
試合の合間のたった5分でも寝てる。」
太一「すごいな。」
心なしかNAME1を見る時の表情が
かける言葉の柔らかさが
昔とは違うような気がした。
太一はNAME1のこと好きなんやろか。
毎日NAME1といたら
ほうなっても何も可笑しない。
ほんでも
ちょっと悔しいような気がして腹の底に力が入る。
太一は近いうち必ずA級に上がってくるで
絶対に負けんと心の中で闘争心を燃やした。
NAME1の倒れそうになる身体を咄嗟に支えると
太一が俺の胸を拳で小突いて言う。
太一「……今に追いつく。」
俯いてるで表情は分からんかった。
立ち上がり背を向けて去ってく太一の背中を
目だけで見送った。
…どっちの意味なんやろ。
出会ったあの時からずっと
自分の方が一段も二段も上やと思うてたかるた。
太一は追い抜こうとしてくるで気が愚図る。
ほんでもやっぱり凄く嬉しい。
色んな気持ちで上手く説明つかんけど、
由宇やNAME1や千早と違うんは分かるわ。
ただの友達でない。
太一はライバルや。
ーー…
「4回戦開始15分前でーす。
対戦表を確認して席についてくださーい。」
微かな寝息を立てて無防備に眠るNAME1に
そっと声をかけて起こす。
新「NAME1、行こさ。」
NAME1「うん。」
まだや。
まだあかん。
いつか
胸張って堂々と言えるまで。
この色付いた気持ちを胸にしまって。
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