第十章*
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- 太一side -
頭が
いっぱいなんだ。
新……
新は西日本予選にきっと出てくる。
間に合わせたいー…。
10月までにA級になって
東日本予選に出たい。
ーー…
太一「…あ、悪ぃNAME1、
さっき何か言いかけた?」
NAME1「あ、うん。大会のことでね、
9月頭の北國大会ー…えっと、
石川県の小松なんだけど、私エントリーしてて。
少し遠いけど行ける人いたら一緒にどうかなって。
一日前にはD・E級もあるから……。」
太一「小松じゃ遠すぎだろ。
さすがに皆厳しいよな?」
奏「そうですね…。」
机「行きたいけど親が許すかどうか…。」
千早「…交通費どれくらいかかる!?」
肉まん「………。」
ドキッとした。
ずるい自分を見透かされたような気持ちになった。
俺も既にエントリーしている大会だったから。
…誰にも言わずに。
一歩二歩出し抜いてでも
人より早く強くなりたい、
ずるい自分。
NAME1がエントリーするって、
薄々勘づいていたんだ。
小松なら、きっと新が出るから。
NAME1と新を二人きりにはさせたくなかった。
NAME1も千早も新新、って…
変な胸のつかえが取れなくて。
今も、皆に無理言わなかったのは
NAME1と二人で行けると踏んだからだ。
「それぞれ目標に向かって頑張ろう」と
宣言したばかりだというのに、矛盾している。
そもそも俺は、NAME1が好きなのか?
千早を好きなんだろうか?
はっきりしている訳でもないのに
どちらも俺のそばにいればいいと願う。
とことんずるくて
自分が嫌になる。
- 太一side - end.
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- 太一side -
頭が
いっぱいなんだ。
新……
新は西日本予選にきっと出てくる。
間に合わせたいー…。
10月までにA級になって
東日本予選に出たい。
ーー…
太一「…あ、悪ぃNAME1、
さっき何か言いかけた?」
NAME1「あ、うん。大会のことでね、
9月頭の北國大会ー…えっと、
石川県の小松なんだけど、私エントリーしてて。
少し遠いけど行ける人いたら一緒にどうかなって。
一日前にはD・E級もあるから……。」
太一「小松じゃ遠すぎだろ。
さすがに皆厳しいよな?」
奏「そうですね…。」
机「行きたいけど親が許すかどうか…。」
千早「…交通費どれくらいかかる!?」
肉まん「………。」
ドキッとした。
ずるい自分を見透かされたような気持ちになった。
俺も既にエントリーしている大会だったから。
…誰にも言わずに。
一歩二歩出し抜いてでも
人より早く強くなりたい、
ずるい自分。
NAME1がエントリーするって、
薄々勘づいていたんだ。
小松なら、きっと新が出るから。
NAME1と新を二人きりにはさせたくなかった。
NAME1も千早も新新、って…
変な胸のつかえが取れなくて。
今も、皆に無理言わなかったのは
NAME1と二人で行けると踏んだからだ。
「それぞれ目標に向かって頑張ろう」と
宣言したばかりだというのに、矛盾している。
そもそも俺は、NAME1が好きなのか?
千早を好きなんだろうか?
はっきりしている訳でもないのに
どちらも俺のそばにいればいいと願う。
とことんずるくて
自分が嫌になる。
- 太一side - end.
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