第九章*
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NAME1「勘違いだったね、ごめん…。」
新「いや悪いのは俺やが。
言い訳みたいになるで言わんかったんや。
嫌な気持ちにさせてもてごめんな。」
新がかるたで手を抜くなんて
天地がひっくり返っても有り得ない。
冷静に考えればすぐ分かる事なのに。
昨日あんなとこを見てしまったからだろうか。
どうかしてた。
新「……1回お手つきしてもた………。」
新は思い出したかのようにそう言うと
顔をしかめてゴオッと炎の幻を纏わせた。
NAME1「私なんか1回じゃ済まないよ。
詩暢ちゃんとの時ミスばっかだったし…。」
新「その割にはすっきりした顔やの。」
NAME1「うーん、負けたのは悔しいけど、
やっと詩暢ちゃんに認めてもらえて
それが何よりも嬉しくて。」
新「ほうか、クイーン戦楽しみやな。」
NAME1「うん。」
幾らか胸が楽になった。
昨日のことなんて、
只の悪い夢だったらいいのに。
ーー…
奏「…あ!NAME1ちゃん!」
NAME1「奏ちゃん。
どうしたの、そんなに慌てて。」
奏「部長が決勝進出したんです!
もう始まりますよ!」
NAME1「え。」
新「…部長って、太一よな?」
NAME1「そうだよっ、新、行こ。」
奏「私、千早ちゃん探してきます!」
新の手を引いて早足に階段を駆け下りる。
新「待って、NAME1、そっち痛い……。」
NAME1「…あっ、ごめん!」
困ったように笑う新の顔を見る度
トクンと胸が優しく鳴って
きゅぅっと苦しくなって
甘くもほろ苦い切なさに苛まれた。
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NAME1「勘違いだったね、ごめん…。」
新「いや悪いのは俺やが。
言い訳みたいになるで言わんかったんや。
嫌な気持ちにさせてもてごめんな。」
新がかるたで手を抜くなんて
天地がひっくり返っても有り得ない。
冷静に考えればすぐ分かる事なのに。
昨日あんなとこを見てしまったからだろうか。
どうかしてた。
新「……1回お手つきしてもた………。」
新は思い出したかのようにそう言うと
顔をしかめてゴオッと炎の幻を纏わせた。
NAME1「私なんか1回じゃ済まないよ。
詩暢ちゃんとの時ミスばっかだったし…。」
新「その割にはすっきりした顔やの。」
NAME1「うーん、負けたのは悔しいけど、
やっと詩暢ちゃんに認めてもらえて
それが何よりも嬉しくて。」
新「ほうか、クイーン戦楽しみやな。」
NAME1「うん。」
幾らか胸が楽になった。
昨日のことなんて、
只の悪い夢だったらいいのに。
ーー…
奏「…あ!NAME1ちゃん!」
NAME1「奏ちゃん。
どうしたの、そんなに慌てて。」
奏「部長が決勝進出したんです!
もう始まりますよ!」
NAME1「え。」
新「…部長って、太一よな?」
NAME1「そうだよっ、新、行こ。」
奏「私、千早ちゃん探してきます!」
新の手を引いて早足に階段を駆け下りる。
新「待って、NAME1、そっち痛い……。」
NAME1「…あっ、ごめん!」
困ったように笑う新の顔を見る度
トクンと胸が優しく鳴って
きゅぅっと苦しくなって
甘くもほろ苦い切なさに苛まれた。
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