第九章*
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今日の詩暢ちゃん…いつもと違う。
私に攻めさせないように…
自陣の一字決まりに意識がいって
気持ちが守りに入るよう仕向けてるのか…
それとも攻めるよっていう強気の表れ?
どちらにせよ今までの詩暢ちゃんとは違う。
この送り札の選択は、攻めがるたのそれだ。
“ なg “ ヒュ…
“ eけ “ シュッ
“ とてー “
分かれ札《 なげき 》を攻めたが
戻りが間に合わない。
自陣ばかりが出て流れの悪さを感じる。
《 いま(こ) 》が送られて21-17。
差がついてきた…。
気持ち乱しちゃいけない、落ち着いて…。
攻めたい気持ちだけではどうにもならない時。
「とにかく気合い!!」と
熱く語る原田先生が目に浮かんだ。
でもね、私の師匠は原田先生だけど、私は私。
原田先生ではないから。
自分の力量を測り違えないのも大切だ。
攻めだけに固執せず、
全方位に意識を張り巡らせて
柔軟に、確実に、自陣も守ってこう。
“ わ “ ヒュッ
“ すら “ トッ
“ るるー “
よし、自陣一枚。
“ あさ “ ヒュッ…ピタ
“ ぼらけありあけのつきとみるまでに “
敵陣《 あさぼ う 》攻めて囲い手。
出札は空札だったけど
飛び出しのタイミングは良かった。
“ こ “ ヒュッ
“ r “ パンッ
“ eやこのー “
神経が研ぎ澄まされている。
肩から先が滑らかに動いて気持ちがいい。
《 うら 》を送り友札《 うか 》と分けた。
“ m “ シュッ
“ oもしきやー “
千早「…NAME1…すごい………。」
奏「もう…見えないですね…。」
宮内「…スロー再生でもよく見えないわよ。」
“ う “ バッ
“ ら “ トッ…
“ みわびー “
送った札は逃さない。
一枚一枚焦らず確実に。
NAME1「《 たち 》送ります。」
“ “ トン…
“ う “
“ かりけるー “
「…うっ…そだろ…。」
「《 うか 》が一字決まりになったからって…。」
「今の……周防名人みたいやん…。」
「クイーンが押されてる…?!」
一枚リードした。
流れ来てる、良い感じ。
“ ひと “ ヒュ
“ も “ パンッ
“ をしー “
NAME1「……っ。」
敵陣《 ひとは 》攻めて戻りきれなかった。
よく聴け、半音を捕らえろ。
丁度良く。
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今日の詩暢ちゃん…いつもと違う。
私に攻めさせないように…
自陣の一字決まりに意識がいって
気持ちが守りに入るよう仕向けてるのか…
それとも攻めるよっていう強気の表れ?
どちらにせよ今までの詩暢ちゃんとは違う。
この送り札の選択は、攻めがるたのそれだ。
“ なg “ ヒュ…
“ eけ “ シュッ
“ とてー “
分かれ札《 なげき 》を攻めたが
戻りが間に合わない。
自陣ばかりが出て流れの悪さを感じる。
《 いま(こ) 》が送られて21-17。
差がついてきた…。
気持ち乱しちゃいけない、落ち着いて…。
攻めたい気持ちだけではどうにもならない時。
「とにかく気合い!!」と
熱く語る原田先生が目に浮かんだ。
でもね、私の師匠は原田先生だけど、私は私。
原田先生ではないから。
自分の力量を測り違えないのも大切だ。
攻めだけに固執せず、
全方位に意識を張り巡らせて
柔軟に、確実に、自陣も守ってこう。
“ わ “ ヒュッ
“ すら “ トッ
“ るるー “
よし、自陣一枚。
“ あさ “ ヒュッ…ピタ
“ ぼらけありあけのつきとみるまでに “
敵陣《 あさぼ う 》攻めて囲い手。
出札は空札だったけど
飛び出しのタイミングは良かった。
“ こ “ ヒュッ
“ r “ パンッ
“ eやこのー “
神経が研ぎ澄まされている。
肩から先が滑らかに動いて気持ちがいい。
《 うら 》を送り友札《 うか 》と分けた。
“ m “ シュッ
“ oもしきやー “
千早「…NAME1…すごい………。」
奏「もう…見えないですね…。」
宮内「…スロー再生でもよく見えないわよ。」
“ う “ バッ
“ ら “ トッ…
“ みわびー “
送った札は逃さない。
一枚一枚焦らず確実に。
NAME1「《 たち 》送ります。」
“ “ トン…
“ う “
“ かりけるー “
「…うっ…そだろ…。」
「《 うか 》が一字決まりになったからって…。」
「今の……周防名人みたいやん…。」
「クイーンが押されてる…?!」
一枚リードした。
流れ来てる、良い感じ。
“ ひと “ ヒュ
“ も “ パンッ
“ をしー “
NAME1「……っ。」
敵陣《 ひとは 》攻めて戻りきれなかった。
よく聴け、半音を捕らえろ。
丁度良く。
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