第八章*
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2試合目は不戦勝……
どうしよう、休んでようか、
千早と詩暢ちゃんの試合を見ようか。
…新の試合は…
まぁ問題無く勝つだろうし…。
そうこう考えているうちに
会場の扉の向こうから序歌が漏れ聞こえてきた。
あぁ、始まっちゃった。
途中から入るのもアレだし休んでよう。
決めた矢先、
パタパタと階段を駆け上がる音が耳に響く。
太一「お、NAME1も不戦勝?」
NAME1「そう、太一も?」
太一「うん。
だからこっちの試合見ようと思って…。」
そう言いながら対戦表を見渡す。
NAME1「あ、千早は」
太一「…若宮詩暢?
………ってまさかクイーンか?」
NAME1「そう。」
太一「NAME1おまえなにしてんだ…!」
突然の大きな声に驚き肩がびくりと跳ねた。
NAME1「…え、何って、だから不戦勝……」
太一「そうじゃなくて!
千早もクイーンもおまえのライバルだろ?
見てないと!」
NAME1「え…、う、うん…。」
気迫に押されて流されるまま太一と会場に入る。
” おほえ ” ヒュ…
” やまー ”
太一「なんだあれ……。
動き出しは千早の方が早かったのに……。」
NAME1「あれが詩暢ちゃんのかるた。
最短距離を札直で払う綺麗な中抜きー…。」
あの鋭い指先には
何度やっても追いつけなかったんだ。
「またかこの展開。」
「やっぱり格が違うよ、若宮詩暢。」
「もう10枚差?対戦してる子かわいそー。」
「そろそろあの子も戦意喪失かー?」
後ろからボソボソと会話が聞こえてきて
太一が振り返り、目に角を立てた。
” ありま ” ヒュ…
” やまー ”
千早に限って戦意喪失は無いと思うけど…。
でも攻めがるたの千早は
詩暢ちゃんの固い守りに
精神面をじわじわと蝕まれる。
試合が進めば進むほど自分より格上だと、
適わない相手だと思い知らされる。
だけど絶対に焦ってはいけない。
詩暢ちゃんはその一瞬の隙すらも
見逃してはくれないから。
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2試合目は不戦勝……
どうしよう、休んでようか、
千早と詩暢ちゃんの試合を見ようか。
…新の試合は…
まぁ問題無く勝つだろうし…。
そうこう考えているうちに
会場の扉の向こうから序歌が漏れ聞こえてきた。
あぁ、始まっちゃった。
途中から入るのもアレだし休んでよう。
決めた矢先、
パタパタと階段を駆け上がる音が耳に響く。
太一「お、NAME1も不戦勝?」
NAME1「そう、太一も?」
太一「うん。
だからこっちの試合見ようと思って…。」
そう言いながら対戦表を見渡す。
NAME1「あ、千早は」
太一「…若宮詩暢?
………ってまさかクイーンか?」
NAME1「そう。」
太一「NAME1おまえなにしてんだ…!」
突然の大きな声に驚き肩がびくりと跳ねた。
NAME1「…え、何って、だから不戦勝……」
太一「そうじゃなくて!
千早もクイーンもおまえのライバルだろ?
見てないと!」
NAME1「え…、う、うん…。」
気迫に押されて流されるまま太一と会場に入る。
” おほえ ” ヒュ…
” やまー ”
太一「なんだあれ……。
動き出しは千早の方が早かったのに……。」
NAME1「あれが詩暢ちゃんのかるた。
最短距離を札直で払う綺麗な中抜きー…。」
あの鋭い指先には
何度やっても追いつけなかったんだ。
「またかこの展開。」
「やっぱり格が違うよ、若宮詩暢。」
「もう10枚差?対戦してる子かわいそー。」
「そろそろあの子も戦意喪失かー?」
後ろからボソボソと会話が聞こえてきて
太一が振り返り、目に角を立てた。
” ありま ” ヒュ…
” やまー ”
千早に限って戦意喪失は無いと思うけど…。
でも攻めがるたの千早は
詩暢ちゃんの固い守りに
精神面をじわじわと蝕まれる。
試合が進めば進むほど自分より格上だと、
適わない相手だと思い知らされる。
だけど絶対に焦ってはいけない。
詩暢ちゃんはその一瞬の隙すらも
見逃してはくれないから。
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