第八章*
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思い切り項垂れていたところ、
届いた声に身体がびくりと跳ねる。
NAME1「新…!あっ、ごめん…!
あのまま帰ったんだと思ってた。」
新「3試合目からはずっと見てたよ。」
NAME1「気づかなかったー。」
新「富士崎戦、残念やったの。」
NAME1「まーね。
でもみんな満足みたいだし。」
新「ほうか。
さっき太一とも話したけど、
あんま変わってえんで安心したわ。」
目を細めて照れたように笑うから
私も思わず頬が緩んだ。
NAME1「千早、大丈夫かな。」
新「心配やね、凄い熱やったで。」
NAME1「無理しないでほしいよ、まったくー。
せっかく部員6人いるのにさ。」
口を尖らせて少しばかりの毒を吐くと
新はまたくすりと笑う。
新「昔から突っ走る奴よな、千早は。
千早も変わらんね。」
NAME1「そーだね、
千早は特に、恐ろしい程変わんないよ。
まぁ新も変わってないけどね。」
新「ほうか?」
NAME1「うん。」
灯籠がぼんやり照らす暗闇は幻想的で
時間を忘れてしまいそう。
新「旅館戻らんの?」
NAME1「私はまだいーや。
明日あるし、新は帰りなよ。」
新「こんな真っ暗でひとりにできんて。
それに太一にさっき聞いたんやけど、
旅館おんなじとこみたいやし。」
ふー。
私が帰る時まで一緒にいるつもりだな。
じゃあ新の為にも早く帰らなきゃじゃん。
うだうだと重い腰を上げれずにいると、
新「行こっさ。」
と手を差し出される。
だけど
幼い頃から何も考えずに触れていたその手が
今はとても遠く感じて取ることができなかった。
NAME1「歩くのだるぅい。」
新「ほんな遠ないで頑張ろっさ。」
NAME1「んー。」
新「NAME1、なんか変やの。」
NAME1「あー、なんか太一にも言われた。
疲れてるだけだよ、寝たら治る。」
今はいいんだ。
とりあえず封印。
明日の試合に影響させたくないから
かるた以外のことは考えない。
詩暢ちゃんと約束したからね。
明日は勝ってみせるよ。
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思い切り項垂れていたところ、
届いた声に身体がびくりと跳ねる。
NAME1「新…!あっ、ごめん…!
あのまま帰ったんだと思ってた。」
新「3試合目からはずっと見てたよ。」
NAME1「気づかなかったー。」
新「富士崎戦、残念やったの。」
NAME1「まーね。
でもみんな満足みたいだし。」
新「ほうか。
さっき太一とも話したけど、
あんま変わってえんで安心したわ。」
目を細めて照れたように笑うから
私も思わず頬が緩んだ。
NAME1「千早、大丈夫かな。」
新「心配やね、凄い熱やったで。」
NAME1「無理しないでほしいよ、まったくー。
せっかく部員6人いるのにさ。」
口を尖らせて少しばかりの毒を吐くと
新はまたくすりと笑う。
新「昔から突っ走る奴よな、千早は。
千早も変わらんね。」
NAME1「そーだね、
千早は特に、恐ろしい程変わんないよ。
まぁ新も変わってないけどね。」
新「ほうか?」
NAME1「うん。」
灯籠がぼんやり照らす暗闇は幻想的で
時間を忘れてしまいそう。
新「旅館戻らんの?」
NAME1「私はまだいーや。
明日あるし、新は帰りなよ。」
新「こんな真っ暗でひとりにできんて。
それに太一にさっき聞いたんやけど、
旅館おんなじとこみたいやし。」
ふー。
私が帰る時まで一緒にいるつもりだな。
じゃあ新の為にも早く帰らなきゃじゃん。
うだうだと重い腰を上げれずにいると、
新「行こっさ。」
と手を差し出される。
だけど
幼い頃から何も考えずに触れていたその手が
今はとても遠く感じて取ることができなかった。
NAME1「歩くのだるぅい。」
新「ほんな遠ないで頑張ろっさ。」
NAME1「んー。」
新「NAME1、なんか変やの。」
NAME1「あー、なんか太一にも言われた。
疲れてるだけだよ、寝たら治る。」
今はいいんだ。
とりあえず封印。
明日の試合に影響させたくないから
かるた以外のことは考えない。
詩暢ちゃんと約束したからね。
明日は勝ってみせるよ。
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