第八章*
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太一「わかってるな。
この場に一番いたかったのは千早だ。
俺らが簡単に負けたら
あいつは絶対死ぬほど泣く。
勝つしかない。」
第2回戦
1.NAME1
2.かなちゃん
3.太一
4.机くん
5.肉まんくん
太一「瑞沢勝つぞ!」
「「「 オウッ!! 」」」
千早の為にとみんな意気込むけど
私は同じ気持ちにはなれなかった。
私は私のかるたをするだけ。
ただ自分の為に。
” あま ” ヒュッ
” つかぜー ”
” S ” シュ
” uみのえのー ”
「あの子早すぎひん?」
「S音ってやつ?」
「でもまだ《せ・さ・しの》出てないやん…。」
” ちg ” ヒュヒュッ
” iりきなー ”
濁るGの音で《ちぎりお》《ちぎりき》。
渡り手ももう慣れた。
なんだか今日は耳も頭もすごく冴えてて
半音を聞く前に次の音がわかる気さえする。
金沢大会の時よりも更に鋭く。
ー…
肉まんくんが運命戦で敗れ
白星は私と太一のみ。
2勝3敗で2回戦は敗退。
肉まん「悪ぃ、みんな…。」
太一「まだ大丈夫だ、2回戦は落としたけど
次の勝ち星次第では決勝トーナメントに行ける。」
NAME1「切り替えて次いくよ。」
奏「はい!」
机「次こそ勝ってやるぞ!」
太一「よし駒野、その意気だ。
オーダーは順番変えずにいく。
15分後の3回戦まで少し休もう。」
試合中はなんともなかったのに
終わった途端に気分が悪くなる。
目が回って頭が痛い。
冷えたお茶を口に含むと
無意識に強ばっていた身体が
すっと溶けていった。
控え室にはもう千早と新の姿は無くて
隅に座って壁に寄りかかると
胸の中を空っぽにして目を瞑る。
何も考えなくていいようにー…。
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太一「わかってるな。
この場に一番いたかったのは千早だ。
俺らが簡単に負けたら
あいつは絶対死ぬほど泣く。
勝つしかない。」
第2回戦
1.NAME1
2.かなちゃん
3.太一
4.机くん
5.肉まんくん
太一「瑞沢勝つぞ!」
「「「 オウッ!! 」」」
千早の為にとみんな意気込むけど
私は同じ気持ちにはなれなかった。
私は私のかるたをするだけ。
ただ自分の為に。
” あま ” ヒュッ
” つかぜー ”
” S ” シュ
” uみのえのー ”
「あの子早すぎひん?」
「S音ってやつ?」
「でもまだ《せ・さ・しの》出てないやん…。」
” ちg ” ヒュヒュッ
” iりきなー ”
濁るGの音で《ちぎりお》《ちぎりき》。
渡り手ももう慣れた。
なんだか今日は耳も頭もすごく冴えてて
半音を聞く前に次の音がわかる気さえする。
金沢大会の時よりも更に鋭く。
ー…
肉まんくんが運命戦で敗れ
白星は私と太一のみ。
2勝3敗で2回戦は敗退。
肉まん「悪ぃ、みんな…。」
太一「まだ大丈夫だ、2回戦は落としたけど
次の勝ち星次第では決勝トーナメントに行ける。」
NAME1「切り替えて次いくよ。」
奏「はい!」
机「次こそ勝ってやるぞ!」
太一「よし駒野、その意気だ。
オーダーは順番変えずにいく。
15分後の3回戦まで少し休もう。」
試合中はなんともなかったのに
終わった途端に気分が悪くなる。
目が回って頭が痛い。
冷えたお茶を口に含むと
無意識に強ばっていた身体が
すっと溶けていった。
控え室にはもう千早と新の姿は無くて
隅に座って壁に寄りかかると
胸の中を空っぽにして目を瞑る。
何も考えなくていいようにー…。
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