第八章*
お名前入力
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
滋賀県、近江神宮。
天智天皇を御祭神として創建された
近代神社建築を代表する国の登録文化財。
毎年名人クイーン位決定戦ほか
多数の百人一首の大会が催されるかるたの聖地。
千早「うわーーっ!!赤いね!!!」
太一「コーフンしすぎだおまえ。」
奏「赤っていうか朱色ですね。きれい…。」
机「ここが近江神宮かー。」
楼門へと続く長い階段の前で
崇高なその佇まいにそれぞれの想いを抱く。
NAME1「千早の目も真っ赤だよ。」
千早「それが昨日全然眠れなくて!」
NAME1「え、大丈夫?」
千早「なんかちょっと頭痛いんだけど
大丈夫だよ、大丈夫!」
千早が興奮を抑えきれない様子で
染め上げられた門を見上げる。
宮内「テンション上がってきたところで
参拝しましょう。必勝祈願。」
顧問の宮内先生 ( 通称:女帝 ) は
掛け持ちしているテニス部を優先していて
あまりかるた部には関心が無さそうで、
今日の引率も当初は他の先生の筈だった。
だけど突然、東京予選のトロフィーを
校長室前のショーケースに飾ってくれたり
今日も引率に来てくれることになり
どうやら私たちの努力を認めてくれたみたい。
意図した訳ではないけれど
認めて貰えたことが素直に嬉しかった。
奏「だめですよ、真ん中歩いちゃ。
正中 と言って参道の中央は神様の専用通路です。」
宮内「大江さん、よく知ってるわねー。」
足取りも軽く階段を登りきり
特徴的な朱の楼門をくぐると
その先に大きく聳える拝殿へと足を運ぶ。
宮内「拝礼の基本は、二拝二拍手一拝です。
型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが
神様が心が広いとは限りません。
願い事は礼儀正しく差し出しなさい。」
神様、
奇跡はいりません。
どうか無事に…
精一杯の力が発揮できますように。
アクシデントが起こりませんようにー…。
.
滋賀県、近江神宮。
天智天皇を御祭神として創建された
近代神社建築を代表する国の登録文化財。
毎年名人クイーン位決定戦ほか
多数の百人一首の大会が催されるかるたの聖地。
千早「うわーーっ!!赤いね!!!」
太一「コーフンしすぎだおまえ。」
奏「赤っていうか朱色ですね。きれい…。」
机「ここが近江神宮かー。」
楼門へと続く長い階段の前で
崇高なその佇まいにそれぞれの想いを抱く。
NAME1「千早の目も真っ赤だよ。」
千早「それが昨日全然眠れなくて!」
NAME1「え、大丈夫?」
千早「なんかちょっと頭痛いんだけど
大丈夫だよ、大丈夫!」
千早が興奮を抑えきれない様子で
染め上げられた門を見上げる。
宮内「テンション上がってきたところで
参拝しましょう。必勝祈願。」
顧問の宮内先生 ( 通称:女帝 ) は
掛け持ちしているテニス部を優先していて
あまりかるた部には関心が無さそうで、
今日の引率も当初は他の先生の筈だった。
だけど突然、東京予選のトロフィーを
校長室前のショーケースに飾ってくれたり
今日も引率に来てくれることになり
どうやら私たちの努力を認めてくれたみたい。
意図した訳ではないけれど
認めて貰えたことが素直に嬉しかった。
奏「だめですよ、真ん中歩いちゃ。
宮内「大江さん、よく知ってるわねー。」
足取りも軽く階段を登りきり
特徴的な朱の楼門をくぐると
その先に大きく聳える拝殿へと足を運ぶ。
宮内「拝礼の基本は、二拝二拍手一拝です。
型とか形式とか面倒だと思うかもしれませんが
神様が心が広いとは限りません。
願い事は礼儀正しく差し出しなさい。」
神様、
奇跡はいりません。
どうか無事に…
精一杯の力が発揮できますように。
アクシデントが起こりませんようにー…。
.