第八章*
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バンッ
バシッ
ダンッ
全国大会を目前に控えた私たち瑞沢かるた部は
放課後はもちろん
朝や昼休みさえも練習に打ち込んでいた。
千早「みんな、練習から声出していくよ!」
太一「えぇっ?」
机「瑞沢ファイトとか言うの?まさか…」
千早「瑞沢ファイトォ!」
NAME1・肉まん「瑞沢ファイトー!!」
千早「お、いいね!」
今日の私の練習は予てから課題の
ムダ無く札に真っ直ぐ手を伸ばすこと。
肉まんくんに見てもらいながら素振りをする。
太一「西田、地元のかるた会にも
週末ずっと参加してるみたいだし
気合い入ってるよな。
NAME1も部活の後に白波会行って
夜遅くまで練習してるって。」
太一と千早の会話が耳に入る。
当然だよ、
近江神宮を知ってるのは私と肉まんくんだけ。
初めてあの場所に行く他のみんなは
きっと少なからず雰囲気に呑まれる。
私たちが引っ張らなきゃいけない。
そのプレッシャーに打ち勝つ為にも
気負い無いようにしなくちゃ。
千早「かなちゃん、難しい顔してどーしたの?
なに、その札?決まり字書いてある……。」
NAME1「初心者用の練習札だね。」
肉まん「あーそれ翠北会の師匠が貸してくれてさ。
かなちゃんまだ ” 決まり字 ” に
慣れてないみたいだったからさ。」
奏「決まり字くらい覚えてますっ!
でも札にこんなの書くなんて
札が可哀想じゃないですか…!」
肉まん「えーでも最近のかなちゃんの配置さぁ。」
…左上段に一字決まり《む》
《よのなかは》《ちぎりお》も上段…
うーん…セオリーとはかけ離れてる…。
初心者のうちは一字決まりは利き手下段、
決まり字が長い札は囲いやすい位置が基本。
NAME1「かなちゃん、どうしてこの配置なの?」
奏「歌の季節ごとに分けたんです。」
………。
一同「「「「「 えーーーーっ!?!? 」」」」」
まさに目からウロコ…!
でもかなちゃんらしい。
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バンッ
バシッ
ダンッ
全国大会を目前に控えた私たち瑞沢かるた部は
放課後はもちろん
朝や昼休みさえも練習に打ち込んでいた。
千早「みんな、練習から声出していくよ!」
太一「えぇっ?」
机「瑞沢ファイトとか言うの?まさか…」
千早「瑞沢ファイトォ!」
NAME1・肉まん「瑞沢ファイトー!!」
千早「お、いいね!」
今日の私の練習は予てから課題の
ムダ無く札に真っ直ぐ手を伸ばすこと。
肉まんくんに見てもらいながら素振りをする。
太一「西田、地元のかるた会にも
週末ずっと参加してるみたいだし
気合い入ってるよな。
NAME1も部活の後に白波会行って
夜遅くまで練習してるって。」
太一と千早の会話が耳に入る。
当然だよ、
近江神宮を知ってるのは私と肉まんくんだけ。
初めてあの場所に行く他のみんなは
きっと少なからず雰囲気に呑まれる。
私たちが引っ張らなきゃいけない。
そのプレッシャーに打ち勝つ為にも
気負い無いようにしなくちゃ。
千早「かなちゃん、難しい顔してどーしたの?
なに、その札?決まり字書いてある……。」
NAME1「初心者用の練習札だね。」
肉まん「あーそれ翠北会の師匠が貸してくれてさ。
かなちゃんまだ ” 決まり字 ” に
慣れてないみたいだったからさ。」
奏「決まり字くらい覚えてますっ!
でも札にこんなの書くなんて
札が可哀想じゃないですか…!」
肉まん「えーでも最近のかなちゃんの配置さぁ。」
…左上段に一字決まり《む》
《よのなかは》《ちぎりお》も上段…
うーん…セオリーとはかけ離れてる…。
初心者のうちは一字決まりは利き手下段、
決まり字が長い札は囲いやすい位置が基本。
NAME1「かなちゃん、どうしてこの配置なの?」
奏「歌の季節ごとに分けたんです。」
………。
一同「「「「「 えーーーーっ!?!? 」」」」」
まさに目からウロコ…!
でもかなちゃんらしい。
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