第七章*
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NAME1「さよーならー。」
太一「ありがとうございました。」
練習試合を終えて白波会を後にすると
辺りはすっかり暗くなって
空には高く星が散らばっていた。
太一「広史さん強かったー。
大学でもみっちりやってるってゆーし。」
NAME1「広史さんタフだよねー。
今年は名人戦にも出るって。」
太一「すげーよなー。
千早、原田先生はどうだった?」
千早「……………。」
NAME1「千早?」
太一「お…おい。」
NAME1「……千早、今日変だよ?
何かあるなら言って!」
違和感を感じながら放っておいて
いい事なんかない。
唯でさえ千早は溜め込むと
ショートする性格なんだから!
千早「な…なにも……。」
太一「なにもじゃねぇ。
おまえは思ってること
我慢できるふうにはできてねぇ、言え!」
NAME1「言えー!」
千早の頬をむにっとつまむ太一に便乗して
千早の髪をくしゃくしゃと乱した。
千早「太一…、NAME1…、
私、全国大会怖いみたい……。」
赤く点滅する踏切の警報機が
カンカンと鳴り響く。
千早「ボロ負けしたらどうしよう。
こんなぽっと出の私たちなんて
誰も応援してくれないよ…。
やっぱり俺たちが行くべきだったって
北央の人たちが思ったらどうしよう…。」
大きな瞳に今にも溢れ出しそうな程滴を溜めて
その場にしゃがみこむ千早の脆い姿に
どうしてか眉間に力が入った。
ゴッ
千早「うっ…!…く〜〜っ……。」
千早の脳天目がけてチョップを喰らわせると
千早が頭を抱え込んで悶絶する。
NAME1「しっかりしてよ!」
千早「ちょ…NAME1なにすん……」
NAME1「太一!!」
太一「は…はいっ。」
太一が色を失った顔で身を縮め
鞄から分厚いファイルを取り出した。
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NAME1「さよーならー。」
太一「ありがとうございました。」
練習試合を終えて白波会を後にすると
辺りはすっかり暗くなって
空には高く星が散らばっていた。
太一「広史さん強かったー。
大学でもみっちりやってるってゆーし。」
NAME1「広史さんタフだよねー。
今年は名人戦にも出るって。」
太一「すげーよなー。
千早、原田先生はどうだった?」
千早「……………。」
NAME1「千早?」
太一「お…おい。」
NAME1「……千早、今日変だよ?
何かあるなら言って!」
違和感を感じながら放っておいて
いい事なんかない。
唯でさえ千早は溜め込むと
ショートする性格なんだから!
千早「な…なにも……。」
太一「なにもじゃねぇ。
おまえは思ってること
我慢できるふうにはできてねぇ、言え!」
NAME1「言えー!」
千早の頬をむにっとつまむ太一に便乗して
千早の髪をくしゃくしゃと乱した。
千早「太一…、NAME1…、
私、全国大会怖いみたい……。」
赤く点滅する踏切の警報機が
カンカンと鳴り響く。
千早「ボロ負けしたらどうしよう。
こんなぽっと出の私たちなんて
誰も応援してくれないよ…。
やっぱり俺たちが行くべきだったって
北央の人たちが思ったらどうしよう…。」
大きな瞳に今にも溢れ出しそうな程滴を溜めて
その場にしゃがみこむ千早の脆い姿に
どうしてか眉間に力が入った。
ゴッ
千早「うっ…!…く〜〜っ……。」
千早の脳天目がけてチョップを喰らわせると
千早が頭を抱え込んで悶絶する。
NAME1「しっかりしてよ!」
千早「ちょ…NAME1なにすん……」
NAME1「太一!!」
太一「は…はいっ。」
太一が色を失った顔で身を縮め
鞄から分厚いファイルを取り出した。
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