第七章*
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がやがやと立ち騒ぎ
席取りにせわしいギャラリーの中
会場の片隅で円陣を組むと、
早速太一が切り出した。
太一「問題は決勝のオーダーだ。」
色よく燃える真剣な面持ちで言葉を聞く。
太一「北央に2人いるっていうA級選手、
NAME1、教えてくれ。」
NAME1「まず主将の須藤さん。
あの細目の人だよ。」
肉まん「もう1人は一番チビの
クリクリしたやつだぜ。
練習会で会ったことある。」
NAME1「うん、なゆちゃ…甘糟くん。」
おっと、ついいつもの呼び名で。
なゆちゃんは1個年上だけど
可愛いから『 なゆちゃん 』って呼んでる。
口悪いけどそこがまた可愛い (笑)
奏「でも北央の人たちが
どんな順番で並ぶか分からないですよね。」
太一「そうなんだけど、
でもそこが読めたら
俺らが3勝する確率は高くなるから……。」
NAME1「北央のオーダー読むのは無理だよ。」
千早「毎回全然違うとか?」
みんながきょとんとして私を見つめる。
うーん、
これ言っても説得力ないんだよなあ。
体感しないとわからない不思議現象。
NAME1「めちゃくちゃ当たる変な占いで、
逆にこっちのオーダー読んでくるの。」
肉まん「はぁ?占い?」
NAME1「何でかほぼ100%当たるんだ。」
太一「ヒョロくんが持ってるあれか。」
机「随分オカルトだね…。」
千早「ヒョロくん怖っ。」
須藤さんと当たりたいんだけどなぁ。
須藤さん、私とはイヤだとか言ってたし
多分外してくるよなー……。
NAME1「須藤さんは相手に合わせて
やりにくい形にしてくるタイプ。
ガンガン攻めてくるのに守りも固い。
甘糟くんは、身体は小さいけど
そのぶん動きの軽さは北央イチ。
なによりリズム捉えるのが上手いかな。
2人とも優劣付け難いダブルエースだよ。」
北央学園のことは
かなり知ってると自信がある。
奏「さすがに手強いですよね……。
NAME1ちゃん詳しいですけど、
大会とかで戦ったことあるんですか? 」
机「さっき北央の人たちと
仲良さそうに話してたよね?」
肉まん「それ気になってた!」
あ、言ってなかったっけ。
NAME1「私、中学の時
北央のかるた部で練習させてもらってたから。」
「「「「「 ……………えーーーっ!! 」」」」」
太一「マジか!」
千早「知り合いの学校で練習してたとは
聞いたけど、まさかの北央?!」
机「てゆーかあそこって男子校じゃないの?!」
奏「…男子校!…なんという………。」
肉まん「おまえスゲーな…。」
奏ちゃんの険しい目つきが地味に痛い。
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がやがやと立ち騒ぎ
席取りにせわしいギャラリーの中
会場の片隅で円陣を組むと、
早速太一が切り出した。
太一「問題は決勝のオーダーだ。」
色よく燃える真剣な面持ちで言葉を聞く。
太一「北央に2人いるっていうA級選手、
NAME1、教えてくれ。」
NAME1「まず主将の須藤さん。
あの細目の人だよ。」
肉まん「もう1人は一番チビの
クリクリしたやつだぜ。
練習会で会ったことある。」
NAME1「うん、なゆちゃ…甘糟くん。」
おっと、ついいつもの呼び名で。
なゆちゃんは1個年上だけど
可愛いから『 なゆちゃん 』って呼んでる。
口悪いけどそこがまた可愛い (笑)
奏「でも北央の人たちが
どんな順番で並ぶか分からないですよね。」
太一「そうなんだけど、
でもそこが読めたら
俺らが3勝する確率は高くなるから……。」
NAME1「北央のオーダー読むのは無理だよ。」
千早「毎回全然違うとか?」
みんながきょとんとして私を見つめる。
うーん、
これ言っても説得力ないんだよなあ。
体感しないとわからない不思議現象。
NAME1「めちゃくちゃ当たる変な占いで、
逆にこっちのオーダー読んでくるの。」
肉まん「はぁ?占い?」
NAME1「何でかほぼ100%当たるんだ。」
太一「ヒョロくんが持ってるあれか。」
机「随分オカルトだね…。」
千早「ヒョロくん怖っ。」
須藤さんと当たりたいんだけどなぁ。
須藤さん、私とはイヤだとか言ってたし
多分外してくるよなー……。
NAME1「須藤さんは相手に合わせて
やりにくい形にしてくるタイプ。
ガンガン攻めてくるのに守りも固い。
甘糟くんは、身体は小さいけど
そのぶん動きの軽さは北央イチ。
なによりリズム捉えるのが上手いかな。
2人とも優劣付け難いダブルエースだよ。」
北央学園のことは
かなり知ってると自信がある。
奏「さすがに手強いですよね……。
NAME1ちゃん詳しいですけど、
大会とかで戦ったことあるんですか? 」
机「さっき北央の人たちと
仲良さそうに話してたよね?」
肉まん「それ気になってた!」
あ、言ってなかったっけ。
NAME1「私、中学の時
北央のかるた部で練習させてもらってたから。」
「「「「「 ……………えーーーっ!! 」」」」」
太一「マジか!」
千早「知り合いの学校で練習してたとは
聞いたけど、まさかの北央?!」
机「てゆーかあそこって男子校じゃないの?!」
奏「…男子校!…なんという………。」
肉まん「おまえスゲーな…。」
奏ちゃんの険しい目つきが地味に痛い。
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