第六章*
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NAME1「瑞沢1勝!」
私は周りを見ながら戦える程器用じゃない。
できることは、誰よりも早く勝つこと。
今はまだ、それしかないから。
みんな、どうか続いて!
千早と視線が重なる。
千早は瞬きひとつせずに瞳を揺らすと
すうっと静かに息を吸い込んだ。
……目つきが変わった。
千早が、戻ってきた。
” k ”
パンッ
” aくとだにー ”
千早「よっしゃあ!!」
辺りの空気が震え、相手がびくつく。
太一「よ、よし!」
肉まん「よし!」
奏「やった!」
前方の出入口に机くんの姿を捉えた。
机くん…ちゃんと見ててね。
机くんとまた一緒に戦うために
みんながんばってるから!
相手の掛け声が次第に減っていく。
瑞沢に流れが来てる。
肉まん「勝ったぞ!瑞沢2勝!」
NAME1「おっけー肉まんくん、
瑞沢、全勝するよ!」
千早・太一「おうっ!」
奏「は、はいっ。」
試合を通し、今まで緩んでいた
互いを繋ぐ糸が、たぐり寄せられる感覚。
「西高1勝ッ!!」
奏「…うぅっ…。」
かなちゃんが敗れ、2-1。
太一も接戦だ。
千早は………。
” たk ”
バンッ
” iのおとはー ”
” あらz ”
パシッ
” aらむー ”
6枚差をひっくり返した。
千早の陣は、あと1枚。
机「……が…がんばれ綾瀬!!真島!!」
ギャラリーの視線が鋭く机くんに刺さる。
会場全体が息を呑む中、
私は目を閉じ
ただ自分の鼓動だけに耳を傾けた。
” む ” ピシッ
奏「…やった……っ。」
千早「瑞沢3勝!」
太一「こっちもだ!瑞沢4勝!」
ゆっくりと目を開けて
胸の中に灯る暖かいものを感じながら
背を伸ばし袂を整える。
「瑞沢高校4勝、冨原西高校1勝で
瑞沢高校の勝利です。」
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NAME1「瑞沢1勝!」
私は周りを見ながら戦える程器用じゃない。
できることは、誰よりも早く勝つこと。
今はまだ、それしかないから。
みんな、どうか続いて!
千早と視線が重なる。
千早は瞬きひとつせずに瞳を揺らすと
すうっと静かに息を吸い込んだ。
……目つきが変わった。
千早が、戻ってきた。
” k ”
パンッ
” aくとだにー ”
千早「よっしゃあ!!」
辺りの空気が震え、相手がびくつく。
太一「よ、よし!」
肉まん「よし!」
奏「やった!」
前方の出入口に机くんの姿を捉えた。
机くん…ちゃんと見ててね。
机くんとまた一緒に戦うために
みんながんばってるから!
相手の掛け声が次第に減っていく。
瑞沢に流れが来てる。
肉まん「勝ったぞ!瑞沢2勝!」
NAME1「おっけー肉まんくん、
瑞沢、全勝するよ!」
千早・太一「おうっ!」
奏「は、はいっ。」
試合を通し、今まで緩んでいた
互いを繋ぐ糸が、たぐり寄せられる感覚。
「西高1勝ッ!!」
奏「…うぅっ…。」
かなちゃんが敗れ、2-1。
太一も接戦だ。
千早は………。
” たk ”
バンッ
” iのおとはー ”
” あらz ”
パシッ
” aらむー ”
6枚差をひっくり返した。
千早の陣は、あと1枚。
机「……が…がんばれ綾瀬!!真島!!」
ギャラリーの視線が鋭く机くんに刺さる。
会場全体が息を呑む中、
私は目を閉じ
ただ自分の鼓動だけに耳を傾けた。
” む ” ピシッ
奏「…やった……っ。」
千早「瑞沢3勝!」
太一「こっちもだ!瑞沢4勝!」
ゆっくりと目を開けて
胸の中に灯る暖かいものを感じながら
背を伸ばし袂を整える。
「瑞沢高校4勝、冨原西高校1勝で
瑞沢高校の勝利です。」
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