第六章*
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太一「俺たちはかるたをしてる時はまだ
” 個人戦 ” の気持ちでいる。
まだチームになれてないんだよ。」
ハッとした。
結論の尾を掴むような気持ち。
ひとりひとりが勝てばいいんじゃない。
団体戦は、みんなで戦ってるんだ。
太一「とにかく勝って決勝に進む。
3勝以上、絶対だ。
駒野とまた、戦うために。」
「瑞沢高校、オーダー読み上げますよー。」
冨原西高の選手達の鋭い視線を感じる。
だけどもうブレないよ。
戦う前に気持ちで負けてたまるか。
太一「NAME1、頼りにしてる。」
NAME1「うん、任せて。」
太一「千早、おまえも絶対に負けるなよ。」
脈がいつになく安定してる。
音が澄んでて、雑音が入らない。
なんかこの感じ、前にもあったな。
いや、似てるけど少し違う。
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり ”
「西高勝つぞ!!」
「「「 オウッ!! 」」」
…っ、びっくりした…。
そっか、これが団体戦。
個人戦には無いもの。
” いまをはるべと さくやこのはな
いまをはるべと さくやこのはな ”
” あr ” ヒュッ
” iあ ” パンッ
” けのー ”
ババンッ バンッ
「抜きましたー!」
「えっちゃんナイスー!!」
「こっちもキープしたよ!」
「よっしゃー佐野先輩!」
「いーカンジ。さあ乗ってくよー!」
私も太一も肉まんくんも取ってるのに
めちゃくちゃポジティブ。
声出して流れ作ってくのは
確かに団体戦でしかできない技だ。
「連取してくよー!!」
「オウ!」
「取れる取れる!」
千早が気押されしてる…?
違う、おかしい。
序盤なのに凄い汗と息切れ。
…プレッシャー感じてるんだ。
早めに私が上がらないと。
” ちh ”
ダンッ
” aやぶるー ”
…この札は渡さない。
全員取っ……
……?!
千早が《ちはや》取られた…?!
太一「千早、一枚ずつだ、しっかりしろ。」
千早「う、うん。」
ダメだ、いつもの千早じゃない…。
NAME1「…太一。
……みんなのこと頼むよ。」
思ったより千早が重症だ。
周り見るのは太一の方が向いてる。
私はとにかく早く勝って流れを作る。
太一「……あぁ。」
.
太一「俺たちはかるたをしてる時はまだ
” 個人戦 ” の気持ちでいる。
まだチームになれてないんだよ。」
ハッとした。
結論の尾を掴むような気持ち。
ひとりひとりが勝てばいいんじゃない。
団体戦は、みんなで戦ってるんだ。
太一「とにかく勝って決勝に進む。
3勝以上、絶対だ。
駒野とまた、戦うために。」
「瑞沢高校、オーダー読み上げますよー。」
冨原西高の選手達の鋭い視線を感じる。
だけどもうブレないよ。
戦う前に気持ちで負けてたまるか。
太一「NAME1、頼りにしてる。」
NAME1「うん、任せて。」
太一「千早、おまえも絶対に負けるなよ。」
脈がいつになく安定してる。
音が澄んでて、雑音が入らない。
なんかこの感じ、前にもあったな。
いや、似てるけど少し違う。
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり ”
「西高勝つぞ!!」
「「「 オウッ!! 」」」
…っ、びっくりした…。
そっか、これが団体戦。
個人戦には無いもの。
” いまをはるべと さくやこのはな
いまをはるべと さくやこのはな ”
” あr ” ヒュッ
” iあ ” パンッ
” けのー ”
ババンッ バンッ
「抜きましたー!」
「えっちゃんナイスー!!」
「こっちもキープしたよ!」
「よっしゃー佐野先輩!」
「いーカンジ。さあ乗ってくよー!」
私も太一も肉まんくんも取ってるのに
めちゃくちゃポジティブ。
声出して流れ作ってくのは
確かに団体戦でしかできない技だ。
「連取してくよー!!」
「オウ!」
「取れる取れる!」
千早が気押されしてる…?
違う、おかしい。
序盤なのに凄い汗と息切れ。
…プレッシャー感じてるんだ。
早めに私が上がらないと。
” ちh ”
ダンッ
” aやぶるー ”
…この札は渡さない。
全員取っ……
……?!
千早が《ちはや》取られた…?!
太一「千早、一枚ずつだ、しっかりしろ。」
千早「う、うん。」
ダメだ、いつもの千早じゃない…。
NAME1「…太一。
……みんなのこと頼むよ。」
思ったより千早が重症だ。
周り見るのは太一の方が向いてる。
私はとにかく早く勝って流れを作る。
太一「……あぁ。」
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