第六章*
お名前入力
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
一回戦の相手は栄光大附属高校。
たぶんA級選手はいない。
太一「初戦はNAME1を外す。
NAME1は瑞沢の要だ。
勝ち上がる程敵は強くなる訳だから
少しでも体力温存させておきたい。」
机「じゃ、じゃあ僕とかなちゃん二人とも
いきなり出るってことだよね…。」
奏「そうなりますね…。」
肩を上げ口元を力ませて
不安そうな表情の机くんとかなちゃん。
NAME1「二人なら大丈夫。
あのツラい合宿も乗り切ったじゃん。
勝たなきゃって気負わないで
まずは初の公式戦、楽しんできて。」
ここ一週間、一緒に練習できなかったけど
私たちはチームだ。
この、新しい私のチームで勝ちたい。
近江神宮、行けたらいいな。
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり
いまをはるべと さくやこのはな ”
開会直後のピリッと張り詰めた空気の中、
会場の隅でギャラリーに混じって座り
期待を胸に秘めじっと試合を見守る。
” あまつ ”
ダンッ
” かぜー ”
広い会場内で、一際早く響いた畳を打つ音。
この場にいるほとんどの人の視線が
その音源の方へと向く。
千早だ…!
速い。
また速くなってる。
なんとも言えない不思議な感情が
わくわくと高ぶっていくのを感じた。
肉まんくんも、いつも通り落ち着いてる。
太一も程よく力抜けてていい感じ。
かなちゃん、机くん、焦らずまず一枚!
練習では見慣れていた筈の
みんなのかるただけど、
こうやって離れたところから見るのは新鮮で
ついつい見入る。
いいよ、瑞沢押してるよ。
千早がまず一勝。
続いて太一と肉まんくんも。
正座した膝の上で小さくガッツポーズをし
笑顔に歪みかけた頬をきりりと引き締めた。
.
一回戦の相手は栄光大附属高校。
たぶんA級選手はいない。
太一「初戦はNAME1を外す。
NAME1は瑞沢の要だ。
勝ち上がる程敵は強くなる訳だから
少しでも体力温存させておきたい。」
机「じゃ、じゃあ僕とかなちゃん二人とも
いきなり出るってことだよね…。」
奏「そうなりますね…。」
肩を上げ口元を力ませて
不安そうな表情の机くんとかなちゃん。
NAME1「二人なら大丈夫。
あのツラい合宿も乗り切ったじゃん。
勝たなきゃって気負わないで
まずは初の公式戦、楽しんできて。」
ここ一週間、一緒に練習できなかったけど
私たちはチームだ。
この、新しい私のチームで勝ちたい。
近江神宮、行けたらいいな。
” なにわづに さくやこのはな ふゆごもり
いまをはるべと さくやこのはな ”
開会直後のピリッと張り詰めた空気の中、
会場の隅でギャラリーに混じって座り
期待を胸に秘めじっと試合を見守る。
” あまつ ”
ダンッ
” かぜー ”
広い会場内で、一際早く響いた畳を打つ音。
この場にいるほとんどの人の視線が
その音源の方へと向く。
千早だ…!
速い。
また速くなってる。
なんとも言えない不思議な感情が
わくわくと高ぶっていくのを感じた。
肉まんくんも、いつも通り落ち着いてる。
太一も程よく力抜けてていい感じ。
かなちゃん、机くん、焦らずまず一枚!
練習では見慣れていた筈の
みんなのかるただけど、
こうやって離れたところから見るのは新鮮で
ついつい見入る。
いいよ、瑞沢押してるよ。
千早がまず一勝。
続いて太一と肉まんくんも。
正座した膝の上で小さくガッツポーズをし
笑顔に歪みかけた頬をきりりと引き締めた。
.