第六章*
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「な……なんだあれ、キャンペーンガールか?」
「細い!背高い!」
「あれじゃん?瑞沢高校に
すっごい美人の二人組がいるって…。」
「隣の男の子もイケメン!なんなの瑞沢!」
全国高等学校かるた選手権大会
東京都予選ー…
NAME1「待ってかなちゃん、ほんとに袴?!」
かなちゃんの入部条件だった、
《公式戦では袴着用》。
まさか本当にやるとは思わず
自分の袴は持って来なかったんだけど
かなちゃんが用意あるって言うから着るハメに…。
奏「名人戦もクイーン戦も袴着用なんですよ。
慣れておいて損はないです。」
肉まん「イヤだー!
俺名人なんて目指してないもんー!!」
机「他の高校で着てるトコなんてないよ?!」
私にとっての問題はそこだ。
袴でかるたをすることは別にいい。
でも袴を着ることによって
嫌でも目立ってしまう…。
それが辛い。
…ちゃっかり受付に、私と千早がモデルをした
《呉服の大江》のカタログが置かれてたし…。
なんかさっきから
他校の人たちに写メ撮られまくってるし…。
泣きたい………。
奏「肉まんくんも、机くんも、
制服よりジャージより似合ってますよ!
まるで巡業か七五三……!!
NAME1ちゃんなんて由緒ある日本人形のよう!」
目をキラキラと輝かせて言うけど、
……かなちゃん、
………それは褒め言葉ではない気が…。
7月に滋賀の近江神宮で行われる
全国高等学校かるた選手権大会。
出場できるのは基本的に各都道府県の代表一校。
エントリーの多い東京都は全国有数の激戦区だ。
千早「太一、NAME1、凄くない?
これみんなかるたやってる人たちなんだよ。
かるたバカなんだよ!」
太一「いや……
お前程のバカはいないと思うけどな…。」
NAME1「はいっ!バカです!」
太一「え。」
千早「よしっ、新にメールしなきゃ!」
太一「お前…最近しょっちゅう
新にメールしてるけど返事来んのか?」
千早「来るよ!短いし絵文字ないけど!」
心がざわつく。
メールしてるんだ…。
返事来るんだ…。
もやもやする。
今までも何度かあったこの感覚。
やっと正体がわかったよ。
私、千早に妬いてるんだ。
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「な……なんだあれ、キャンペーンガールか?」
「細い!背高い!」
「あれじゃん?瑞沢高校に
すっごい美人の二人組がいるって…。」
「隣の男の子もイケメン!なんなの瑞沢!」
全国高等学校かるた選手権大会
東京都予選ー…
NAME1「待ってかなちゃん、ほんとに袴?!」
かなちゃんの入部条件だった、
《公式戦では袴着用》。
まさか本当にやるとは思わず
自分の袴は持って来なかったんだけど
かなちゃんが用意あるって言うから着るハメに…。
奏「名人戦もクイーン戦も袴着用なんですよ。
慣れておいて損はないです。」
肉まん「イヤだー!
俺名人なんて目指してないもんー!!」
机「他の高校で着てるトコなんてないよ?!」
私にとっての問題はそこだ。
袴でかるたをすることは別にいい。
でも袴を着ることによって
嫌でも目立ってしまう…。
それが辛い。
…ちゃっかり受付に、私と千早がモデルをした
《呉服の大江》のカタログが置かれてたし…。
なんかさっきから
他校の人たちに写メ撮られまくってるし…。
泣きたい………。
奏「肉まんくんも、机くんも、
制服よりジャージより似合ってますよ!
まるで巡業か七五三……!!
NAME1ちゃんなんて由緒ある日本人形のよう!」
目をキラキラと輝かせて言うけど、
……かなちゃん、
………それは褒め言葉ではない気が…。
7月に滋賀の近江神宮で行われる
全国高等学校かるた選手権大会。
出場できるのは基本的に各都道府県の代表一校。
エントリーの多い東京都は全国有数の激戦区だ。
千早「太一、NAME1、凄くない?
これみんなかるたやってる人たちなんだよ。
かるたバカなんだよ!」
太一「いや……
お前程のバカはいないと思うけどな…。」
NAME1「はいっ!バカです!」
太一「え。」
千早「よしっ、新にメールしなきゃ!」
太一「お前…最近しょっちゅう
新にメールしてるけど返事来んのか?」
千早「来るよ!短いし絵文字ないけど!」
心がざわつく。
メールしてるんだ…。
返事来るんだ…。
もやもやする。
今までも何度かあったこの感覚。
やっと正体がわかったよ。
私、千早に妬いてるんだ。
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