第六章*
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” こk ”
パパンッ
” oろあてにー ”
肉まん「は?!渡り手?!」
千早「え…っ?」
自陣左中段《こころに》から
右上段《こころあ》への渡り手。
まだ練習し始めたばかりだけど
この配置は渡り手を前提として組んだもの。
体勢と配置を見直したことで
方向転換の速度が格段に上がったのを実感する。
この動きを身体に叩き込むんだ。
太一「………新…か。」
” F ”
バンッ
” uくからにー ”
肉まん「…おいおい……。」
” よの ”
バッ
” なかよー ”
肉まん「ちょっ…ちょちょちょ!タンマ!
一旦テープ止めて!!」
奏「どうしたんですか、肉まんくん。」
かなちゃんが息を上げながら
テープを止めに行った。
NAME1「肉まんくん、トイレ?」
肉まん「違うわ!
もう俺じゃNAME1の相手務まんねーって。」
NAME1「ま、まだ始めたばっかじゃん…。」
肉まん「半音で取るような感じの良さに加えて
筋トレで体幹良くなってスピード上がったろ?
その上このやりにくい配置…。
渡り手まで使うようになったら歯が立たねーよ。」
太一「でも俺らじゃもっと相手できねーもん。」
肉まん「空札の《よのなかは》が
まだ読まれてねーのに《よの》で
敵陣の《よのなかよ》突っ込んでくるんだぜ?
さすがに戦意喪失するって…。」
机「で…でも肉まんくんが一番実力近いし…。」
肉まん「…とりあえず…悪ぃけど今日は帰るわ。
家で自主練するから心配すんな。」
ど、どうしよう。
大会前なのに…
肉まんくんのモチベーション下げちゃった。
自責の念にかられて唇を震わせる。
千早「…NAME1、
肉まんくんならきっと大丈夫だよ!」
太一「あぁ、西田は俺がなんとかする。」
NAME1「う…うん。ごめんみんな。」
奏「NAME1ちゃんは何も悪くないですよ、
謝ることじゃないです!」
机「そうだよ。
NAME2が更に強くなって
ちょっとびっくりしただけだよ。」
太一「とりあえず、NAME1は
白波会で練習した方がいいな。
今のかるた部じゃ限界がある。」
千早「で、でも団体戦ではチームワークが…」
太一「千早。お前もだろうけど、
NAME1も、その先のクイーン戦を見てる。
ここにいたら成長の幅が狭まるよ。
…第一NAME1の実力なら団体戦も問題無い筈だ。」
千早「う、うん。」
やっぱりクイーン目指すとか、
みんなには重いことだよね…。
かるた部に私がいるのは邪…
太一「おい、NAME1。
邪魔だとか思ってねーからな。
俺はお前のために白波会行けって言ってんだ。」
心を見透かされて無性に恥ずかしくなった。
太一は私を信頼してくれてるってこと。
期待を裏切らないよう精一杯やろう。
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” こk ”
パパンッ
” oろあてにー ”
肉まん「は?!渡り手?!」
千早「え…っ?」
自陣左中段《こころに》から
右上段《こころあ》への渡り手。
まだ練習し始めたばかりだけど
この配置は渡り手を前提として組んだもの。
体勢と配置を見直したことで
方向転換の速度が格段に上がったのを実感する。
この動きを身体に叩き込むんだ。
太一「………新…か。」
” F ”
バンッ
” uくからにー ”
肉まん「…おいおい……。」
” よの ”
バッ
” なかよー ”
肉まん「ちょっ…ちょちょちょ!タンマ!
一旦テープ止めて!!」
奏「どうしたんですか、肉まんくん。」
かなちゃんが息を上げながら
テープを止めに行った。
NAME1「肉まんくん、トイレ?」
肉まん「違うわ!
もう俺じゃNAME1の相手務まんねーって。」
NAME1「ま、まだ始めたばっかじゃん…。」
肉まん「半音で取るような感じの良さに加えて
筋トレで体幹良くなってスピード上がったろ?
その上このやりにくい配置…。
渡り手まで使うようになったら歯が立たねーよ。」
太一「でも俺らじゃもっと相手できねーもん。」
肉まん「空札の《よのなかは》が
まだ読まれてねーのに《よの》で
敵陣の《よのなかよ》突っ込んでくるんだぜ?
さすがに戦意喪失するって…。」
机「で…でも肉まんくんが一番実力近いし…。」
肉まん「…とりあえず…悪ぃけど今日は帰るわ。
家で自主練するから心配すんな。」
ど、どうしよう。
大会前なのに…
肉まんくんのモチベーション下げちゃった。
自責の念にかられて唇を震わせる。
千早「…NAME1、
肉まんくんならきっと大丈夫だよ!」
太一「あぁ、西田は俺がなんとかする。」
NAME1「う…うん。ごめんみんな。」
奏「NAME1ちゃんは何も悪くないですよ、
謝ることじゃないです!」
机「そうだよ。
NAME2が更に強くなって
ちょっとびっくりしただけだよ。」
太一「とりあえず、NAME1は
白波会で練習した方がいいな。
今のかるた部じゃ限界がある。」
千早「で、でも団体戦ではチームワークが…」
太一「千早。お前もだろうけど、
NAME1も、その先のクイーン戦を見てる。
ここにいたら成長の幅が狭まるよ。
…第一NAME1の実力なら団体戦も問題無い筈だ。」
千早「う、うん。」
やっぱりクイーン目指すとか、
みんなには重いことだよね…。
かるた部に私がいるのは邪…
太一「おい、NAME1。
邪魔だとか思ってねーからな。
俺はお前のために白波会行けって言ってんだ。」
心を見透かされて無性に恥ずかしくなった。
太一は私を信頼してくれてるってこと。
期待を裏切らないよう精一杯やろう。
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