第六章*
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今の私の配置。
①友札や同じ音で始まる札をくっつけている
配置が覚えやすく、
決まり字前に反応できるが
同じく相手にも払われやすい。
記憶力と感じには自信があるので
メリットを生かせておらずリスクしかない。
よって必要無し!
②一字決まりが右下段に密集
一字決まりは相手に狙われやすいため
利き手下段に置き守るのがセオリー。
感じが良いのでこのセオリーを守る意味は無い。
③苦手な左下段に、決まり字の長い札ばかり
まさに捨て札置き場。
定位置の見直しなんて、
ぶっちゃけ一度もしたことがない。
しかも相手によって変えたりもあまりせず
大体いつもこんな感じだ。
改めて見てみると本当に初心者の並べ方…。
自分の長所が生かせて、
なおかつ相手にとってやりにくい配置か…。
顔の上半分にグッと力を入れて頭を悩ませる。
月も星も出ない深夜の暗闇に
ただしとしとと降る雨の音だけが耳に広がった。
苦悶に顔を歪めつつも
初めての試みに胸は弾んでいる。
自分で言うのもなんだけど、
私より感じのいい人はそういないと思う。
思い切って一字決まりはこうして…。
暗記も私にとっては難しくないから
とにかく相手が混乱するような並びにして…。
陣形も変えてみようかな。
何かの試験以上に頭を捻り
脳みその隅々までを利用して思考を凝らした。
NAME1「…よし!できた!」
気づけば雨は上がり
空はもううっすらと白んできている。
しっとりとした空気を胸いっぱいに広げ
寝不足の疲れた頭を癒した。
NAME1「そしたらこの配置を元に
今の改善点をまとめて…」
左下段を逃さない為にはどうするか。
そして原田先生に言われた腕のブレ。
早く反応しても札直で取れなきゃ
結局ロスが生じてしまう。
太一に言われた筋力強化を続けて…。
あとは友札の取り。
テクニックのある選手と当たった場合は
今のままでは取り負ける。
新に教わった渡り手を必ずものにしよう。
新の声…聞きたいなぁ。
『 新 』と思うだけで
鼓動がドッドッと轟く。
まだ寝てるかな。
もう起きたかな。
一度考え出したらもうこの高鳴りを
抑えることはできなくなった。
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今の私の配置。
①友札や同じ音で始まる札をくっつけている
配置が覚えやすく、
決まり字前に反応できるが
同じく相手にも払われやすい。
記憶力と感じには自信があるので
メリットを生かせておらずリスクしかない。
よって必要無し!
②一字決まりが右下段に密集
一字決まりは相手に狙われやすいため
利き手下段に置き守るのがセオリー。
感じが良いのでこのセオリーを守る意味は無い。
③苦手な左下段に、決まり字の長い札ばかり
まさに捨て札置き場。
定位置の見直しなんて、
ぶっちゃけ一度もしたことがない。
しかも相手によって変えたりもあまりせず
大体いつもこんな感じだ。
改めて見てみると本当に初心者の並べ方…。
自分の長所が生かせて、
なおかつ相手にとってやりにくい配置か…。
顔の上半分にグッと力を入れて頭を悩ませる。
月も星も出ない深夜の暗闇に
ただしとしとと降る雨の音だけが耳に広がった。
苦悶に顔を歪めつつも
初めての試みに胸は弾んでいる。
自分で言うのもなんだけど、
私より感じのいい人はそういないと思う。
思い切って一字決まりはこうして…。
暗記も私にとっては難しくないから
とにかく相手が混乱するような並びにして…。
陣形も変えてみようかな。
何かの試験以上に頭を捻り
脳みその隅々までを利用して思考を凝らした。
NAME1「…よし!できた!」
気づけば雨は上がり
空はもううっすらと白んできている。
しっとりとした空気を胸いっぱいに広げ
寝不足の疲れた頭を癒した。
NAME1「そしたらこの配置を元に
今の改善点をまとめて…」
左下段を逃さない為にはどうするか。
そして原田先生に言われた腕のブレ。
早く反応しても札直で取れなきゃ
結局ロスが生じてしまう。
太一に言われた筋力強化を続けて…。
あとは友札の取り。
テクニックのある選手と当たった場合は
今のままでは取り負ける。
新に教わった渡り手を必ずものにしよう。
新の声…聞きたいなぁ。
『 新 』と思うだけで
鼓動がドッドッと轟く。
まだ寝てるかな。
もう起きたかな。
一度考え出したらもうこの高鳴りを
抑えることはできなくなった。
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