第六章*
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原田「ふぅーん。なるほどね。
定位置がこうなのか…。
……では始めよう。」
詩暢ちゃんに勝てなくて
新と渡り手の特訓をして
南雲会で苦手を指摘されて、
色々改善策を考えてるとこだけど
今はまだどれも固まらず中途半端。
まずは今までのスタイルを見てもらうことにした。
” しr ” バッ
ババーン!
” aつゆにー ”
動揺を誘う程の激しい勢いに圧倒される。
自分の取りでも、思い切りよく
飛び込まれるとその後がやりにくい。
…普通に怖いし。
” わが ”
ババーン!
” いほはー ”
あ…っ、自陣左下段…。
今までは例え左下段が抜かれても
敵陣一字、二字決まりで取り返すと思って
あまり気にしてはいなかった。
村尾さんに言われて
今更気付くなんて恥ずかしいけど、
私にとっての自陣左下段は
無意識にも捨て札置き場になってたんだ。
” なには ”
バーン!
” がたー ”
また左下段…
本当に今更だけど自分の苦手を痛感する。
そこそこの相手なら今までは他で取り返して、
正直束勝ちするのが当たり前だった。
左下段以外はあまり取られないから。
でも、
もう『そこそこ』の場所じゃない。
私が足を踏み入れたのは
詩暢ちゃんや村尾さん、原田先生がいる
A級の中でも最高峰の
名人やクイーンをかけて闘うレベル。
取られた分を取り返すのは容易では無いし
一枚でも捨てたらそれが勝敗を左右する世界。
詩暢ちゃんは言ってた。
「 全部が得意札 」って。
” め ” パッ
” ぐりあいてー ”
それが私の目指す場所。
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原田「ふぅーん。なるほどね。
定位置がこうなのか…。
……では始めよう。」
詩暢ちゃんに勝てなくて
新と渡り手の特訓をして
南雲会で苦手を指摘されて、
色々改善策を考えてるとこだけど
今はまだどれも固まらず中途半端。
まずは今までのスタイルを見てもらうことにした。
” しr ” バッ
ババーン!
” aつゆにー ”
動揺を誘う程の激しい勢いに圧倒される。
自分の取りでも、思い切りよく
飛び込まれるとその後がやりにくい。
…普通に怖いし。
” わが ”
ババーン!
” いほはー ”
あ…っ、自陣左下段…。
今までは例え左下段が抜かれても
敵陣一字、二字決まりで取り返すと思って
あまり気にしてはいなかった。
村尾さんに言われて
今更気付くなんて恥ずかしいけど、
私にとっての自陣左下段は
無意識にも捨て札置き場になってたんだ。
” なには ”
バーン!
” がたー ”
また左下段…
本当に今更だけど自分の苦手を痛感する。
そこそこの相手なら今までは他で取り返して、
正直束勝ちするのが当たり前だった。
左下段以外はあまり取られないから。
でも、
もう『そこそこ』の場所じゃない。
私が足を踏み入れたのは
詩暢ちゃんや村尾さん、原田先生がいる
A級の中でも最高峰の
名人やクイーンをかけて闘うレベル。
取られた分を取り返すのは容易では無いし
一枚でも捨てたらそれが勝敗を左右する世界。
詩暢ちゃんは言ってた。
「 全部が得意札 」って。
” め ” パッ
” ぐりあいてー ”
それが私の目指す場所。
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