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第一章 「下弦の鬼」

〝あの日〟から、半年が経った。
私は…鬼を狩る組織【鬼殺隊】に、入隊した。

1つは、これ以上悲しむ人を増やさないため。
………そして、もう1つは───。

「カァァ!!拍条ひょうじょう あおい!!新タナ任務ダ!!」
「!!」
忘悲山ぼうひやまデ数十名ノ隊員ガ消息不明トナッテイル!!恐ラク十二鬼月ガイル!!イマスグ忘悲山ヘムカエ!!」

………十二、鬼月。
奴等が居なければ、一体どれだけの人が救われるだろう。
………急ごう。忘悲山へ。
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