マトリちゃんの日常
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「ー玲さんほら、俺の膝の上に乗って?」
「それはあさぎりしゃんにもうしわけないような………」
「玲さんがかわいいので大丈夫です」
「どういうしんりですか!?!?」
なぜ私が捜査一課の部屋にいるのかって?その事の発端は昼に遡るー。
ー朝から服部さんが私と一緒に寝ていたり、そ
れで関さんがブラックモード(?)になったり菅野くんたちが尋ねてきたりでバタバタしていた捜査企画課はいつも通り、みんなが報告書や溜まった書類を消化しようと机に向かっていた。捜査一課の人達が去っていき、私がご飯を食べている時に関さんは上の人に呼ばれて、もう2時間ぐらい経つ。そろそろお昼になる頃で、私のお腹も限界を迎えそうだ。ちょうど12時を指す頃、ドアが開いて関さんが戻ってきた。ーすごい考える顔で。そして関さんが「集まってくれ」という号令でみんなが関さんのところへ行く。
「どうしたんですかなにかありましたか関さん。」
青山さんがつかさず関さんに聞く。
「いや、大したことじゃないんだが…さっき取引があるというタレコミがあってね。まあいつも通り全員で摘発しに行くんだが………その……」
「なんか関さんにしては歯切れ悪いですね」
「ハッ、わたしのせいでじんいんがたらないんじゃ………!?!」
「それは由井に向かわせるから大丈夫だよ。俺が悩んでいるのは玲。君をどうするかなんだ。」
「…??わたしですか……??」
「そう。だっていまから取引の摘発の準備をして、外へ出てしまってたぶん夜までここには帰ってこないから…君を1人にするのは心配だな…と思ってね。」
確かに。という感じで私以外のメンバーは頷く。
「それは一理ありますね。玲ちゃんを1人にするのはちょっと何があるかわかんないし…」
「ハルくん……わたしってそんなにしんようがない………???」
「だって今日服部さんと寝てたじゃん」
「あれはおきたらいたんだもん!!!」
「玲さん1人だとやっぱり危なそうですよね…夏目くんの言うように誰がここに来て、玲さんを攫っていくか分かりませんからね……」
「そんなことありますかねいまおーじしゃん……?」
「服部さんと寝てたので大いに有り得るかと思います」
「だからあれはおきたらいたんですってば……!!」
「関さん。やっぱりコイツ1人はやめておきましょう。どこかに預けましょう。」
「あおやましゃんまで〜!!!わたしはひとりでおるすばんできます!!」
「いやだめだ。今大路の言うように攫われたらどうするんだ。みんなお前を心配してるんだ大人しく居てろ。」
「でもどこへ預けるんですか?」
「うーん、さっき桧山さんや都築さん、九条さんのところへLIMEを送ってみたんだが、忙しいのか既読がつかなくてね……捜査一課のところに預けようかって考えているよ」
「……捜査一課!?!?」
みんなの声がこだました。捜査一課??聞き間違いでなければ今日私が共犯(?)にさせられた服部さんがいるところだよね…??
「いや関さんアイツらに預けるくらいなら1人ここに残って面倒見た方がいいです」
「そうですよ、捜査一課になんて預ける方が危ないのでは…??」
「それなら俺が玲ちゃんの面倒見ます。」
上から青山さん、今大路さん、ハルくんが一斉に喋る。…まあハルくんは現場に行きたくない欲が嫌ほど伝わってくるんだけど。というか私を理由に現場に行かないだなんて卑怯だぞ!!
「…まあ言いたいことも分かる。今日の朝のこともあるしね…。でも玲の安全を考慮してこうなっているからみんな納得して欲しいんだ……。」
関さんのすごく悲しそうな顔にみんな何も言えず、わたしの捜査一課預りが決まったのだった。
捜査一課預かりが決まってから、昼ごはん(青山さん手作りの)を食べて、みんなが準備で忙しくなった頃、司さんが捜査企画課にやってきた。
「さあ、行きましょうか。玲さん」
そういって、私に手を広げる朝霧さんの顔はなぜかご満悦だ。その反対に青山さんは朝霧さんを睨みつけていた。
「朝霧お前、こいつになにかあったら許さないからな」
「青山は玲さんのお父さんか何かなんですか?言われなくても傷一つ付けずにちゃんと返します。」
「朝霧くんすまないね。玲を頼むよ。ほら、玲も。」
そう関さんに促されて私も朝霧さんに挨拶をする。
「…あさぎりしゃん…ごめいわくをおかけしますがよろしくおねがいします」
「…こちらこそよろしくお願いします。さ、青山なんかほっといて行きましょう。」
朝霧さんはそう言って私のことを軽々と持ち上げ、文句を言う青山さんを見向きもせず、捜査企画課を後にしたのだった。
ーそして今に至る。
何故か私は朝霧さんの膝の上にちょこんと座っている。何とか拒否しようとしたのだけど、朝霧さんが「乗らないと俺は仕事が捗らなくなります」という爆弾発言を言って来たので、それは困る…!と思って半強制的に膝の上にのせられたのである。
「ほんとうにわたしここにいていいんですか…?しごとはかどってますか…?じゃまじゃないですか……?」
「ええ、全然邪魔ではないです。玲さんが尊いのでもう報告書終わりそうですよ。」
「……?とうとい??」
そんな会話を朝霧さんと続けていると、カツンカツンと廊下からこちらへ歩いてくる音が聞こえた。そしてドアがパタンと開いた。
「ただいま戻りました。」
音の主は荒木田さんだった。
「蒼生。お疲れ様です。」
「…お疲れ様です。…なんでそいつがここにいるんですか」
そいつとは恐らくというか絶対に私のことだ。
「…ああ、玲さんですか、今はこっちに預けられているって感じですかね。」
「…そーすか。」
そうやって何事も無かったかのように自分の席に戻って事務作業に戻って行ってしまった。
「…ほんとにじゃまじゃないですかわたし……??」
「大丈夫ですよ気にしなくても。蒼生は言葉がいつも足りませんからね。さて、報告書も終わったところなので、もうすぐ夜ですからごはんを食べましょうか。玲さん。何が食べたいですか?」
「うーん、あさぎりしゃんはなにたべたいですか?」
「玲さんが食べるものならなんでも食べます」
「あ、あさぎりしゃんってじゃんくふーどすきですよね……?」
「はい、そうですが?」
「じゃあサイゼにいきたいです…!!ピザたべたいです!」
「そんなものでいいんですか?」
「あさぎりしゃんのすきなものをたべたいので…!!」
「…ふふっ、貴方って人はほんとに。じゃあ行きましょう。」
そう言った朝霧さんの顔はすごく笑顔でした。
「……うう、はらってもらってもうしわけないです……ちゃんとあとではらうので…!!」
「いえ、その必要はないです。俺の好きな物を食べさせてくれたお礼です」
「…わたしもピザひさしぶりにたべたかったので…!!」
「…そうですか。また食べに行きたいですね」
「はいっ…!たくさんのしゅるいのぴざをたべれてよかったです!ひとりじゃあんなにたべられないので!」
「それはよかったです」
「あ、あの!あらきだしゃん、コンビニによってもらってもいいですか?」
「いいですよ」
「ありがとうございます!」
「いきなりなぜコンビニに…???」
「ええと…ごにょごにょごにょごにょ…」
「なるほど」
「只今戻りました」
「もどりました!」
「司さんおかえりなさい!あと玲も!もうすぐ夏目くんがこっちに迎えに来るみたいだよ!」
「夏樹それは本当ですか。もうお別れですか…寂しいですね」
「きょうはあさぎりしゃんのおかげでたのしいいちにちでした!おつかれのところほんとうにすみません……」
「いえ、俺も楽しかったですし、いい息抜きになりました」
「俺も玲とデートしたかったなあ〜!!!」
「ちゃんと仕事してたらこんなことにはならなかったのですがね」
「正論突っ込まないでください…」
そうやって落ち込んでいる菅野くんが可哀想だったので勇気づけようと頭を撫でさせてもらった。
「すがのくん、がんばったね〜いいこいいこ〜」
そうすると菅野くんの顔がパアッと明るくなる。
「玲〜!!お前ってやつは〜!!!」
そう言われてがっちりホールドされた。
「す、すがのくんくるしいよ」
「夏樹早く離れてください。不愉快です。玲さん、俺も撫でてください」
「ははは〜司さんもやって欲しいんじゃないですか〜」
「当たり前です」
「あさぎりしゃん、いいこいいこってですか?」
「司さんでお願いします」
そう要望を受けたのでその通りにしてみる。
「つかしゃしゃんいいこいいこ〜です!」
「これで今日の仕事も頑張れますありがとうございます玲さん」
そうしていると捜査一課のドアが開いて、ハルくんが来た。
「玲ちゃん迎えに来たよ」
「ハルくん!」
「今回は預かっていただいてありがとうございます」
「いえ、こちらも楽しい時間をありがとうございます。…そういえば玲さん、蒼生になにか渡したいのでは?」
「あ、わすれてました!あらきだしゃんこれどうぞ!」
「…??なんで俺に?」
「いやあ、あの、わたしがいてじゃまそうだったのでおわびにと……」
そういって荒木田さんに渡したのはドリンク剤と軽食だった。
「うるさくしてごめんなさいってちゃんとあやまりたくて」
「……邪魔じゃなかったからいい」
「そういっていただけてうれしいです、ちゃんとごはんたべてくださいね!」
「おー…。」
「ほら、用済んだら玲ちゃん帰るよ。そろそろ眠たいでしょ」
「うん、なんかねむたくなってきちゃった…」
「ほら、おいで」と言われてハルくんは私を抱っこする。
「本当にお世話になりました。」
「ありがとうございました」
「またいつでも来てくださいね玲さん」
「またピザたべたいです!」
「また行きましょうね」
「はい!」
そうして私たちは捜査一課を後にしたのだった。
(「玲ちゃん、楽しかった?」)
(「うん!とっても!」)
(「でももう限界でしょ?」)
(「なんでわかったの?」)
(「すっごい眠たそうな顔してる。寝たら?」)
(「ねむたいけど、でも、おきてみんなのぶじなかおみたい…」)
(「みんなそれ聞いたら喜ぶかもね。」)
(「う…ん……すぅ………」)
(「寝ちゃったか〜、着いたら言ってあげようかな皆に。おやすみ。玲ちゃん。」)
「それはあさぎりしゃんにもうしわけないような………」
「玲さんがかわいいので大丈夫です」
「どういうしんりですか!?!?」
なぜ私が捜査一課の部屋にいるのかって?その事の発端は昼に遡るー。
ー朝から服部さんが私と一緒に寝ていたり、そ
れで関さんがブラックモード(?)になったり菅野くんたちが尋ねてきたりでバタバタしていた捜査企画課はいつも通り、みんなが報告書や溜まった書類を消化しようと机に向かっていた。捜査一課の人達が去っていき、私がご飯を食べている時に関さんは上の人に呼ばれて、もう2時間ぐらい経つ。そろそろお昼になる頃で、私のお腹も限界を迎えそうだ。ちょうど12時を指す頃、ドアが開いて関さんが戻ってきた。ーすごい考える顔で。そして関さんが「集まってくれ」という号令でみんなが関さんのところへ行く。
「どうしたんですかなにかありましたか関さん。」
青山さんがつかさず関さんに聞く。
「いや、大したことじゃないんだが…さっき取引があるというタレコミがあってね。まあいつも通り全員で摘発しに行くんだが………その……」
「なんか関さんにしては歯切れ悪いですね」
「ハッ、わたしのせいでじんいんがたらないんじゃ………!?!」
「それは由井に向かわせるから大丈夫だよ。俺が悩んでいるのは玲。君をどうするかなんだ。」
「…??わたしですか……??」
「そう。だっていまから取引の摘発の準備をして、外へ出てしまってたぶん夜までここには帰ってこないから…君を1人にするのは心配だな…と思ってね。」
確かに。という感じで私以外のメンバーは頷く。
「それは一理ありますね。玲ちゃんを1人にするのはちょっと何があるかわかんないし…」
「ハルくん……わたしってそんなにしんようがない………???」
「だって今日服部さんと寝てたじゃん」
「あれはおきたらいたんだもん!!!」
「玲さん1人だとやっぱり危なそうですよね…夏目くんの言うように誰がここに来て、玲さんを攫っていくか分かりませんからね……」
「そんなことありますかねいまおーじしゃん……?」
「服部さんと寝てたので大いに有り得るかと思います」
「だからあれはおきたらいたんですってば……!!」
「関さん。やっぱりコイツ1人はやめておきましょう。どこかに預けましょう。」
「あおやましゃんまで〜!!!わたしはひとりでおるすばんできます!!」
「いやだめだ。今大路の言うように攫われたらどうするんだ。みんなお前を心配してるんだ大人しく居てろ。」
「でもどこへ預けるんですか?」
「うーん、さっき桧山さんや都築さん、九条さんのところへLIMEを送ってみたんだが、忙しいのか既読がつかなくてね……捜査一課のところに預けようかって考えているよ」
「……捜査一課!?!?」
みんなの声がこだました。捜査一課??聞き間違いでなければ今日私が共犯(?)にさせられた服部さんがいるところだよね…??
「いや関さんアイツらに預けるくらいなら1人ここに残って面倒見た方がいいです」
「そうですよ、捜査一課になんて預ける方が危ないのでは…??」
「それなら俺が玲ちゃんの面倒見ます。」
上から青山さん、今大路さん、ハルくんが一斉に喋る。…まあハルくんは現場に行きたくない欲が嫌ほど伝わってくるんだけど。というか私を理由に現場に行かないだなんて卑怯だぞ!!
「…まあ言いたいことも分かる。今日の朝のこともあるしね…。でも玲の安全を考慮してこうなっているからみんな納得して欲しいんだ……。」
関さんのすごく悲しそうな顔にみんな何も言えず、わたしの捜査一課預りが決まったのだった。
捜査一課預かりが決まってから、昼ごはん(青山さん手作りの)を食べて、みんなが準備で忙しくなった頃、司さんが捜査企画課にやってきた。
「さあ、行きましょうか。玲さん」
そういって、私に手を広げる朝霧さんの顔はなぜかご満悦だ。その反対に青山さんは朝霧さんを睨みつけていた。
「朝霧お前、こいつになにかあったら許さないからな」
「青山は玲さんのお父さんか何かなんですか?言われなくても傷一つ付けずにちゃんと返します。」
「朝霧くんすまないね。玲を頼むよ。ほら、玲も。」
そう関さんに促されて私も朝霧さんに挨拶をする。
「…あさぎりしゃん…ごめいわくをおかけしますがよろしくおねがいします」
「…こちらこそよろしくお願いします。さ、青山なんかほっといて行きましょう。」
朝霧さんはそう言って私のことを軽々と持ち上げ、文句を言う青山さんを見向きもせず、捜査企画課を後にしたのだった。
ーそして今に至る。
何故か私は朝霧さんの膝の上にちょこんと座っている。何とか拒否しようとしたのだけど、朝霧さんが「乗らないと俺は仕事が捗らなくなります」という爆弾発言を言って来たので、それは困る…!と思って半強制的に膝の上にのせられたのである。
「ほんとうにわたしここにいていいんですか…?しごとはかどってますか…?じゃまじゃないですか……?」
「ええ、全然邪魔ではないです。玲さんが尊いのでもう報告書終わりそうですよ。」
「……?とうとい??」
そんな会話を朝霧さんと続けていると、カツンカツンと廊下からこちらへ歩いてくる音が聞こえた。そしてドアがパタンと開いた。
「ただいま戻りました。」
音の主は荒木田さんだった。
「蒼生。お疲れ様です。」
「…お疲れ様です。…なんでそいつがここにいるんですか」
そいつとは恐らくというか絶対に私のことだ。
「…ああ、玲さんですか、今はこっちに預けられているって感じですかね。」
「…そーすか。」
そうやって何事も無かったかのように自分の席に戻って事務作業に戻って行ってしまった。
「…ほんとにじゃまじゃないですかわたし……??」
「大丈夫ですよ気にしなくても。蒼生は言葉がいつも足りませんからね。さて、報告書も終わったところなので、もうすぐ夜ですからごはんを食べましょうか。玲さん。何が食べたいですか?」
「うーん、あさぎりしゃんはなにたべたいですか?」
「玲さんが食べるものならなんでも食べます」
「あ、あさぎりしゃんってじゃんくふーどすきですよね……?」
「はい、そうですが?」
「じゃあサイゼにいきたいです…!!ピザたべたいです!」
「そんなものでいいんですか?」
「あさぎりしゃんのすきなものをたべたいので…!!」
「…ふふっ、貴方って人はほんとに。じゃあ行きましょう。」
そう言った朝霧さんの顔はすごく笑顔でした。
「……うう、はらってもらってもうしわけないです……ちゃんとあとではらうので…!!」
「いえ、その必要はないです。俺の好きな物を食べさせてくれたお礼です」
「…わたしもピザひさしぶりにたべたかったので…!!」
「…そうですか。また食べに行きたいですね」
「はいっ…!たくさんのしゅるいのぴざをたべれてよかったです!ひとりじゃあんなにたべられないので!」
「それはよかったです」
「あ、あの!あらきだしゃん、コンビニによってもらってもいいですか?」
「いいですよ」
「ありがとうございます!」
「いきなりなぜコンビニに…???」
「ええと…ごにょごにょごにょごにょ…」
「なるほど」
「只今戻りました」
「もどりました!」
「司さんおかえりなさい!あと玲も!もうすぐ夏目くんがこっちに迎えに来るみたいだよ!」
「夏樹それは本当ですか。もうお別れですか…寂しいですね」
「きょうはあさぎりしゃんのおかげでたのしいいちにちでした!おつかれのところほんとうにすみません……」
「いえ、俺も楽しかったですし、いい息抜きになりました」
「俺も玲とデートしたかったなあ〜!!!」
「ちゃんと仕事してたらこんなことにはならなかったのですがね」
「正論突っ込まないでください…」
そうやって落ち込んでいる菅野くんが可哀想だったので勇気づけようと頭を撫でさせてもらった。
「すがのくん、がんばったね〜いいこいいこ〜」
そうすると菅野くんの顔がパアッと明るくなる。
「玲〜!!お前ってやつは〜!!!」
そう言われてがっちりホールドされた。
「す、すがのくんくるしいよ」
「夏樹早く離れてください。不愉快です。玲さん、俺も撫でてください」
「ははは〜司さんもやって欲しいんじゃないですか〜」
「当たり前です」
「あさぎりしゃん、いいこいいこってですか?」
「司さんでお願いします」
そう要望を受けたのでその通りにしてみる。
「つかしゃしゃんいいこいいこ〜です!」
「これで今日の仕事も頑張れますありがとうございます玲さん」
そうしていると捜査一課のドアが開いて、ハルくんが来た。
「玲ちゃん迎えに来たよ」
「ハルくん!」
「今回は預かっていただいてありがとうございます」
「いえ、こちらも楽しい時間をありがとうございます。…そういえば玲さん、蒼生になにか渡したいのでは?」
「あ、わすれてました!あらきだしゃんこれどうぞ!」
「…??なんで俺に?」
「いやあ、あの、わたしがいてじゃまそうだったのでおわびにと……」
そういって荒木田さんに渡したのはドリンク剤と軽食だった。
「うるさくしてごめんなさいってちゃんとあやまりたくて」
「……邪魔じゃなかったからいい」
「そういっていただけてうれしいです、ちゃんとごはんたべてくださいね!」
「おー…。」
「ほら、用済んだら玲ちゃん帰るよ。そろそろ眠たいでしょ」
「うん、なんかねむたくなってきちゃった…」
「ほら、おいで」と言われてハルくんは私を抱っこする。
「本当にお世話になりました。」
「ありがとうございました」
「またいつでも来てくださいね玲さん」
「またピザたべたいです!」
「また行きましょうね」
「はい!」
そうして私たちは捜査一課を後にしたのだった。
(「玲ちゃん、楽しかった?」)
(「うん!とっても!」)
(「でももう限界でしょ?」)
(「なんでわかったの?」)
(「すっごい眠たそうな顔してる。寝たら?」)
(「ねむたいけど、でも、おきてみんなのぶじなかおみたい…」)
(「みんなそれ聞いたら喜ぶかもね。」)
(「う…ん……すぅ………」)
(「寝ちゃったか〜、着いたら言ってあげようかな皆に。おやすみ。玲ちゃん。」)