マトリちゃんの日常
マトリちゃんのおなまえ変換
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捜査が立て込んでもう完徹して何日たったか覚えていない。もうすぐ落ち着くみたいでみんな頑張ってやってるんだけど隣のハルくんは定時で帰れなくて死んでて、「ハルくーん」と声を掛けてもいつもだったら「なに?玲ちゃん僕に話しかける時間あったら仕事したら?」と小言(返事)が返ってくるのに今日は返ってこない。まあ死んでるからなんだけど。でもみんな寝てないせいかいつもはぴっしりしてる今大路さんや青山さんもなんだか眠い目を擦りながらカタカタとパソコンに文字を打ち込んでる。珍しい。唯一元気なのは研究所に引き篭ってる由井さんといつも爽やかなリーダー関さんぐらいだろう。なんでいつも関さんはあんなに仕事をこなすのに爽やかなのかよく私にもわからない。
「ーよし、みんなちょっと疲れてきたからコーヒーでも飲もうか」
そんな関さんの鶴の一声が聞こえて私達はぞろぞろと集まって関さんは由井さんを呼びに行ったので残った私たちが分担してコーヒーを入れる。後から来た由井さんがコーヒーを運んでくれるらしいので待っていると何故かニヤニヤ顔をほころばせて来た。そしてテキパキとみんなのコーヒーを配って、私に「さあ飲んでくれ。」と渡してきた。ーこのあと私はこのコーヒーを飲まなければよかったと酷く後悔することになる…。
ーゴクッ。はあ、眠気が少し覚めてきたかもと思っていたらどんどん床が私に近づいているのがわかった。そして私の体から煙が出ているのことも。
「!?!!、!!?!?」
「コブッ…お前なんか煙出てるぞ…!?!?」
「僕もう夢見てるのかなあ……」
「…青山さん…たすけてください……ハルくん現実逃避しないで……」
そうやって煙に包まれてみんなが見えなくなると私は小さくなっていた。
「おいお前なんか縮んでないか……???」
「縮んでますね………服も一緒に……なに?何飲んだの…?」
「ゆいしゃんからもらったコーヒーのんだの……。ゆいしゃん!これはどういうことですか!」
「しゃん………フハッ…」
「いまおーじさんわらわないでくださいっ!」
「さんが言えない玲さんも可愛いって思っただけですよ」
「…(うそつき)」
「それで、由井。これはどういうことだ?」
どさくさに紛れて逃げようとする由井さんを止める関さんの顔は今まで見た中で1番黒い笑顔だった。
「…あー、自分で調合したドリンク剤を入れましたが…。」
「絶対それだろ…というか玲お前由井に渡された時点でそうなるって考えてなかったのか…?」
「いつもならおもいますよ!でもあおやましゃん、こんかいはかんてつしてるのでふかこーりょくです!」
「やっぱりお前、さんが言えないのな……」
「わらわないでくださいっ!」
その容姿で言われてもなあとハルくんがくすくす笑うのでなにかしようと思ってハルくんの足元に行ってポカポカと手をグーにして攻撃していると「少し大人しくしてるんだ」と関さんからお叱りを受けた。まさしくお父さんだった。その時の出来事は何故か青山さんが動画に収めてて私の知らないところでスタンドのみんなに配信されてた。それからマトリにはたくさんの来客が来ることを私達はまだ知らない。
とりあえず由井さんは私への接触禁止令が出て、私に飲ませたドリンク剤がどのようなもので、どの期間で幼児化が終わるのかを調べるためにラボへ戻っていってしまった。由井さんがニヤニヤしている時点でアブナイのになんで飲んじゃったんだろう…?いくら完徹してたとはいえ思考が鈍ってたのかな…と反省していると「にしてもさあ…」とハルくんが私へ問いかける。
「本当に玲ちゃん変わんないね。童顔ってやつ?」
「そうなのかな?またじぶんのかおみてないからよくわかんないけど…」
「幼稚園児ぐらいなんじゃない?」
「ねえそういってむごんでかめらかまえるのやめてもらえないかな?」
「もうちょっと笑ってくれない?」
「わたしのはなしきいてる!?」
「ほら笑って笑ってー!」
「もう、はるくん!」
「そんな怒ってる顔の小さい玲さんも可愛いですよ」
うわあ。今大路さんは通常運転だ。裏の顔を知っている私だからこそこの言葉に照れないのである。「お世辞ありがとうございます…」というと「お世辞じゃありませんよ?」と笑われた。くそっ、裏の顔早くバレればいいのに……!そう思っているとマトリの部署の扉がパタリと開く。由井さんはラボにいるだろうし、みんなは外出していないし…誰だろう…?と思っていると渡部さんがいた。
「ほんとだー!玲ちゃんちっちゃくなってるー!」
「なんでわたべしゃんがしってるんですかー!」
「青山くんがマトリとスタンドのグループに送ってくれたんだよ〜〜にしてもミニサイズの玲ちゃんかわいいね…よっと」
そういって慣れた手つきで私のことを抱っこした。
「…びっくりしましたあ!きゅうにだっこしないでくださいっ」
「あまりにもかわいくて間近で見たいなーって思ってさ」
「くっ……はずかしいのでなにもいえません…」
「そんなこと言って喋ってるの玲ちゃんらしいね〜」
「なんでおまえがここにいるんだ……」
「あ、関くんやっほー、玲ちゃんがちっちゃくなったって聞いてさあ…仕事頑張って終わらせてきて逢いに来たんだよ」
「おまえなあ…」
というか間近でこんな渡部さんのこと見た事ないから新鮮だなー、と思ってくまなく渡部さんの顔を眺めているとふと髭が気になって無意識に髭を触っていた。…ジョリジョリする……。
「ははは、こらくすぐったいでしょ」
「…はっ!ごごめんなさい!さわってしまってました……」
「…渡部さんってロリコンなんですか。」
「夏目くん玲ちゃんのことだっこできないから嫉妬してるの〜?」
「ははは…してませんってば」
「ほら、渡部さんも疲れてるから降りてこっちおいで玲。俺は肩車してやるぞ」
「それ青山くんがしたいだけでしょ……」
「かたぐるま……」
「満更でもなさそうだね…ほら肩車してもらっておいで」
「あおやましゃんしてください!」
「いいぞ、ほら来い」
「キャッキャッ」
「なんでさんが言えないんだろうね玲ちゃん…」
「それは僕たちにもわかりませんけどまあそれも可愛いですけどね」
「それは今大路くんに同意」
それから青山さんにかたぐるましてもらったりしたら休憩時間が終わって、それと同時に渡部さんも「また来るよ」と言って私の手の甲にキスして帰っていって(関さんはぷるぷる震えてた)私以外の人達はみんな仕事に戻って行ったのだが私はキーボードに手が届かないという致命的なミス(?)で私は事務作業をすることすら出来なくて、言わば「おじゃま虫」ってやつだ。何も出来ないなんてむずがゆくてしょうがない。しかも自分のデスクにいるんじゃなくて関さんのデスクの隣にちょこんと座っているだけ。最初に「わたしここにいるのじゃまじゃないですか…」と言ったのだが、みんなの手の届く所にいた方が安心だ。とみんなの意見を汲んで全員を見渡せる関さんのデスクの隣に配置されたのだ。解せぬ。カタカタとパソコンを打つ音と関さんのデスクは西日が指していて、なんだか眠くなってきた。いつもはあんまり眠くならないのに幼児化したから子供体温になってるから眠くなるのか。でも、みんな仕事してるのになにもしてない私が寝る訳にはいかないと睡魔と戦いながらうつらうつら船を漕ぐ。そんな私に気づいた関さんが頭をポンポンと撫でて「寝てもいいんだよ。」と言ってもらったけど流石に寝る訳には行かない。
「…みんながんばってるのに…なにもしてないわたしが…ねるわけにはいきません…」
半分寝ながらそう答えると関さんが私を持ち上げて一定のリズムで私を背中をポンポンと叩く。
「ほら、寝てもいいよ。」
「いや…です…ね…ない…です…」
「頑固だなあ玲は。ほら、おやすみ。」
その声を聞いて私は睡魔に逆らえず、関さんにだっこされながら眠りについてしまった。
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お久しぶりです……この1ヶ月でスタマイにどハマりしてしまって新連載をスタートさせてしまいました……夏休み期間なのでどのシリーズも頑張って更新したいと思います…よろしくお願いします…!!
「ーよし、みんなちょっと疲れてきたからコーヒーでも飲もうか」
そんな関さんの鶴の一声が聞こえて私達はぞろぞろと集まって関さんは由井さんを呼びに行ったので残った私たちが分担してコーヒーを入れる。後から来た由井さんがコーヒーを運んでくれるらしいので待っていると何故かニヤニヤ顔をほころばせて来た。そしてテキパキとみんなのコーヒーを配って、私に「さあ飲んでくれ。」と渡してきた。ーこのあと私はこのコーヒーを飲まなければよかったと酷く後悔することになる…。
ーゴクッ。はあ、眠気が少し覚めてきたかもと思っていたらどんどん床が私に近づいているのがわかった。そして私の体から煙が出ているのことも。
「!?!!、!!?!?」
「コブッ…お前なんか煙出てるぞ…!?!?」
「僕もう夢見てるのかなあ……」
「…青山さん…たすけてください……ハルくん現実逃避しないで……」
そうやって煙に包まれてみんなが見えなくなると私は小さくなっていた。
「おいお前なんか縮んでないか……???」
「縮んでますね………服も一緒に……なに?何飲んだの…?」
「ゆいしゃんからもらったコーヒーのんだの……。ゆいしゃん!これはどういうことですか!」
「しゃん………フハッ…」
「いまおーじさんわらわないでくださいっ!」
「さんが言えない玲さんも可愛いって思っただけですよ」
「…(うそつき)」
「それで、由井。これはどういうことだ?」
どさくさに紛れて逃げようとする由井さんを止める関さんの顔は今まで見た中で1番黒い笑顔だった。
「…あー、自分で調合したドリンク剤を入れましたが…。」
「絶対それだろ…というか玲お前由井に渡された時点でそうなるって考えてなかったのか…?」
「いつもならおもいますよ!でもあおやましゃん、こんかいはかんてつしてるのでふかこーりょくです!」
「やっぱりお前、さんが言えないのな……」
「わらわないでくださいっ!」
その容姿で言われてもなあとハルくんがくすくす笑うのでなにかしようと思ってハルくんの足元に行ってポカポカと手をグーにして攻撃していると「少し大人しくしてるんだ」と関さんからお叱りを受けた。まさしくお父さんだった。その時の出来事は何故か青山さんが動画に収めてて私の知らないところでスタンドのみんなに配信されてた。それからマトリにはたくさんの来客が来ることを私達はまだ知らない。
とりあえず由井さんは私への接触禁止令が出て、私に飲ませたドリンク剤がどのようなもので、どの期間で幼児化が終わるのかを調べるためにラボへ戻っていってしまった。由井さんがニヤニヤしている時点でアブナイのになんで飲んじゃったんだろう…?いくら完徹してたとはいえ思考が鈍ってたのかな…と反省していると「にしてもさあ…」とハルくんが私へ問いかける。
「本当に玲ちゃん変わんないね。童顔ってやつ?」
「そうなのかな?またじぶんのかおみてないからよくわかんないけど…」
「幼稚園児ぐらいなんじゃない?」
「ねえそういってむごんでかめらかまえるのやめてもらえないかな?」
「もうちょっと笑ってくれない?」
「わたしのはなしきいてる!?」
「ほら笑って笑ってー!」
「もう、はるくん!」
「そんな怒ってる顔の小さい玲さんも可愛いですよ」
うわあ。今大路さんは通常運転だ。裏の顔を知っている私だからこそこの言葉に照れないのである。「お世辞ありがとうございます…」というと「お世辞じゃありませんよ?」と笑われた。くそっ、裏の顔早くバレればいいのに……!そう思っているとマトリの部署の扉がパタリと開く。由井さんはラボにいるだろうし、みんなは外出していないし…誰だろう…?と思っていると渡部さんがいた。
「ほんとだー!玲ちゃんちっちゃくなってるー!」
「なんでわたべしゃんがしってるんですかー!」
「青山くんがマトリとスタンドのグループに送ってくれたんだよ〜〜にしてもミニサイズの玲ちゃんかわいいね…よっと」
そういって慣れた手つきで私のことを抱っこした。
「…びっくりしましたあ!きゅうにだっこしないでくださいっ」
「あまりにもかわいくて間近で見たいなーって思ってさ」
「くっ……はずかしいのでなにもいえません…」
「そんなこと言って喋ってるの玲ちゃんらしいね〜」
「なんでおまえがここにいるんだ……」
「あ、関くんやっほー、玲ちゃんがちっちゃくなったって聞いてさあ…仕事頑張って終わらせてきて逢いに来たんだよ」
「おまえなあ…」
というか間近でこんな渡部さんのこと見た事ないから新鮮だなー、と思ってくまなく渡部さんの顔を眺めているとふと髭が気になって無意識に髭を触っていた。…ジョリジョリする……。
「ははは、こらくすぐったいでしょ」
「…はっ!ごごめんなさい!さわってしまってました……」
「…渡部さんってロリコンなんですか。」
「夏目くん玲ちゃんのことだっこできないから嫉妬してるの〜?」
「ははは…してませんってば」
「ほら、渡部さんも疲れてるから降りてこっちおいで玲。俺は肩車してやるぞ」
「それ青山くんがしたいだけでしょ……」
「かたぐるま……」
「満更でもなさそうだね…ほら肩車してもらっておいで」
「あおやましゃんしてください!」
「いいぞ、ほら来い」
「キャッキャッ」
「なんでさんが言えないんだろうね玲ちゃん…」
「それは僕たちにもわかりませんけどまあそれも可愛いですけどね」
「それは今大路くんに同意」
それから青山さんにかたぐるましてもらったりしたら休憩時間が終わって、それと同時に渡部さんも「また来るよ」と言って私の手の甲にキスして帰っていって(関さんはぷるぷる震えてた)私以外の人達はみんな仕事に戻って行ったのだが私はキーボードに手が届かないという致命的なミス(?)で私は事務作業をすることすら出来なくて、言わば「おじゃま虫」ってやつだ。何も出来ないなんてむずがゆくてしょうがない。しかも自分のデスクにいるんじゃなくて関さんのデスクの隣にちょこんと座っているだけ。最初に「わたしここにいるのじゃまじゃないですか…」と言ったのだが、みんなの手の届く所にいた方が安心だ。とみんなの意見を汲んで全員を見渡せる関さんのデスクの隣に配置されたのだ。解せぬ。カタカタとパソコンを打つ音と関さんのデスクは西日が指していて、なんだか眠くなってきた。いつもはあんまり眠くならないのに幼児化したから子供体温になってるから眠くなるのか。でも、みんな仕事してるのになにもしてない私が寝る訳にはいかないと睡魔と戦いながらうつらうつら船を漕ぐ。そんな私に気づいた関さんが頭をポンポンと撫でて「寝てもいいんだよ。」と言ってもらったけど流石に寝る訳には行かない。
「…みんながんばってるのに…なにもしてないわたしが…ねるわけにはいきません…」
半分寝ながらそう答えると関さんが私を持ち上げて一定のリズムで私を背中をポンポンと叩く。
「ほら、寝てもいいよ。」
「いや…です…ね…ない…です…」
「頑固だなあ玲は。ほら、おやすみ。」
その声を聞いて私は睡魔に逆らえず、関さんにだっこされながら眠りについてしまった。
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お久しぶりです……この1ヶ月でスタマイにどハマりしてしまって新連載をスタートさせてしまいました……夏休み期間なのでどのシリーズも頑張って更新したいと思います…よろしくお願いします…!!