単語で30題
おなまえへんかん
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空模様
「ー赤井さん、降谷さんちゃんと仕事してください!」
「俺はちゃんとしているんだが零くんが拒んできてな」
「お前がちゃんとしてないからだろ!!赤井ィィィ!」
ー何でこんな空模様が怪しい場所に私が投入されたのか。誰か本当に変わってほしいと思う。
事の発端はコナンくんによるFBIと私たち日本の公安が黒の組織の情報を集めやすくするために協力した方が良いのではないかという提案だった。まあ上は快くOKを出し、共同戦線を張ることになったのだが、こちらには知っての通り約1名、FBIを嫌 嫌っているというかある特定の人物を毛嫌いしている上司がいる。そんなことを知っているのにも関わらず両方の上層部は赤井・降谷をタッグにした。しかも仲裁役を私とコナンくんにセッティングしたのだ。
「ねえ、おかしいと思わない!?」
「まあまあ落ち着けって蒼空さん」
「そこだけ高校生感漂わせるの腹立つね」
「ぼくなにいってるかわかんなーいっ」
「あの二人にいつか言ってやるからね」
「おいおいそれは勘弁だぜ…」
こんな言い合いをしながらもコナンくんと私は作戦を練っていたのだが、決行日の前日まで赤井さんと降谷さんの仲は最悪のままでとうとうこの日を迎えてしまった。
「はぁ…コナンくん大丈夫かなあ、あの二人」
「んー?僕は何も心配はしてないけど?」
「そっかあ…元々ああいう仲だし割り切るしかないよね…」
「そうだね…蒼空さんいまから離れ離れだけど気をつけてね?」
「大丈夫だって!私はちゃんと戦えるし!コナンくんの方こそ無茶しないでね?」
そうやって彼の頭を撫でると彼は「子供扱いすんじゃねー!バーロー!」と言って私の手をはねのけた。
「ーじゃあ次会うときは無事で顔見せてね工藤くん?」
「そっちこそな蒼空さん?」
そして作戦が決行された。
最初は追いかけているつもりだったのにどうやら私はまんまと形勢逆転されて追いかけられる側になっているらしい。どこからとなく弾がバンバン飛んでくる。もう何発弾丸が私の体を貫通したかも分からない。しかも相手は組織のNO.3であるジンという人らしい。赤井さんや降谷さんは組織に入っていたから、またコナンくんは薬を飲まされた張本人でもあるため、容姿が分かるのだが、私は面識が無いため、分からないのである。とりあえず長髪で銀髪の奴にあったら即座に逃げろって言われた。うん。そう言いながら走っていると行き止まりに差し掛かった。絶体絶命である。そして。
「嘘でしょ……」
「もう鬼ごっこは終いか?」
長髪で銀髪。しかも全身黒い服。いやコイツ絶体ジンだろ。
「(…おい、どうした彼方)!」
「(蒼空くん、返事をしてくれ)」
とマイクから先輩の声と赤井さんの声が聞こえているが油断して話しかけたら絶対殺される。それぐらいの殺気がジンらしき人から飛んでくる。私はわざとマイクをオンにしてこっちの会話を2人に聞こえるようにした。2人が助けに来てくれると信じて。
「貴方がジンですか?」
「下っ端の公安の犬に覚えてもらえて光栄なこった」
「先輩からいつも聞かされていたのでね?大人しく投降しなさい、あとは貴方だけよ」
「そう言われて黙るとでも思ってんのか?」
「思わない」
そして一騎打ちが始まるのだが、体がボロボロの私が戦えるはずもなく、膝が地面に着いてしまう。
「なんだァ…?もう終わりか?」
「…ま…だ…っ!」
「恨むなら自分の弱さを恨むんだなァ…」
ーパァンと乾いた音が鳴ったのを最後に私は意識を手放した。
____________________
「ん……」
目が覚めると白い天井が目に移り、ここが病院なのだとわかった。そして両手が身動きが取れないことも。左手にはコナンくんと赤井さん、右手には降谷さんが私の手を握っていた。壁にかけられているカレンダーを見ると私が3日以上眠っていたのが分かる。また3人には共通して深い隈があった。どれだけ私が心配をかけていたのかがわかる。
両手が塞いでてナースコールも呼べないし3人を起こせない私は3人が起きるまで待っていたのだった。
__________________
(ふぁ…)
(あ、起きた?コナンくんおはよう)
(おは…おはようじゃなくて!)
(え?)
(あとで覚悟しときなよ蒼空さん説教だからね)
そして3人に5時間耐久説教されましたとさ。
「ー赤井さん、降谷さんちゃんと仕事してください!」
「俺はちゃんとしているんだが零くんが拒んできてな」
「お前がちゃんとしてないからだろ!!赤井ィィィ!」
ー何でこんな空模様が怪しい場所に私が投入されたのか。誰か本当に変わってほしいと思う。
事の発端はコナンくんによるFBIと私たち日本の公安が黒の組織の情報を集めやすくするために協力した方が良いのではないかという提案だった。まあ上は快くOKを出し、共同戦線を張ることになったのだが、こちらには知っての通り約1名、FBIを嫌 嫌っているというかある特定の人物を毛嫌いしている上司がいる。そんなことを知っているのにも関わらず両方の上層部は赤井・降谷をタッグにした。しかも仲裁役を私とコナンくんにセッティングしたのだ。
「ねえ、おかしいと思わない!?」
「まあまあ落ち着けって蒼空さん」
「そこだけ高校生感漂わせるの腹立つね」
「ぼくなにいってるかわかんなーいっ」
「あの二人にいつか言ってやるからね」
「おいおいそれは勘弁だぜ…」
こんな言い合いをしながらもコナンくんと私は作戦を練っていたのだが、決行日の前日まで赤井さんと降谷さんの仲は最悪のままでとうとうこの日を迎えてしまった。
「はぁ…コナンくん大丈夫かなあ、あの二人」
「んー?僕は何も心配はしてないけど?」
「そっかあ…元々ああいう仲だし割り切るしかないよね…」
「そうだね…蒼空さんいまから離れ離れだけど気をつけてね?」
「大丈夫だって!私はちゃんと戦えるし!コナンくんの方こそ無茶しないでね?」
そうやって彼の頭を撫でると彼は「子供扱いすんじゃねー!バーロー!」と言って私の手をはねのけた。
「ーじゃあ次会うときは無事で顔見せてね工藤くん?」
「そっちこそな蒼空さん?」
そして作戦が決行された。
最初は追いかけているつもりだったのにどうやら私はまんまと形勢逆転されて追いかけられる側になっているらしい。どこからとなく弾がバンバン飛んでくる。もう何発弾丸が私の体を貫通したかも分からない。しかも相手は組織のNO.3であるジンという人らしい。赤井さんや降谷さんは組織に入っていたから、またコナンくんは薬を飲まされた張本人でもあるため、容姿が分かるのだが、私は面識が無いため、分からないのである。とりあえず長髪で銀髪の奴にあったら即座に逃げろって言われた。うん。そう言いながら走っていると行き止まりに差し掛かった。絶体絶命である。そして。
「嘘でしょ……」
「もう鬼ごっこは終いか?」
長髪で銀髪。しかも全身黒い服。いやコイツ絶体ジンだろ。
「(…おい、どうした彼方)!」
「(蒼空くん、返事をしてくれ)」
とマイクから先輩の声と赤井さんの声が聞こえているが油断して話しかけたら絶対殺される。それぐらいの殺気がジンらしき人から飛んでくる。私はわざとマイクをオンにしてこっちの会話を2人に聞こえるようにした。2人が助けに来てくれると信じて。
「貴方がジンですか?」
「下っ端の公安の犬に覚えてもらえて光栄なこった」
「先輩からいつも聞かされていたのでね?大人しく投降しなさい、あとは貴方だけよ」
「そう言われて黙るとでも思ってんのか?」
「思わない」
そして一騎打ちが始まるのだが、体がボロボロの私が戦えるはずもなく、膝が地面に着いてしまう。
「なんだァ…?もう終わりか?」
「…ま…だ…っ!」
「恨むなら自分の弱さを恨むんだなァ…」
ーパァンと乾いた音が鳴ったのを最後に私は意識を手放した。
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「ん……」
目が覚めると白い天井が目に移り、ここが病院なのだとわかった。そして両手が身動きが取れないことも。左手にはコナンくんと赤井さん、右手には降谷さんが私の手を握っていた。壁にかけられているカレンダーを見ると私が3日以上眠っていたのが分かる。また3人には共通して深い隈があった。どれだけ私が心配をかけていたのかがわかる。
両手が塞いでてナースコールも呼べないし3人を起こせない私は3人が起きるまで待っていたのだった。
__________________
(ふぁ…)
(あ、起きた?コナンくんおはよう)
(おは…おはようじゃなくて!)
(え?)
(あとで覚悟しときなよ蒼空さん説教だからね)
そして3人に5時間耐久説教されましたとさ。