単語で30題
おなまえへんかん
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「へー、コールドケースって未解決事件のことをいうんだねー!」
そう工藤くんに尋ねると「そうだけど、それがどうかしたのかー?」と聞いてきた。工藤新一くん。彼が私の席の隣になってから随分と難事件を追っていたらしく、学校にも姿を出さずに世界を飛び回っていたという噂がある。学校に来ていなかったのは本当だし、幼馴染の蘭ちゃんにも姿を見せていないってことは本当に世界を飛び回っていたのだろう。
彼は突拍子もなくきえて何事も無かったように颯爽に帰ってきた。彼が帰ってきたということは彼を手こずらせていた難事件が解決したからこう帰ってきたことなのだろうと思うのだけれど、彼ならすぐ解決出来たのではないかと思うのだ。
いくら難事件とは言え彼は新聞に載る程の名探偵でいつもどんな事件であっても大人には負けない名推理でいつも事件を解決してきた。そんな人がたかが難事件で何ヶ月かも席を空けるとは思えないのだ。
「ううん、工藤くんが帰ってきたことが謎に包まれてて私の中では未解決事件だなーなんて思っただけ〜!」
「未解決事件ねえ…」
「コールドケースだねえ…」
「未解決事件かコールドケースって言うかどっちかにしろよ!」
「んん〜じゃあ未解決事件?かな?その事件解決してくれるの?名探偵さん」
「俺としては名探偵だから言ってやりてえけど…」
「言ってやりたいけど…?」
「俺のこと考えてくれたらいいよ」
「??ますますわかんなくなってきた…」
「だーっ!ここまで言ってわかんねえのか!?」
「えっ…うん?」
「その未解決事件を解く報酬として俺が蒼空の事好きだから考えろって話!!」
「…ふーんそんなことか」
「そんなことってなんだよ!」
「だって私工藤くんのこと好きだよ?」
「…は?」
「むしろ私がは…?って言いたいんだけど工藤くん蘭ちゃんと幼馴染で結構噂たってたからもう諦めようと思ってたよ」
「…蘭とは別に幼馴染だけど」
「うん、でも好きなのは私なんでしょう?」
「…おう」
「なんか叶うわけないなんて思ってたから嬉しい…」
「これからよろしくな蒼空」
そう言った彼はいつの間にかいなくなっていた私の近くにいた小学生の笑顔に似ていたのだった。
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(俺さ、悪い奴らに薬飲まされて小学一年生になってたんだ)
(へーそんなことあるんだ)
(お前がよく知ってる奴だけど)
(へ…?コナンくん?)
(そう、コナンが俺)
(えっ…うそでしょ…??)
(ほんと)
(あっさり言うんだね…)