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米花町魔法使譚

魔法使いさんおなまえへんかん

「魔法使いさんのお名前なーに?」
みょうじを入力してください
なまえを入力してください

「世界一の馬鹿ってやつ。」




赤井さんから「任務は達成したから戻ってきていい」という知らせを受けて私とヒロさんは米花町へ戻ってきて工藤邸へお土産を持っていくのにお邪魔しようとインターホンを押すと昴さんの姿をした赤井さんが「入っていいぞ」とドアを開けてくれた。チョーカー変声機を起動しなくて大丈夫なのか…。と思いながらヒロさんとお土産を持ち入ると、たくさんの靴が置かれていた。その中にはちょこんと小さな靴もあるから、きっとコナンくんもいることだろう。「おじゃましまーす…」と中へ入り、リビングへ通されると外国人が2人と…あの大女優工藤有希子がいたのだ。


「あら、お友達かしら?」


「ええ、僕の旧友です。というより有希子さん飛行機の時間は大丈夫ですか?」


「あ!もうこんな時間!」と言って彼女はコナンくんにキスをして出ていってしまった。ー新コナンくんなんてまだ呼ぶのなれていないのか…。少しぐらい大女優と話をしたかったなあなんて思ってるとコナンくんが「なんでここに来たの?」と問いかけてくる。


「荷物が大体唯さんが買ったここへのお土産だから家帰る前に渡しとこうと思って…」


「ああ、だからたくさん荷物持ってきてたんだね」


「すごいはしゃいでたよあの人」


「旅はどうだった?唯」


「すっごい楽しかったぞ!秀一!ありがとな!こんな機会設けてくれて!はい、お土産!」


「これは抹茶か…あ、紹介が遅れたな…俺の旧友の彼方蒼空とコイツはお前らも知ってるだろう…」


そうやって唯さんを指さした赤井さんだったけどFBIの2人はなんだかわからなくて唸っていたけど、そういえばヒロさんが赤井さんみたいに変装していたのに気付いた。


「忘れたのかー?俺だよ俺」


「いやそれ詐欺みたいじゃん」


「そこはツッコむなよ蒼空、これから感動の再会を果たすんだぞ?俺だよジョディ、キャメル」

そうやってヒロさんが変装を外すとそのジョディさんとキャメルさんがヒロさんに抱きついて喜んでた。「ヒロさんまでどこいってたかと思ったら…!赤井さんみたいに生きてたんですね…!」ちょっと待て。お前日本行くことこの二人に言ってなかったのか。あと赤井さんも生きてること言わなかったの??



「ねえ、ヒロさん、赤井さん、この二人に生きてること言ってなかったの??」


「それには深いわけがあってだな……」


ー敵を騙すにはまず味方からという赤井さんの勝手な理念のもとジョディさんやキャメルさんにはこの作戦を伝えていなかったらしい。上司のジェイムズさんという人には指紋を残さないように指先にコーティングをしていたのがバレてその人だけには伝えたらしい。



「赤井さん、ヒロさんそこになおってください」


「?ああ」


「はーい…(はー、これは蒼空怒ってるな…)」


「本当にあんたたちは馬鹿なんですか!!もし死んでたらこうやって会えることはなかったんですよ!!作戦が成功してたからこうして会えてるんですよ…?本当に馬鹿なんですか!!命はひとつしかないんですよ!!だから…大切にしてください!」


蒼空ごめんって…命の大切さは俺が1番知ってるはずだ…お前に助けてもらってから」


「また泣かせてしまったのか俺は」


「2人とも抱きついたってゆるしてあげません!ちゃんと反省してください!」


「泣き止むまでこうだぞ〜ほら、お土産に買ってきたクッキーあるからみんなで食べよう、な?」


「紅茶も入れてやるぞ」


「…そんなことで響きませんよ私は」


「お前このクッキー食べるの楽しみにしてただろ?いいのか?」


蒼空の好きな紅茶を取り寄せてやったんだが…」


「…ジョディさんとキャメルさんにちゃんと謝ったら許してあげないこともありません」


それから2人はジョディさんとキャメルさんに謝って私の好きなクッキーと紅茶を入れてくれた。その時にジョディさんとキャメルさんと友達になれて来てよかったなあと思ったのだった。


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(あ、コナンくんにもお土産。はい!)

(なにこれ?)

(願いが叶うっていうストラップ!早く大きくなるといいね!)

(僕なんのことかわからなーい!)

(まあまあせいぜい頑張れ少年)

(子供扱いしないでよ!)
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