米花町魔法使譚
魔法使いさんおなまえへんかん
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「悔いのない人生なんて、ねえさ」
最近週一で来ると言っていた赤井さんが全然来なくなった。まあ景光さんから聞いたんだけど来葉峠という所で死んだらしい。なんでそんなに悲しんでないのかって?え?聞いた時はびっくりしたけどこれから会いに行くって景光さんとコナンくんに連れられて工藤邸に向かっているからですが。出そうになった涙も引っ込みましたよ。ええ。
「ねえ、コナンくん、ほんとにあの人がいるの?」
「うん、いるよヒゲのにーちゃんも言ってたでしょ」
「ヒゲのにーちゃんはないだろ…名前呼んでくれよ…」
「えー?じゃあ唯さんって呼ぶね」
「いや決めんの今じゃなくて良くないですか?2人とも知り合いなんですよね?」
「「そうだよ/そうだけど」」
いやそこ息合わせないでよ。と思っていると景光さんが走らせていた車を止めてすごいでかい家に着いた。ーいや豪邸かよ。と思っていると景光さんに「声出てるぞ」と言われた。お恥ずかしい。景光さんとコナンくんがインターホンを鳴らすと豪邸からあの人とは思えない人が出てきたのである。ピンクと茶色を混ぜたような髪色に眼鏡をかけていかにもひ弱な人だった。この人があの人だとは思えなくて景光さんの背中に隠れると景光さんが笑った。
「ほーら蒼空大丈夫だって!昴久しぶりだな!」
「ついこないだ会ったばかりですが…まあ、立ち話でもなんですから入りましょう。」
「おじゃましまーーす!!」
そう言ってコナンくんはかけて行ったんだけど私はまだこの人が赤井さんという確信がないから景光さんにしがみつきながら入っていくと昴さんという人に「なんだか親子のコアラみたいですね」と笑われてしまった。ー本当にこの人が赤井さんなのか?とますます分からなくなっていると景光さんが「蒼空が百面相してるの笑えるな」と言われた。いやあなた達のせいでこうなってるんですが!!!
____________________
昴さんという人に案内されたリビングは本当にでかかった。いや私の家もでかいのだけれどそれよりでかかった。さすが工藤夫妻の家だと妙に納得してしまった。ソファーに座るのを促されて座ると横に景光さん、向かい側にコナンくんと紅茶とお菓子を持ってきた昴さんという人が座った。
「挨拶が遅れましたね…はじめまして。沖矢昴と言います。東都大学大学院工学部に所属しています。27歳です。先月頃からこの工藤邸に居候させてもらっています。」
「は、はじめまして。えと彼方蒼空です。よろしくお願いします…?」
「なんか蒼空さんっていつも冷静っていうか余裕さがにじみ出てたから今の光景面白いね唯さん」
「だろー!やっぱりコナンとは息合うわ〜」
そんな会話してないでこっちを助けてよ!!なんて目を合わせると「ほら、これから化けの皮が剥がれるぞ」と昴さんの方を向かされた。どこからかピッと音が鳴った。
「へ…?化けの皮??」
「ホォー、お前はそんなことを言うようになったんだな景光?」
そう言った昴さんの声が変わって赤井さんの声になっていたのだ。
「え…?昴さんなのに赤井さんの声出せるの…?え?」
「すごい百面相だな」
「蒼空さんの顔面白いね〜!!」
だからその2人、楽しむのをやめなさい。昴さんが自分の顔に手をかけるとビリビリと何かが破れる音がする。変装マスクだろうか。昴さんの顔が剥がれた顔を見るとそこには確かに赤井さんがいた。「蒼空久しぶりだな」なんて悪びれもなく言ってきたのだ。
「…久しぶりじゃないですよ!勝手に死んだって言われて!会いに行っても赤井さんじゃなくてびっくりしたんですから!!」
「…すまないこうするしかなくてだな」
「私を頼ることぐらい出来たでしょう…!?」
「そんなこと考えていなかった…ぼうやの作戦でいけると思ったんだ」
「じゃあ!!その作戦ぐらい私に伝えといてください!!」
「すまない…泣くな…泣き止んでくれ…どうしたら泣き止んでくれるんだ?」
「赤井さんがいるってこと私に証明してくれたら泣き止んであげます!」
そうすると赤井さんは私を抱き上げて自分の心臓のところに私の手を置いた。
「これで俺が生きてると分かるか?」
ーとくんとくんと心臓の音が聞こえた。あの時、救えず、私の前で死んだおばあちゃんのように心臓は止まってなかった。
「ええ…聞こえます。赤井さんもう無茶しないでくださいね」
「…善処はする」
そう赤井さんと話していると景光さんから「はーい、そこ終了なー!」と言われ赤井さんからひっぺがされた。
「秀一それは頂けないぞー…俺だって蒼空に抱きついてもらえたことないのに!」
「…すまないな先を越してしまって」
「その余裕顔腹立つ〜!」
景光さんがどんなところで嫉妬しているのはよく分からないが、2人がじゃれあっている姿を見るのは久々だったので自然と笑みがこぼれた。だってこの光景がちょっと好きだから。
「ね、蒼空さん、赤井さん生きてたでしょ?」
「生きてたね〜コナンくん〜!」
「さっきまで大泣きしてたとは思えないね蒼空さん」
「生きてるとわかっただけで嬉しいの」
「そっか〜…」
その後は赤井さんお手製のシチューを4人で食べて帰りましたとさ。
________________________
(赤井さんが料理できるなんて…)
(有希子さんに教わってな)
(ほんとびっくりだよな〜)
(2人とも俺に失礼過ぎないか?)
(だってねえ…景光さんあの容姿でねぇ…?)
(びっくりするしかねえよな)
赤井さんと景光さんは名前呼びしてたらいいなと思います。
最近週一で来ると言っていた赤井さんが全然来なくなった。まあ景光さんから聞いたんだけど来葉峠という所で死んだらしい。なんでそんなに悲しんでないのかって?え?聞いた時はびっくりしたけどこれから会いに行くって景光さんとコナンくんに連れられて工藤邸に向かっているからですが。出そうになった涙も引っ込みましたよ。ええ。
「ねえ、コナンくん、ほんとにあの人がいるの?」
「うん、いるよヒゲのにーちゃんも言ってたでしょ」
「ヒゲのにーちゃんはないだろ…名前呼んでくれよ…」
「えー?じゃあ唯さんって呼ぶね」
「いや決めんの今じゃなくて良くないですか?2人とも知り合いなんですよね?」
「「そうだよ/そうだけど」」
いやそこ息合わせないでよ。と思っていると景光さんが走らせていた車を止めてすごいでかい家に着いた。ーいや豪邸かよ。と思っていると景光さんに「声出てるぞ」と言われた。お恥ずかしい。景光さんとコナンくんがインターホンを鳴らすと豪邸からあの人とは思えない人が出てきたのである。ピンクと茶色を混ぜたような髪色に眼鏡をかけていかにもひ弱な人だった。この人があの人だとは思えなくて景光さんの背中に隠れると景光さんが笑った。
「ほーら蒼空大丈夫だって!昴久しぶりだな!」
「ついこないだ会ったばかりですが…まあ、立ち話でもなんですから入りましょう。」
「おじゃましまーーす!!」
そう言ってコナンくんはかけて行ったんだけど私はまだこの人が赤井さんという確信がないから景光さんにしがみつきながら入っていくと昴さんという人に「なんだか親子のコアラみたいですね」と笑われてしまった。ー本当にこの人が赤井さんなのか?とますます分からなくなっていると景光さんが「蒼空が百面相してるの笑えるな」と言われた。いやあなた達のせいでこうなってるんですが!!!
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昴さんという人に案内されたリビングは本当にでかかった。いや私の家もでかいのだけれどそれよりでかかった。さすが工藤夫妻の家だと妙に納得してしまった。ソファーに座るのを促されて座ると横に景光さん、向かい側にコナンくんと紅茶とお菓子を持ってきた昴さんという人が座った。
「挨拶が遅れましたね…はじめまして。沖矢昴と言います。東都大学大学院工学部に所属しています。27歳です。先月頃からこの工藤邸に居候させてもらっています。」
「は、はじめまして。えと彼方蒼空です。よろしくお願いします…?」
「なんか蒼空さんっていつも冷静っていうか余裕さがにじみ出てたから今の光景面白いね唯さん」
「だろー!やっぱりコナンとは息合うわ〜」
そんな会話してないでこっちを助けてよ!!なんて目を合わせると「ほら、これから化けの皮が剥がれるぞ」と昴さんの方を向かされた。どこからかピッと音が鳴った。
「へ…?化けの皮??」
「ホォー、お前はそんなことを言うようになったんだな景光?」
そう言った昴さんの声が変わって赤井さんの声になっていたのだ。
「え…?昴さんなのに赤井さんの声出せるの…?え?」
「すごい百面相だな」
「蒼空さんの顔面白いね〜!!」
だからその2人、楽しむのをやめなさい。昴さんが自分の顔に手をかけるとビリビリと何かが破れる音がする。変装マスクだろうか。昴さんの顔が剥がれた顔を見るとそこには確かに赤井さんがいた。「蒼空久しぶりだな」なんて悪びれもなく言ってきたのだ。
「…久しぶりじゃないですよ!勝手に死んだって言われて!会いに行っても赤井さんじゃなくてびっくりしたんですから!!」
「…すまないこうするしかなくてだな」
「私を頼ることぐらい出来たでしょう…!?」
「そんなこと考えていなかった…ぼうやの作戦でいけると思ったんだ」
「じゃあ!!その作戦ぐらい私に伝えといてください!!」
「すまない…泣くな…泣き止んでくれ…どうしたら泣き止んでくれるんだ?」
「赤井さんがいるってこと私に証明してくれたら泣き止んであげます!」
そうすると赤井さんは私を抱き上げて自分の心臓のところに私の手を置いた。
「これで俺が生きてると分かるか?」
ーとくんとくんと心臓の音が聞こえた。あの時、救えず、私の前で死んだおばあちゃんのように心臓は止まってなかった。
「ええ…聞こえます。赤井さんもう無茶しないでくださいね」
「…善処はする」
そう赤井さんと話していると景光さんから「はーい、そこ終了なー!」と言われ赤井さんからひっぺがされた。
「秀一それは頂けないぞー…俺だって蒼空に抱きついてもらえたことないのに!」
「…すまないな先を越してしまって」
「その余裕顔腹立つ〜!」
景光さんがどんなところで嫉妬しているのはよく分からないが、2人がじゃれあっている姿を見るのは久々だったので自然と笑みがこぼれた。だってこの光景がちょっと好きだから。
「ね、蒼空さん、赤井さん生きてたでしょ?」
「生きてたね〜コナンくん〜!」
「さっきまで大泣きしてたとは思えないね蒼空さん」
「生きてるとわかっただけで嬉しいの」
「そっか〜…」
その後は赤井さんお手製のシチューを4人で食べて帰りましたとさ。
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(赤井さんが料理できるなんて…)
(有希子さんに教わってな)
(ほんとびっくりだよな〜)
(2人とも俺に失礼過ぎないか?)
(だってねえ…景光さんあの容姿でねぇ…?)
(びっくりするしかねえよな)
赤井さんと景光さんは名前呼びしてたらいいなと思います。