米花町魔法使譚
魔法使いさんおなまえへんかん
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「犯人はアイツだ!」
ーピンポーン
朝っぱらから景光さんは「ちょっと用ができたわ」なんて行ってどこかへ行ってしまった。確か5時ぐらいだったかな。律儀に起こして行っていくのもいいのだが、魔法使いと言っても中身は人間なのだからこんな早く起こさないでほしい。そして今は昼の12時。もう帰ってきたのだろうかとドアを開けた自分が馬鹿馬鹿しい。
「はーい、どちら様で…あっ失礼しました…ァ!」
そこには2人の悪魔が立っていた。
「蒼空ちゃーん?ドアは閉めさせないよ!」
「観念するんだなァ?」
「萩原さんと松田さん何の用ですか…ッ!!」
彼ら二人は爆弾魔に殺されそうになった時に偶然というかまあ自称事件ホイホイの私がいて、魔法で爆弾を解除したっていうまあ、私が命の恩人ポジションに居座っているのである。まあ景光さんだって私が救ったんだけど!最近は2人とも仕事が忙しく家へ来ることもなかった2人が家に来るなんてどうも怪しい。いつもならちゃんとメールを送ってくるはずなのに送ってこないなんてどうも怪しい!!!!
「いや〜2人とも休暇が重なってどこ行こうってなったら蒼空ちゃんちに行き着いたってことで入れて外暑いから」
「はやくクーラーを浴びせろ」
「やーだ!!」
「じゃあもうこれは力ずくで行くしかないな松田」
「おう頑張ろうぜ」
「ああああドアがバキバキいってるからやめて!!もう中入っていいから!!!」
__________________
「ねえ何の用ですか」
「いやあ〜別に蒼空ちゃんと行けるならどこでもいいと思ってたんだけど見たら玄関に男モンの靴があったからさ〜」
「ひえっ…」
そう言えば景光さんの靴をしまい忘れてた気がする。景光さんが住んでいることはライこと赤井さんと一緒に住んでる私しか知らないことなのだ。
「いやぁ…ちょっと男物の靴に興味があって……」
「お前嘘つくの下手すぎだろ……」
「そ、そそうですかね、ハハハハハ…」
魔法使いにも苦手なことだってある。私の場合は嘘をつくのが奇跡的に下手だ。すぐにバレるのだこうやって。
「…知ってるよ蒼空ちゃんと暮らしてるひと」
「っえ…いや嘘ですよね?」
「いや俺ら知ってるぞだってあいつ同僚だし」
「景光さんと…!?」
「生きてることも最近知ったしなァ」
「ほーんと蒼空ちゃんと暮らしてるなんて初耳だし?」
「え、え?私怒られる側なの??え??」
「ア?そうに決まってんだろお前も共犯者だからなァ…?」
「そうそう覚悟してね?蒼空ちゃーん?」
「ひええ……」
それからほどなく1時間ほど2人から説教を受け、土下座をしっぱなしだったので足が痺れていた頃、鍵をかけていた玄関が「ガチャ」と開く音がしたので問題の男が帰ってきた。
「ただいまー、おー、萩原と松田じゃねえか〜久々だなあ〜」
「久々じゃねーだろよなんか言うことあるだろ…」
「ほんと、死んだって聞いて松田と俺、びっくりしたんだぞー」
「ねえ!私みたいになんで怒ってないの!!!犯人はアイツじゃん!!!」
「「感動の再会してるから」」
「ほんとそういうところ嫌い!景光さん慰めて…」
「よしよーし、蒼空お土産なー」
「わーい!クッキーだ!紅茶入れてくるね!!」
「おー」
「嵐のようにキッチンに行ってったな……」
「そりゃあアイツクッキーに目がないからなあ」
「こんど蒼空ちゃん怒らせたらクッキー献上するようにしよ…」
"彼方蒼空を怒らせたらクッキーを献上せよ"
そう萩原研二と松田陣平の辞書に掟が追加されたのだった。
______________________
(ま、まだ許してるわけないけどねー?翠川?)
(がちか…)
(まあまあ話はティータイムのあとだなぁ?)
(まあ、説教でもなんなりとどうぞ)
ーピンポーン
朝っぱらから景光さんは「ちょっと用ができたわ」なんて行ってどこかへ行ってしまった。確か5時ぐらいだったかな。律儀に起こして行っていくのもいいのだが、魔法使いと言っても中身は人間なのだからこんな早く起こさないでほしい。そして今は昼の12時。もう帰ってきたのだろうかとドアを開けた自分が馬鹿馬鹿しい。
「はーい、どちら様で…あっ失礼しました…ァ!」
そこには2人の悪魔が立っていた。
「蒼空ちゃーん?ドアは閉めさせないよ!」
「観念するんだなァ?」
「萩原さんと松田さん何の用ですか…ッ!!」
彼ら二人は爆弾魔に殺されそうになった時に偶然というかまあ自称事件ホイホイの私がいて、魔法で爆弾を解除したっていうまあ、私が命の恩人ポジションに居座っているのである。まあ景光さんだって私が救ったんだけど!最近は2人とも仕事が忙しく家へ来ることもなかった2人が家に来るなんてどうも怪しい。いつもならちゃんとメールを送ってくるはずなのに送ってこないなんてどうも怪しい!!!!
「いや〜2人とも休暇が重なってどこ行こうってなったら蒼空ちゃんちに行き着いたってことで入れて外暑いから」
「はやくクーラーを浴びせろ」
「やーだ!!」
「じゃあもうこれは力ずくで行くしかないな松田」
「おう頑張ろうぜ」
「ああああドアがバキバキいってるからやめて!!もう中入っていいから!!!」
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「ねえ何の用ですか」
「いやあ〜別に蒼空ちゃんと行けるならどこでもいいと思ってたんだけど見たら玄関に男モンの靴があったからさ〜」
「ひえっ…」
そう言えば景光さんの靴をしまい忘れてた気がする。景光さんが住んでいることはライこと赤井さんと一緒に住んでる私しか知らないことなのだ。
「いやぁ…ちょっと男物の靴に興味があって……」
「お前嘘つくの下手すぎだろ……」
「そ、そそうですかね、ハハハハハ…」
魔法使いにも苦手なことだってある。私の場合は嘘をつくのが奇跡的に下手だ。すぐにバレるのだこうやって。
「…知ってるよ蒼空ちゃんと暮らしてるひと」
「っえ…いや嘘ですよね?」
「いや俺ら知ってるぞだってあいつ同僚だし」
「景光さんと…!?」
「生きてることも最近知ったしなァ」
「ほーんと蒼空ちゃんと暮らしてるなんて初耳だし?」
「え、え?私怒られる側なの??え??」
「ア?そうに決まってんだろお前も共犯者だからなァ…?」
「そうそう覚悟してね?蒼空ちゃーん?」
「ひええ……」
それからほどなく1時間ほど2人から説教を受け、土下座をしっぱなしだったので足が痺れていた頃、鍵をかけていた玄関が「ガチャ」と開く音がしたので問題の男が帰ってきた。
「ただいまー、おー、萩原と松田じゃねえか〜久々だなあ〜」
「久々じゃねーだろよなんか言うことあるだろ…」
「ほんと、死んだって聞いて松田と俺、びっくりしたんだぞー」
「ねえ!私みたいになんで怒ってないの!!!犯人はアイツじゃん!!!」
「「感動の再会してるから」」
「ほんとそういうところ嫌い!景光さん慰めて…」
「よしよーし、蒼空お土産なー」
「わーい!クッキーだ!紅茶入れてくるね!!」
「おー」
「嵐のようにキッチンに行ってったな……」
「そりゃあアイツクッキーに目がないからなあ」
「こんど蒼空ちゃん怒らせたらクッキー献上するようにしよ…」
"彼方蒼空を怒らせたらクッキーを献上せよ"
そう萩原研二と松田陣平の辞書に掟が追加されたのだった。
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(ま、まだ許してるわけないけどねー?翠川?)
(がちか…)
(まあまあ話はティータイムのあとだなぁ?)
(まあ、説教でもなんなりとどうぞ)